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大怪獣ゲァーチマ 1

"もしゲァーチマが応えてくれるなら この町を助けてほしい 私が この人形に込めたのは 平和への祈りですから"2023年発刊、本書は被災者である少女と謎の怪獣の繋がりを描くSFドラマ。シリーズ第一巻。

個人的には2023年11月公開の『ゴジラ-1.0』が面白く、怪獣熱が呼び覚まされたので?本書も手にとりました。

さて、そんな本書はSFガンアクション漫画『カラーレス』の著者による新連載作で、海から突如出現した謎の怪獣と共に起きた大波で10年前に大きな被害を受けるも、豊富な魚介類のおかげで復興した匡波町(すくばまち)を舞台に。被災者である少女、杜野宮矢子(もりのみやこ)は、新たに出現した他の怪獣たちの襲撃をキッカケに、かっての怪獣(ゲァーチマ)と向き合うことになるのですが。

まず、ゲァーチマ他の登場する【怪獣たちの造形が素晴らしく】何とも昭和からのエキスを感じさせるわけで。子供時代に、ゴジラやガメラシリーズの怪獣大図鑑をめくったり、ソフビ人形を買った1人としては胸熱でしかなかった。

また登場人物の紹介や、これからの展開を予感させる第一巻ですが。舞台となっている匡波町の描写は【東日本大震災に襲われた東北地方を想起させる】もので。怪獣とは別にボランティア経験のある私は、復興した様子を確かめに訪れようかな。そんな気持ちにもなったり。

怪獣シリーズ、昭和テイスト好きな皆様へ。オススメ。

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