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いまを生き抜くマンガの言葉

"さまざまな経験をし、困難を乗り越えた登場人物の言葉には、力があります。そんな言葉はきっと、何度転んでもあなたを立ち上がらせてくれるはず。マンガが動きだすとともに、あなたの人生も動き始めます。"2021発刊の本書は140冊以上のマンガから集められた珠玉の名フレーズ、名言集。

個人的には読書会の参加者にすすめられて手にとりました。

さて、そんな本書は20代、30代、40代の編集者やライター、マンガ好きのスタッフが選定、人生に影響を与えた言葉や、生きる指針になっている言葉たちが『人間関係』『恋愛』『仕事』『社会』『自分』『人生』と全6章で、合間に"超歌手"大森靖子、ライター・少女マンガ研究家の和久井香菜子、お笑い芸人ニッチェの近藤くみこ、マンガ家の西炯子のエッセイを合間にはさみながら収録されているわけですが。

"世の中に残ってる言葉はおじさんがいったものがほとんどで、そこには趣味と都合が隠されている。自分の中から出てきた言葉を使ってください"(ミステリと言う勿れ)

"人に気をつかうことはなんだか疲れることらしいけど、しおれそうな花にお水を入れてあげることくらいできるでしょ。その程度のことなのにね"(Good Job グッジョブ)

などなど、原作を知らなくても響く言葉が多く、必然的にセリフの登場シーン。つまり【原作も読んでみたくなりました】

また本書は選定メンバーに女性が多かったのか、もしくは本書が女性向けなのか。どちらかと言えば女性マンガからのセリフが多いですが。それが【良い意味で繊細な、心に響く言葉が集まっている理由にもなっている】気がしました。

マンガ好きな方はもちろん。言葉に癒されたい方にもオススメ。

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