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勇気あるものより散れ

"春安....私の味方になって....私の目的は....母を殺して 自分も死ぬことです"2021年発刊の本書は幕末を生き永らえた武士と不死の少女による明治浪漫譚。第一弾。

個人的に幕末、明治辺りを舞台にした物語が好きなので手にとりました。

さて、そんな本書は戊辰戦争で家族を全て失い、天涯孤独の身として死に場所を探す"鬼九郎"こと、春安と仲間たちが政府の要人暗殺を企んだことで、不死者の一族と人の間に生まれた"半隠る化野民"シノと出会い、その【呪われた運命の幕引き】を手伝うことになるのですが。

まあ絵柄は好き嫌いがあるかもしれませんが。個人的には【テンポのよい展開、適度なアクションシーン】を楽しませていただきました。

また、巻末の歴史解説や章の合間の当時の風俗解説などは割と詳しく。こちらも豆知識として、また歴史好きとして勉強になりました。

明治を舞台にした作品。るろ剣とか好きな方にもオススメ。

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