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日本の会社員はなぜ『やる気』を失ったのか

"さあ、それでは社員の『やる気』を失わせてしまった、コスト削減を最優先する『縮み経営』の実態を一つひとつ検証してきましょう。"2023年発刊の本書は、過去30年の日本経営のマネジメントの問題点を検証、日本企業が復活を遂げるための処方箋。

個人的に"『熱意あふれる社員』はたった6%"の帯にひかれて手に取ってみました。

さて、そんな本書は日経BP社の総編集者などを務めた後、現在は経済ジャーナリストや大学教員、TVコメンテーターをしている著者が日本の会社員のやる気が世界最低水準に沈んでいるのは『妥当であり』そのことを社員が【自責の念を覚える必要はまったくありません】と、全4章にかけて『安い賃金の国への転落(人件費削減)』『脅しの経営の弊害(減点主義)『コストカッターの罪(人材、設備投資不足)『無意味な仕事、どうでも仕事のまん延(誤ったマイクロマネジメント)といった、30年間を振り返りながら、日本企業の経営陣の誤りを検証しているのですが。

"おわりに"で、また著者自らが『(本書の内容が)うちの会社にはまったく当てはまらなければ、あなたの会社選択は正しかったと言えるでしょう』と書いてますが。一方で、ビジネスパーソンの私としては現在の所属組織に残念ながら。。と指摘がズバリと当てはまる部分もあって考えさせられました。

所属する会社にモヤモヤを抱える方、また自身のキャリアについて考えている方にもオススメ。

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