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室外機室

"やっぱいいなぁローファンタジー!日常の中の非日常、つかの間の冒険!"2024年発刊の本書は著者デビュー作、4つの物語を収録した極上ファンタジー。

個人的には本屋で見かけ、表紙に惹かれて手にとってみました。

さて、そんな本書はネットやCOMITIAで大注目の著者デビュー作として、コミティアで存在しないはずの本を買ってしまう『継ぎ穂』幽霊として空中散歩を楽しむ『21gの冒険』異国のラジオが突然聴こえ始める『混信』図書館の地下に迷い込む、再会と復縁『地下図書館探検譚』と、4つの日常から入り込む不思議世界が収録されているわけですが。

まず、昭和生まれとしては、全体的に著者の絵柄が何故か懐かしく。ホッとするような読後感でした。

また、本書収録の中では、本好きとしては『地下図書館探検譚』が、よくぞここまで空想を膨らませたな!と特に楽しかったのですが。どの作品も短編映画にできそうな秀逸な物語だと感じました。

通勤、通学途中に読む一冊として、また"現実世界や現実世界と繫がりのある世界を舞台とするローファンタジー"好きな方にオススメ。

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