古本屋台2
"夜がふけると やってくる どこからともなく あらわれる 赤い提灯 小さな屋台 珍本 希少本 幻のマンガ 今夜もひとり寄りたいな 古本屋台"2024年発刊の本書は何も起こってないようで"本好きならわかる"贅沢さにひたすら癒される"帰ってきた"シリーズ第2弾。
個人的には前作も大好きだったので、まさかの?続編が出た!というので、さっそく手にとりました。
さて、そんな本書は『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之と、実弟でイラストレーターの久住卓也によるユニット『Q.B.B』による渋すぎる一冊で。夜中になるとどこからともなく現れる【本好きのオアシス】。屋台中に古本が並び、一杯百円で白波のお湯割りが飲める(ただし飲み屋じゃないから一杯だけ)そんな『古本屋台』に集う本とお酒を愛する老若男女の姿が描かれているのですが。
前作と違って『女性1人客の登場が増えてる?』とか、コロナ禍の様子も描写されていてのに変化を感じつつも、老屋台主とお客さんとの"何も起こらない"やりとりにひたすら癒されます。
また、自身も古本屋の端くれ、また小さな屋台を所有していることから。やっぱり『"古本屋台"を自分もやってみたい、やろうか!』と思わされる敷居の低さも魅力的です。
前作のファン、本好きはもちろん、コスパやタイパが求められる日常に疲れた方にもオススメ。
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