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日本がヤバイからではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

"思考の枠を『日本』から『世界』に広げて、少し考えてみてほしい。世界は、可能性の塊だ。"2013年発刊の本書は『タダコピ』フィリピン留学の仕掛け人である著者が、閉塞感ある日本で苦しむ若者たちに"人生に『世界を舞台にする』という選択肢を加える".ことを提案している良書。

個人的には、若者ではありませんが。勢いのあるタイトルに惹かれて手にとりました。

さて、そんな本書は前述のとおり、大学時に無料でコピーができるビジネスプラン『タダコピ』で起業した著者が勉強会で『グローバルにビジネスをする』ことは(とりあえず東京から…でなく)【『地球のどこで求められているのか』をまず考えるんだ】と解説されたことに衝撃を受け、内向き、ドメスティックだった自分の思考に反省。約2年間の世界一周の旅に『ビジネスマン』として出かけ『自身が得たもの』の話から始まり、世界中で人生の突破口を開いている『出会った日本人』ロールモデル7人の紹介、そして世界を自分の舞台にするための『3つのプロセス』について。わかりやすく紹介してくれているわけですが。

まず、自ら"いわゆる『旅人』としてだけではなく"と書いているように、割と世界一周とかをテーマにする類似の本はインスタ映えする風景とか、エモーショナルな感動経験とかが全面にでてる事が多い気がするのですが。本書は良い意味でタイトルを裏切って【若い人たちが海外でキャリアを積む為に】必要なことをちゃんと書いていて興味深かったです。

また、若者でなくても『日本国内で日本語だけのメディアやSNS』に触れていると、ネガティブな煽りに危機感しか覚えませんが。本書から『地球、世界目線で俯瞰的に考える』ヒントをもらえて、個人的にも良かったです。

これから、または進行形で就職活動や自らのキャリアに悩んでいる方にオススメ。

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