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千年の読書

"私たちは、千年前の本の作者や、それを読んだ人の想いに、本を通して触れることができます(中略)その人が向き合い、感じ、考えたことそのものに、本を通して出会うことができます。"2021年発刊の本書は梅田・蔦屋書店人文コンシェルジュによる古今東西の本紹介を通じた人間讃歌的一冊。

個人的には梅田・蔦屋書店によく訪れることや、発刊されているフリペもよく読ませていただいていることから手にとりました。

さて、そんな本書は梅田、蔦屋書店立ち上げ時から参加、同書店での選書企画や、本と人とをつなぐ『読書室』主宰もしている著者が、自身の人生を振り返りながら『生きづらさへの処方箋』『新しい働き方』『お金から見た世界』『おいしいは味なのか』『瞑想と脳と自然』『死の想像力』など全7章にかけて、さまざまな【本と本をつなげるように】紹介してくれているわけですが。

メタバース、clusterで主宰する読書会でも僭越ながら同じくテーマを決めて自由につなげていくような本紹介をしている私にとっては、参考になる部分も多く雑ネタ(カレーとカリーとか、マインドフルネスの普及話)も含めて勉強になりました。

また一読書好きとして。本書で"再会"した本たちが多く紹介されているのが嬉しかった一方で、未読な紹介本をか検索すると、見つからなかったり(絶版?)高額になっていたりして。やはり本とは気になった時に【一期一会的に買っとかないといけないな】とも思ったり。

梅田蔦屋書店ファンはもちろん。全ての本好きにオススメ。

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