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薬屋のひとりごと

"万能薬という言葉はあれど 実際に万能な薬は存在しない それはおやじ殿の言葉だ その言葉に反感を持ち真の万能薬を開発するために実験してきたが未だ完成の目処は立たない"2017年発刊の本書はアニメ化も決定したライトノベル、コミカライズ第1巻。後宮を舞台にしたミステリ良作。

個人的には『次にくるマンガ大賞2019』コミックス部門第1位などの人気の高さから手にとりました。

さて、そんな本書は架空の中華風帝国を舞台に、後宮に勤める官女、人付き合いにはドライな性格ながら好奇心・研究心旺盛な猫猫(マオマオ)が皇子衰弱事件の謎を解いたことから美形の宦官、ミステリアスな壬氏の目に留まり、結果的に様々な事件の解決を手伝わされることとなっていくわけですが。

原作小説を読んでいないので比較はできませんが。猫猫と壬氏。【それぞれのキャラクターも魅力的】また後宮という限定された舞台でテンポよく進むこともあり、一気読みで楽しませていただきました。

またミステリとしての謎解きの部分はそれほどの驚きはありませんでしたが。ただ【知識を武器に解決していく展開】はバトル一辺倒の物語より余程好みなので、面白かったです。

中華風ファンタジーが好きな方、ミステリ好きにオススメ。

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