天国大魔鏡 1

"僕が外に出たいなー外に出たいなーって思ってると 外からふたりの人が 僕をたすけに来てくれるの そのひとりの顔が トキオにそっくりなんだ"2018年発刊の本書は何らかの災害によって文明の荒廃した世界で繰り広げられる、少年少女たちの冒険を描くSFアドベンチャーシリーズ第1弾。
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個人的にはアニメ化決定したことを機に、「このマンガがすごい!2019」オトコ編で第1位を獲得した本書を手にとりました。
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さて、そんな本書は近未来の日本。壁に囲まれた緑豊かな施設の中で過ごすトキオは抜き打ちテスト中に『外の外に出たいですか』というメッセージを受け取り『壁の外の世界』を想像する一方、廃墟となり荒廃した世界ではトキオにそっくりの顔立ちをした少年マルと、彼をボディガードとして雇った少女キルコの二人組が、サバイバル生活をしながら天国を目指し旅をして行くのですが。
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2023年現在、既にシリーズは8巻まで出てますが。前情報なしで手に取った1巻の感想では『何が日本に起こったのか』『襲いかかってくる怪物は何』といった【情報が説明されない中で物語が進んでいく感じ】が緊張感あって良かった。
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また、奥浩哉が『AKIRAを彷彿とさせるシーンもあって興味深い』とコメントしてますが。絵柄も含めて【確かに。】という印象。今後の展開にもとても期待してしまいます。
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世紀末的な世界観、サバイバル物語が好きな方にオススメ。