オウケンムーン考察

新馬戦メイクデビュー新潟
芝1800　左 外　稍重　　
鞍上　北村宏司騎手

日本のコースでは直線が最も長いコースのため差し、追い込みが有利です。

内枠四番でした。
位置取りは最後方から進めていき、最後の直線で大外にだしました、ロマンテソーロとぶつかったようにみえましたがあがり最速の末脚で四着に入選。

八番人気でしたが今思えばそのあとの活躍の布石だったのだと思います。

サラ系2歳未勝利
芝2000　左まわり　良　
鞍上北村宏司騎手

前走の走りから一番人気に支持されました。
左回りでほぼ平坦なコースです。最後の直前は前走より短めです。

スタートから前で競馬をしました。三番手で競馬を進めていきゆったりと走っていきます。何処か余裕すら感じさせます。

四コーナーをすぎると一番手になりそのまま楽々と駆け抜けていきます。

途中、北村騎手も後ろを見る余裕があるほど。

結果は二着のアイリスロードに６馬身差のレコード勝ち。

相手も弱かったので格の違いをみせつけました。

３歳500万以下
中山芝2000　右まわり　良　
鞍上　北村宏司騎手

初の右回りです。

スタートはまずまず、１コーナーまでの上り坂があるコースです。
ハナは他の馬にゆずり、中段で待機します。３コーナーを過ぎたあたりからじわっとあがっていきます。
４コーナーを過ぎた頃にはするっと先頭にたちそのまま直線のびていきました。

そのまま圧勝しています。

共同通信杯
東京芝1800　左まわり　良
鞍上　北村宏司騎手

まずまずのスタートで４番手から競馬を進めていきます。

３コーナーから４コーナーではハナをきった、コスモイグナーツ、二番手のエイムアンドエンドに七馬身ほど離されます。

最後の直線でオウケンムーンの末脚が炸裂します。
一気に坂をかけあがっていき、先頭にたつとそのままおしきりました。

一番人気のグレイルは中段でもたついていました。

３連勝して皐月賞に駒を進めます。

このとき、二着になったサトノソルタスは金虎賞でサートゥルナーリアの２着になる結果をのこしてます。(G3)ぐらいなら勝てるかも。

皐月賞
中山芝2000　右まわり　稍重　
鞍上　北村宏司騎手

共同通信杯を優勝したことで５番人気に支持されます。

スタートうまくいかず後ろからの競馬になります。

先行はスタートを決めた三頭と４番手のエポカドーロとの差は10馬身差

オウケンムーンは内をとってすすめていきます。４コーナーをすぎた直線でのびていきますが途中から失速していき12着に。

あがりのタイムも35.8で前回同コースを走った時よりも遅く(未勝利戦では35.2でした)、力を出せなかったと思います。

東京優駿
中山芝2400　左回り　良　
鞍上　北村宏司騎手

前走皐月賞から大きく人気を落としました。
15番人気です。
隣の枠のステイフーリッシュの後ろで競馬を進めます。
全体的には後方からとなってしまいました。

ラスト坂をのぼるところで力つきました。
後方で溜めていたのですが坂をのぼったところで力つきたところをみると単純にスタミナ不足。力不足感が否めません。

朝日セントライト記念
中山芝2200　右外　良
鞍上　北村宏司騎手

スタート直後、隣の枠のレイエンダが前にいくのを見送り、後方で待機します。

スタートとラストの直線に上り坂があるコースなので後方で体力を温存し、最後、末脚勝負。という狙いだったのだと思います。

最後の４コーナーまで鞭を入れず温存し後方待機。

そしてラスト、外に出して一気にかけぬけます。

最後、メイショウロセツが前にいたためそれをかわすためにさらに外にだしました。

これがなければ三着はあったのではないかという奮闘でした。

あがり最速の五着。
ただ突っ込んできただけ、と評価する方も居ましたが私はこのレースで今後の活躍に期待をもちました。

菊花賞
京都3000　右回り 外　良
鞍上　北村宏司騎手

初の関西遠征。
舞台はかつて父、オウケンブルースリが制した菊花賞。

父の再来を期待して馬券を買う人がいるかというと、現実は厳しく16番人気でした。

ダービーで体力、地力に不安があるのがバレたので人気しないのも当然です。

スタート直後、北村騎手は迷わず内枠最後方をとりにいきました。

４コーナーを過ぎた最後の直線で北村騎手はオウケンムーンの異変に気づきます。
無理に追うことなく最下位で走りきりました。

その後は脚部不安からの長期休養に入ります。

あれから２年が過ぎました。

オールカマーで復帰します。
相棒はオウケンムーンを知り尽くした北村宏司騎手。

どんな走りをみせてくれるか楽しみです。