見出し画像

昔話に学ぶ《f》

昔話に学ぶシリーズ

ストックだけが溜まりに溜まって

なかなか一向に完成しない…。

どれかは完成させねばと

新年明けて奮起し

一つ完成してみたよ。

『 金の斧 銀の斧 』

皆知っているよね。

『 金の斧 銀の斧 』

イソップ物語のうちの一つ

どぶろっくのネタでもあったよね。

あれは金の斧も銀の斧も出てこなかった。

あれが放送された時は困ったな

我が家のいたずら小坊主の

笑いのツボにドはまりしたようで

「おおきなイチモツをくーだーさーいー♪」

何回聞いたことか

最近は聞かなくなったな…

ブームは去ったのかな

まぁいいや

『 金の斧 銀の斧 』

ストーリーは以下…


昔、正直で真面目な木こりがいました。

木こりが湖のそばで木を切っていた その時、

手が滑って斧が湖に落ちてしまいました。

斧がなければ木を切ることができません。

木こりは湖を眺めながら嘆いていました。

すると湖からヘルメス(神様)が現れました。

嘆いている理由を男に聞き

湖の中へ消えていきました。

再び出てきたとき手には

黄金に輝く金色の斧をもっていて

「これがお前の物か」とたずねました。

木こりは「それではない」と答えると

今度は銀の斧をもってきました。

「これがお前の物か」と尋ねると

木こりは

「そのような立派なものではありません」

と答えました。

次に鉄のボロボロの斧を持ってきました。

「これがお前の物か」とたずねると

「それです。私が落とした斧です。」

と答えました。

ヘルメスはこれをよみして

金の斧と銀の斧、男が落とした鉄の斧

3つとも渡しました。

この話を自分の村でしたところ、

それを聞いていた一人が自分も欲しいと思い、

男の話を元に

ヘルメスが現れたと言われる湖のそばに行き、

わざと斧を落としました。

木こりと同じようにしばらく嘆いていると。

湖からヘルメスがでてきて、

嘆いている理由を聞きました。

その理由を聞いたヘルメスは

前回と同様金の斧を持ってきて、

「これがお前の落としたものか」と尋ねました。

欲どしい男は

「それです。それが私の落とした斧です。」

ヘルメスはこの嘘つき者に

金の斧を与えなかったことは言うまでもなく、

この男が落とした鉄の斧さえも

返しませんでした。

おしまい。


ひどくない?

ジャイアンじゃん。

オノ盗られた。

正直者は救われる。嘘はいけない。

単純に見ると

教訓はこんな感じ。

でも、

いくら神様でも酷くない?

なにも生活に必須な斧盗らなくともいいでしょ。

「これがお前の落としたものか」

神様知っているだろうに。

何故試すようなことを。

ハッ!これは試されているのだね。

理性と欲望という観点で考えると

斧を落として 金の斧 銀の斧 をGETしたのは

村ではコレが初めてなんだと思う。

でも、斧を落とす可能性や確率って0ではない。

今までも何度かあったんじゃないかな。

何故この話が出回らなかったか。

金の斧や銀の斧を頂戴するような

エンディングにならなかった

ただそれだけな気がする。

皆知っていたんだ。

あの神様マジ怖い。斧盗られる。

生活できなくなっちゃう。

怖い話の部類で広まってたんじゃないかな。

でも、GETしたものが現れた。

え!すごい!

そんなことになるんだ!

じゃあ僕にもチャンスが…

そんな欲に駆られた男は

金の斧 銀の斧を手に入れられると

周りの状況をよく見ずに

判断能力も落ちていたんじゃないかな。

何故ヘルメスが現れたのか。

ヘルメスがどんな神様なのか。

ゼウスがマイアとの間にもうけた子。

全神々の内で一番足が速く、

弁が立つことから伝令役を担う。

狡猾な知恵者でもあり、

ゼウスの参謀としても働いている。

生まれて早々に盗みを働くなど、

やんちゃでいたずら好き。

さらに狡猾で弁が立ち、

悪さが露見しても全く反省しない。

ギリシア神話では珍しい人間に好意的な神で、

火の興し方や天文学、アルファベットなど、

その発見や発明で

人間に様々な恩恵をもたらしたとされる。

そんな神様が何故…

きっと伝えたかったのだと思う

誰かはきっと見ているよ

きっと斧を盗られた男が村の人に話をしても

「それはお前が悪い」

「楽しようとするな」

そう言われてしまうかもしれない

言ってくれるならまだ優しいのかもしれない

普段からそんな行動しているなら

相手にすらされないかもしれない

何故、木こりが金の斧 銀の斧を得たのか

何故、木こりに神様が近づいたのか

何故、木こりを試すようなことをしたのか

全ては誰かが見ていた

物事には流れがあり繋がりがある

今、目の前に繰り広げている事象も

過去からの流れがあって未来へ繋がっていく

ヒトが選択することで人生も変わるが

どんなものを選択するのか

それは自ずと決まってくる

人生において出会ったヒト、出会ったもの、

学んできたもの、見てきたもの、聞いてきたもの

で選択肢も決まってくる。

全ては誰かが見ている。

別に斧を奪われた男が悪いかどうか

それは誰も言っていない。

神様すら誰が良くて誰が悪いのか言ってない。

これはチャンスなんだと思う。

斧を奪われてしまったことで

罪の意識を認識し

これから更正する機会を設けられた

これからどうするのか

どう生きていくのか

もしかして、逆境魂によって

斧よりも効率的な

チェンソーを発明するのかもしれない。

それは誰にも分からない。

「しあわせ」や「ゆたかさ」を探求し、

最低限の幸福と社会的援助を提供する

それぞれの自己肯定感を満たし、

存在や居場所を与え

目的に向かって助け合う。

それが福祉。

「しあわせ」や「ゆたかさ」は

不幸と貧しさを知ってこそ

認識してこそ

生まれる感情

別に不幸になれ!貧しくなれ!

ではない

自分を卑下する感情って

マイナス思考って

だからこそ前を向ける

高みを目指せる

今より成長出来る

コレが

チャンスと思い

踏み出せる

そう

ネガティブもマイナスも

自分の一部

きちんと受け入れる

それが

自己福祉のスタート。

きっとヘルメス(神様)は

そのチャンスを与えに来たんだと

思うんだけれど、皆どう思う?


画像1

ちゃんと下を向かなきゃ

コケちゃうよ

でも星が綺麗だから

上向きたい

この感性を大事にしたいね

サポートがなんなのかすら理解できていませんが、少しでも誰かのためになる記事を綴り続けられるよう、今後ともコツコツと頑張ります!