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昔話に学ぶ《ぬ》

絶賛風邪菌に大敗北中の私

鼻水もだし

ゴホゴホ咳もだし

もう体力2ぐらいの状態で動いてる

毎日子供を送り届けて

仕事して

帰って

お風呂入れて寝かしつけて

ホントよくやっていると思うよ。

今日だけは自分で自分を

褒めてやろう。

褒めてしんぜよう。

偉い偉い。


今日は

インドのお話を仕入れてきたよ。

『象と六人の盲人』というお話。

インドにある北部ヒンドスタン平原

で伝わっているお話でね

これがまた考えさせられるんだ。

とにかく聞いてよ。

内容は以下…


あるところに

六人の盲人がいました。

ある日みんなで

「象を見に行こうよ!」

という話になります。

和気あいあいと象に会いに出かけていきました。

初めての象にみんな、ドキドキ。

(インドでは神様として崇められています。)

どうにかこうにか、やっと到着し、

象の近くまで案内してもらいました。

みな、順番に象にさわります。

「象って、

 こんなに硬くて大きいのか!

 どこまでも大きい。

 まるで壁みたいだ」

続いて別の人が象のしっぽをさわります。

「なるほど。

 象はロープにそっくりなんだ。

 長くて硬いなぁ。

 ロープに似ている。」

続いて別の人は象の鼻をさわります。

「なんと!長くて、くねくね動いている。

 象は大蛇と同じだ。」

次に来た人は象の足をさわります。

「わあー。硬くて太いですね。

 うちの庭にある木とよく似ている。

 象は木にそっくり。」

次の人は耳をさわります。

「あ~こうなっているんだ。

 薄くて大きい、

 象はうちわみたいな動物なのか。」

最後の人は象の牙にさわりました。

「おぉ。これが象というものか。

 長くて先がとがっている。

 うーん。象は槍みたいだ。」

それから

六人は生まれて初めて触れた象が

どんな動物だったのか盛り上がります。

「象は壁みたいだったよ!」

「いやいや、

 長くてニョロニョロしてて蛇にそっくりさ!」

「違う違う。

 象は木みたいに太くてまっすぐに上に伸びているんだって!」

「え!大きくて薄いうちわみたいだったはずだ!」

盲人たちはそれぞれ、感想を言い始めます。

でも話が食い違うので、大議論になりました。

結局誰一人、

象の本当の姿を

当てることが出来ませんでした。

おしまい…


このお話

実に奥が深い

今って情報社会

簡単に情報は入ってくるし

手に入れることも簡単

調べてみたら

大量に莫大な情報が…

でも

その情報の正誤や

出どころがどこかも分からない

信憑性のあるなしも分からない

安易に扱えない

情報の一部だけかもしれないし

そもそも間違っているかもしれないし

全体が分かっていないのにさ

それぞれの情報を無作為に繋ぎ合わせても

結果どえらい方向に進むことがある

感染症関連のニュースもそうじゃない?

トイレットペーパー足りない事件

とかもそうじゃない?

他者の評価とかもそれと同様に

一部を抜粋して

その人の全てを知ったことにはならない

でもさ、

どうしても視覚的情報とか

聴覚、触覚、味覚

そこのイメージって

一度持っちゃうと

そこから離れられないし

そこに引きずられてしまう。

他者とコミュニケーション取る時に

あたかも自分と同じ感覚で話して

しまっている状況ってよくある。

これだけ仲いいんだ

感覚が同じだろう

好きなものも似ているだろう

話は分かってくれるはず

そこに配慮だったり思いやりが

いつの間にか欠けてしまう

他者は他者

家族であっても

兄弟姉妹であっても

いくら似ていようが

話が合おうが

他人

自分とは違うという

大前提を忘れてはいけない

また、

自分の知り得た情報が

100%正しいという保証もない

そんな時には

相手の話と合わせて譲歩する

そんな配慮も大事かも

今回の『象と六人の盲人』

六人が同じ条件で

同じ状況の中で

同じパワーバランスでの

関係性であったこそ

最終的に大議論とはなったものの

話し合うという手段に至ったことは

お互いをしる

そもそも象を知るためには

必要な行動であったと思う

例えばこれが…

一人だけかなり影響力があり

その他の人を先導するような

タイプの方であれば

しかもその方が

全くもって間違った情報を

さも正解のように振舞っていたら

このお話は

結果、象はヘビでした

みたいな

トンチンカンな内容になっていたでしょうに

ヒトは誰をも間違える

失敗ももちろんする

大事なのは

だからどうするのか

自分だけでは情報が足りないなら

他者の持っている情報を合わせる

協議する、考える、擦り合わせる

そういう行動が

正しい情報に繋がるし

協力者を得ることにも繋がる

いくら頑張っていても

いくら偉くても

立場があっても

他人より秀でていても

己惚れるでない

自分一人だけで

生きているわけではないんだから

社会で地域で生きている以上

思いやりや配慮は必須

そのことは忘れてはいけない

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サポートがなんなのかすら理解できていませんが、少しでも誰かのためになる記事を綴り続けられるよう、今後ともコツコツと頑張ります!