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昔話に学ぶ《e》

今日はあんまり有名じゃないお話にしよう。

うさぎとかえる

長野県のお話。作者はよく分からない。

なんて名前の方なんでしょう。

うさぎとかえるっていうと

鳥獣戯画を思い出しますね。

鳥獣戯画

京都の高山寺蔵にある絵巻もの

鎌倉時代に作られたものらしい。

蛙とか兎とかお猿とか猫が

可愛らしく擬人化されて

相撲とか水遊び、宴会をしている絵

米津玄師さんの『パプリカ』でも

踊ってましたね。

あれは可愛かった。

あ。脱線。

ストーリーは以下…


ずっと、昔の話である。

あるとき、

うさぎがひきがえるに出会って話を持ちかけた。

「かえるさん

 餅をつこうと思うとるんじゃが、

 いっしょにつかんかい。」

「よかろう。」

相談はすぐにまとまり、

さっそく餅をつくことになった。

また、うさぎが相談をもちかけた。

「餅は山のてっペんでつきたいのじゃが、

 どうかい。」

「そいつは、おもしろかろう。」

と話はすぐまとまった。

うさぎとかえるは、

さっそく山のてっペんで餅をついた。

「さあ、餅がつけた。」

と、かえるが喜んだ時、

うさぎが、

またまた相談をもちかけた。

「ここで食べるのは、

 ちょっとおもしろみがないじゃないか。

 ひとつ、この餅を臼ごと転がして、

 先に餅を拾ったものが食べる。どうかいな。」

「それもよかろう。やってみよう。」

ということになり、

うさぎとかえるは、

餅の入ったままの臼を谷底めがけて転がした。

急な斜面のこと、臼は勢いよく転がっていった。

その後をうさぎが勢いよく駆けていく。

一方のかえるは少しも慌てず、

のっそのっそと歩いて追っかけていった。

まもなく、

臼は大きな音をたてて谷底に落ちて止まった。

うさぎが息せききって駆けつけてみると、

臼の中はからっぽであった。

びっくりしたうさぎ。

かえるが、

のっそのっそ歩いている途中に、

餅が落ちていた。

これはありがたいと、

デンと座りこんで食べはじめた。

谷まで行ったうさぎは、なかなか戻ってこない。

やがて、

息を切らしてうさぎが戻ってきた頃には、

かえるは、ほとんど餅をたいらげていた。

「かえるさん、餅がこぼれているよ」

とうさぎがいえば、

「こぼれていてもかまわんよ。」

と、かえるは食べている。

うさぎは、気まずそうに

残り少ない餅を傍で食べていたそうである。

おしまい


ウサギとカエルのお話は

まだあるみたい

ポピュラーな組み合わせなんかな

イソップ童話にもある

ウサギとカエル


ある日、

ウサギたちが

集まって話し合いをしているうちに、

みんな、ひどく悲しくなってしまいました。

なぜなら、

ウサギはいつもビクビクして

暮らしているからです。

「本当に、ぼくらは人間にも、

 イヌにも、ワシにも狙われているし、

 ほかにも、ぼくらをエサにしようと

 している動物はいっぱいいるから、

 怖いなあ。

 毎日こんなに恐ろしい思いをするくらいなら、

 どうだろう、いっそ、ひと思いに

 死んでしまうほうが、ましじゃあないか」

ウサギたちはこう考えて、

みんなで池に飛び込んで死ぬ事に決めました。

そこでウサギたちは、

いっせいに池を目指して走っていきました。

ところが、その池のほとりには

たくさんのカエルがいて、

ウサギたちの足音を聞いたとたんに、

あわてて水に飛び込んで逃げました。

それを見て、

ウサギの中の一番かしこい一匹が

みんなに言いました。

「おーい、みんな待ちたまえ。

自殺はやめよう。

ごらんの通り、ぼくたちよりも、

もっと弱虫で、ビクビクしている奴が

いる事がわかったからね」

不幸せな人は

自分よりも不幸せな人を見ると

安心するもの


まぁ

なんて嫌味なウサギたち

可愛さのカケラもない

なんか好きになれないウサギ

きっと歯が出てるんだろな

ほっぺが強調されてるんだろな

バッグス・バニーみたいなんかな

ルーニー・テューンズに出てくる

キャラクターは

皆子憎たらしい奴らだったな

ウサギだけじゃなかった

他人の不幸は蜜の味

実はこの感情

心理学的にもキチンと名前がついている

シャーデンフロイデ

心理学用語で

「他者が失敗や不幸に見舞われ

 悲惨な状況にいることを喜ぶ感情のこと」

妬みとは違う

何が違うかというと

妬みは

自分より優れているものに対して

起こる感情

シャーデンフロイデは

自分より劣っているものに対して

起こる感情

似たようで全然違う

あら嫌だ!

私にはそんな気持ち微塵もないわ!

そんなことはない

ヒトには誰しも妬み嫉みがある

あって当たり前なのである

妬み嫉みがあるからこそ

ヒトは成長するし

前に進める

幸せを感じるために頑張れる

大事なのは

嫉妬も受け入れること

マイナスもあって当たり前だと

自分とキチンと向き合うこと

「しあわせ」や「ゆたかさ」を探求し、

最低限の幸福と社会的援助を提供する

それぞれの自己肯定感を満たし、

存在や居場所を与え

目的に向かって助け合う。

それが福祉。

「しあわせ」や「ゆたかさ」は

不幸と貧しさを知ってこそ

認識してこそ

生まれる感情

別に不幸になれ!貧しくなれ!

ではない

自分を卑下する感情って

マイナス思考って

だからこそ前を向ける

高みを目指せる

今より成長出来る

コレが

チャンスと思い

踏み出せる

そう

ネガティブもマイナスも

自分の一部

きちんと受け入れる

それが

自己福祉のスタートなのかな

そんなこんなで

ウサギたちが可哀想に見えてる感情

きっとそれは

人間として正しい感情

自分が歪んでいるわけでは

ないんだよ

安心したらよいよい

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サポートがなんなのかすら理解できていませんが、少しでも誰かのためになる記事を綴り続けられるよう、今後ともコツコツと頑張ります!