Turns blue第二章に寄せて
本日1月1日より、Turns blueがソロプロジェクトとして再始動した。
昨年の1月、当時のメンバーで話し合いを持った。
そこで、Turns blueを僕のソロプロジェクトにしようと決めた。
それは音楽のメッセージ性、そこに宿る個人性や現状を踏まえ、
致し方なくも前向きな決断だった。
しかしそこから、再始動までこれだけ時間がかかってしまったのだ。
もちろん怠慢だったというオチではなく、いわゆる「諸事情」がある。
その詳細をここでオープンにするかは、かなり迷った。
ギリギリまで公開するつもりで文を書いていたが、事実だけをどんなに淡々と書き記しても、何か僕が一方的に書いているような文になってしまう。
なので書くのはやめることにした。
それは長くともにやってきた2人に対しても誤解を持って伝わる可能性があるし、
ごく小さい範囲でも、悪い種が生じるのは何より本意ではない。
そしてこの文章は善悪を一方的に判断し、読者に押し付けるためのものではない。
今までを区切り、皆様に想いをお伝えするための前向きかつ、間違いの許されない場だ。なのでお世話になった方へは、直接対面した時に、僕の方からしっかりとお伝えさせていただくことにする。
結局その諸事情を整理し、すでに3人で決めていたイベントを一人で行ったりと、諸々に思い悩み、頭と体を動かし続け今に至っている。この間に過ぎてしまった数ヶ月は、僕にとって大きな後悔であり、本来あるはずでない多くの時間を過ごしてしまったことに、正直焦りがある。
しかし、こうしてようやく第二章を立ち上げることができでいる。
今は、この期間の全てに感謝している。
特に、一人で行った6月のイベント、結果的に僕はあれにものすごく救われた。
そこで出会ったバンドたちは、(向こうはどう思ってるかわからないけど)
僕にとっては数少ない音楽を介した仲間になれたと思っているし、
あの一夜が、とにかく僕にとって慰めとエネルギーになった。
そして新たな広がりを作ってくれた。
1月当初Turns blueはもうバンドとしてやるつもりはなかった。
しかしこうなって改めて自分と向き合った時、
やはり僕はバンドがやりたいと思った。
もちろん、改めてメンバーを探し新バンドを組んだり、色々な選択肢があったろうが、Turns blueとしてのレガシー、色々な物事と戦ってきた歴史や、今回の事も含め、背負っていくことにこそ価値と意味があると僕は結論づけた。
よって今、僕には
「Turns blueをバンド形態で再起動する」
という選択肢以外残されていない。
これからも不器用に社会と向き合い続けるだろう。
生きながらにして生きることに疑問と希望を見出すだろう。
それがTurns blueの音楽であり、僕である。
再び奏でる。
景色は真新しく、核はより深く。
全速力でなくとも、
僕はこの音楽が辿り着く先を見据えている。
新生Turns blueに、どうぞご期待ください。
高橋直生
この文章が気に入っていただければ、ぜひ。 創作活動(執筆・音楽)のために、使わせていただき、それをまたみなさまにお披露目できればと思っています。