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目的地に最短に着くことが大事なのか

効率化とコスパを重視し、いかに合理的に動いて、限られた時間の中で生産性を高められるか。日本では昨今「働き方改革」が叫ばれ、連日の新聞やニュースでも残業時間、イノベーション、人生100年時代、付加価値、競争力強化等のコトバが飛び交っている。ただ、日本の「改革」とやらは、なぜか社会全体におこそうとしていて、いつも、一般市民の「私事化」からは遠い「他人事化」させている気がする。生産性向上というのは、無駄なものを排除し、先端技術を駆使してコストを抑え、ひとりの付加価値を生み出す能力を高める等、いろいろ言い方はあると思うけど、私たちは全員それを望んでいるのだろうか。目的地に最短に着く過程で、付加価値って生み出せるものなのだろうか。

最近、近所の友人と語り合った話題。

付加価値って、きっと、それぞれが自分の好きなことを見つけて、得意なことに対してある程度の金銭的余裕と周りに寛容な人々がいて、思いっきり集中できる環境があって、世の中に生み出せるものだと思う。誰もやったことのないことに挑戦して、新しい価値観を生み出すことが仕事。それにはきっと周り道も必要で、一見無駄だと言われている、哲学、宗教、歴史、漢文等の教養も「生き方」を定義する上で大切。むしろ、「無駄」だという言葉が無駄で、全てには意味があるものであって、それをどう自分が捉えるか。


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