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皮膚の内側か、外側か

先日、neiroメンバー、あっこちゃんと酒井さんと私の3人で川崎にある「npo法人フリースペースたまりば30周年記念シンポジウム」に参加してきました。

テーマは

「誰一人取り残さない〜弱さでつながる社会へ」


もう頷きっぱなしの3時間。
私たちがなぜneiroなのか…その想いに共通するキーワードがたくさんありすぎて大興奮しながら「わーきやー大騒ぎ🤣その熱気を纏ったまま帰路についたのでした。

この体験はまた誰かが改めて書いてくれると思いますので、詳しくはまた今度。
ちょうど見逃し配信のチケット販売が始まっていますので、興味ある方はぜひご覧になってみてください!全ての大人に見てほしい✨

チケットはこちらから
https://tamariba30archive.peatix.com/event/3138902/view?utm_campaign=follow-organizer&utm_medium=email&utm_source=event%3A3138902&kme=reco-clk&km_reco-str=PodMember

今日は登壇者のお一人熊谷晋一郎さん、ご自身の幼少期のお話をしてくださいました。そのお話は今回のneiro cafeに共通することが多いと思いましたので、書いてみようと思います。

実は、私は何年も前にテレビで熊谷晋一郎さんのお話を初めて聞きました。その時、私がそれまで思い描いていた障害福祉や子育ての概念が大きく覆されました。

熊谷さんの幼少期のお話は涙無くしては聞けません。母の愛ゆえの強制的なリハビリ。けれど子どもが望む愛ではない…
こんなこと、障害のある子だけではなく、多分あちこちの親子が経験していることだと思う。

子どもは何もわかっていない、何も知らない。だから大人がしっかり育てなければ…という、お節介。つい子どもを見下してしまうということ、わたしの愛もまさにそれでした。そして子どもに向けるべき愛について考察するようになりました。

「障害は皮膚の外側にある」


何より心に刻まれている言葉がこの言葉です。
この言葉に私は救われました。

〈子どもたちに障害を負わせてしまったのは私〉

彼らのステキなところは誰よりもわかっているはずなのに、一歩、社会に出ると彼らの良さはかき消され、問題児にされてしまうことはとても苦しくて、
「ちゃんと産んであげられなくてごめんね…」
なんてずっとずっと自分を責めていました。
今思うと子どもたちの方が全然ちゃんとしていたのに…なんて思ってしまう…

世の中なんか変?とは思っていたけど、自分事として考えてこなかったから、その「変」にツッコミを入れる言葉を持ち合わせていませんでした。そこに立ち向かうなんてできっこないと思っていたし、どうやって生きて行ったらいいのだろう…と途方に暮れたことも何度とありました。

そんな時に出会った熊谷晋一郎さんの
「障害は皮膚の外側にある」
という言葉で色々な想いが吹っ切れた!のでした

そらとたからが生きにくいのは当然二人のせいではない、その上私のせいではなかった!
社会が縮こまってしまっているからだ!と気づいたのです。
だったらちゃんと向き合って私たちの周りを変えていけばいい✨少しづつそんな風に考えることができるようになった魔法の言葉なのです。

実はずっと抱えていた想いが私の中にはありました。普通の母親は「障害」を持つ子を産んでしまったと罪悪感を持つものだと思っていました。もちろんここまで書いたように私の中にもその想いもあったのですが、その反面、彼らが彼らで生まれてきてくれたことが嬉しくて仕方ない気持ちも私の中にはあったのです。でもそんなことを思う私はダメな母親なんじゃないか…

周りの目に惑わされて、「ふつう」という呪いにかかり、自分の素直な気持ちを押し隠して可哀想な頑張る母にならなくてはいけないのだろうか…と考えていた時期もありました。

そんな風に考えていたなんて、なんてバカげていたんだろう…
今ならそう思えます。

言葉は人の想いを動かします。たくさんの人の言葉に触れ、そこからの気づきを自分の言葉にし始めてから、私自身がしあわせな人生に踏み出すことができたように思います。

今回neiro cafeでは私がお話させて頂きます。私が熊谷晋一郎さんのように心動かす言葉を伝えられるわけではあるわけではありません。(すみません、そこは期待しないでください😅)ぜひ自分の中から言葉が生まれてくる体験をぜひしてみてください❗️

日曜日の午後、「明日からまた頑張ろ〜」
そんな気持ちになれる時間になると思います。  

まだまだお申し込み受付中✨
neiro-cafe 2022年1月30日(オンライン・Zoom) - こくちーずプロ (kokuchpro.com)



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