古谷大和FCイベント#01 お芝居レポ

古谷大和さんのファンクラブイベント1回目! 開催おめでとうございました!
冒頭に演じてくださったお芝居レポと感想です。間違ってたらごめんなさい!
せりふとかも一言一句覚えているわけではないので、あくまでこんな流れだったな〜って雰囲気で読んでいただいて、思い出すきっかけにでもなれば幸いです。
質問コーナーは思い出すこと尽きたらまとめる。たぶん。

タイトルは言っていなかったけど、ダンサーの男の子がなかなかうまく前に進めないお話。古谷さん演じる主人公は後出茂進(うしろでも すすむ)くん。

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開演ブザーが鳴って場内暗転。
暗いままススム(ダンサーってなんかダンサーネームってありますよね、わたしの中では勝手にSUSUMU表記)がセンターへ板付きで出てきて、ピンが当たって「よろしくお願いします」と少し緊張気味の挨拶でお芝居が始まる。

ススムが踊りはじめるも、途中で止まる曲。クリス・ブラウンの「Turn Up the Music」。
どうやらオーディション会場で、すぐ曲が止められてしまったみたい。肩を落として会場を出る。

LINEで友達(コータ、表記はわからん)から飲みのお誘い。居酒屋で待ち合わせして、生ひとつ。

うぃ〜乾杯! どうしたんだよ急に。
いや今日オーディションだったんだけど途中で曲止められてさ、見ろよ最後まで、審査員の仕事だろ。でさ……。
え、なに。辞めんの? ダンスを?
俺よりセンスもあるのに、仕事もあるのに?
じゃあ、じゃあさ、もしこれが受かったらお前も一緒に踊れるか聞いてみるから……。
……お前と一緒にやりたかったのに。
どこ行くんだよ、まだ話終わってな、

コータは引き止められなかった。
帰宅。部屋の明かりをつけて(ちゃんと部屋用の明かりづくりしてあって感動した)ベッドへ倒れ込むススム。ピコン、と通知音。コータから。
「応援してる」
はぁ、とベッドへ沈んでいたらピコン、もう1件。
オーディションの結果。「不採用」。

ベッド脇に置いてあった段ボール箱を覗いて取り出した手紙や水筒。仕送りとか誰かからの贈り物だろうか。水筒を開けて飲んで、こぼれ出た「うっま」。
RAM WIRE「何度も」のダンス。
紹介いただくまで曲を存じ上げなかったんですけど、「何度も、何度も」という歌詞が聴こえてきて、あ、ススムずっと諦めてないけど成果もなかなか出てないんだな、って胸がキュっとした。

踊り終わったあとにもう1件の通知。「二次審査通過」。
よし! と気合いを入れて、慌てて上着を羽織りコンクール会場へ。

「もう、優勝しか見えてないんで! このまま全国まで行きます!」
結果発表のとき、ピンスポットは自分を指さなかった。

またダメだった。帰り道、飲み物を買ってベンチに座ると涙が出そうになる。
ここセリフはなかったけど、ちくしょう、って声が聴こえてきそうだった。

それでもススムは踊ることをやめない。
またオーディションを受けて、部屋で電話が鳴る。出てみたら不合格の通知だったけど、わざわざ電話をくれてありがとうございます、また何かあったら……と話している途中で電話を切られてしまう。
なんでこんな。ススムのすすり泣きが聞こえる。さすがにつらい。

部屋のコンポを再生して、再びTurn Up the Musicでダンス。
いつか、大勢のひとの前でこうして踊ることができたら。曲終わりでポーズ後、暗転。

*****

このあとめちゃめちゃ息切らして始まるトークコーナーでした!
上記、実際にしゃべっていたせりふと勝手に察した心情が入り混じってて読みづらくてごめんなさい。

・15分くらいのお芝居って言ってた気がする、ひとり芝居なんだけどダンスもあったしすごく見応えありました。大和さんのお芝居、すごくお芝居見た! 感があるので毎回すごく充足感がある。
・トークで「ぼくが書く脚本はハッピーエンド! すっきり! で終わらせることはあんまりなくて。お客さんにこのあとどうなるんだろうって想像もしてほしいから、こういう終わり方にする。ぼくの中ではハッピーエンドなんですけど」というようなことをお話されてました。このお芝居は大和さんが今回のために書き下ろしたそうです。ぜいたく……。
・「ぼくのファンなんて誰ひとりいない中で舞台に立っているときが3、4年あって」ってお話もされていて、このダンスを演劇に置き換えたら、過去の気持ちも入ってたりするのかなぁと思うとますます心臓ギュ…ってなってしまった。

・上手のアクティングエリアが外での場面、下手側はベッド、サイドテーブルの上にコンポ、雑誌が床にあったり、段ボールのまま荷物が置かれていたり、一人暮らしの男の子の部屋。壁には「楽しく踊れ!」と書き初めみたいな紙が貼ってある。
・どこかの場面で部屋の橙っぽい明かりと下手の青の明かりがすごいきれいだな〜って思ったところがあった。どこだっけな……でもそれで、今いるホールじゃなくて演劇を見るための小劇場にいるような気分になったんだよな。
・演劇用の会場じゃないからきっと照明さんともちゃんと打ち合わせして明かりつくって仕込んでもらったんだろうなって思う。スモークも入ってた。音響もSEあってタイミングもばっちりで、ほんとにちゃんと1本お芝居つくってくれてた。感謝……。
・あ、お芝居中はマイクなし生声でした! 臨場感すごいありがたかった……

・大和さんマイムうまいな〜〜っていつも思う
・というか! ダンス! 梅棒の野田裕貴さんに振付してもらった! ってツイッターで見たの何日前ですか? それであのダンスキメてきたんですか?? お芝居のほうはどのくらいかけてたんだろ、でも2週間前までどえらいミュージカルやってたし朗読劇もはさんでたし……。すごいな、推し……。
・「振付超〜〜絶かっこよかったでしょ!?」って聞かれたけど、すごいかっこよかったよ! そのかっこいい振付かっこよく踊ってた大和さんもかっこよかった!!(ゲシュタルト崩壊)
・大和さんのダンス、身体の使い方もすきなんだけど、表情も踊りの一部だな〜っていつも見てて、今回もつらい話なんだけど、ススムが踊ってる顔がずっと楽しそうで、あ、楽しいんだな、やめらんないひとの顔してるなって思ってしまった。表現力の鬼。
・ススム、あーこういうキャラのダンサーいるんだろうな、見たことあるな、みたいな人間になっててテンプレがうまい。

・わたしは舞台に立つことを諦めてしまった人間だし、なにかを突き詰めるってなかなかできない広く浅くタイプの人間なんだけど、だからああいう姿って眩しいし、もっと楽に生きてもいいんじゃない、って思うけど羨ましくもあるし。もちろん何かに向かってもがいている、ススムと同じって人もいるだろうし。同じ場所目指してたひとがだんだん減るっていうのも、大人になったらあるあるだと思うし。誰しものこう……皮の薄い箇所をつんつんってされるような、余韻が残るお芝居でした。余韻つくりだすのうますぎ。
・演劇の制作現場にちょっと関わってたことあったから実感するんですけど、お芝居つくるって短くても長くても大規模でも小規模でもタスクの数ってあんまり変わらなくて。脚本決めてお芝居つくって段取り決めて照明決めて音決めて道具準備して衣装準備して稽古してリハしてゲネして……っていう。ふっちゃんのみんなに見せたいって、大変なことなのに本気でお芝居1本完成させて実際に見せてくれて、なんかもうその姿勢が嬉しくて嬉しくてとっても幸せでした。

以上、レポととりとめない感想でした!
皆さんも覚えていることあったらわたしの脳内補足してほしいです! ダンスの映像ください!!

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