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不惑ライダー1年生 #0:なぜ今、なぜバイク?


動機

発端は、通勤や近場での用事を済ませるために、漕がなくても進む電動の自転車に乗りたいと思ったことだった。自分でペダル漕ぐのも悪くないけど、いかんせん疲れるし。

最近、電動で漕がなくても進んでる自転車的何かに乗っている人たちを見るので、あれはいいなぁ、なんだろう?と調べたら違法の乗り物(モペッド)だった。ダメじゃん。

じゃぁ合法の乗り物はなんだ?と思って調べたら原付やら特定原付やらだったが、これらは右折で特定の条件に当てはまる場合は二段階右折をしなきゃいけないし、原付NGの道路は走れないしと制約が多かった。

原付一種や特定原付に試しにレンタルで乗ってみたが、どうしても二段階右折と速度制限が我慢ならなかった。四輪も運転する身としてはルールが細かく違うと混乱するので、原付を乗っているときに意図せず交通違反をする自信があった。

乗り物としてはホンダのEM1 e: が理想にだいぶ近かったが原付一種、しかも航続距離がかなり短いのでちょっと充電が億劫になるな…と思ったので見送り。とはいえいずれ二輪車にももっと航続距離の長い電動車両が色々出てきてくれるだろう、と思ったので、そういう世の中になった時にすぐ試せるように二輪の免許を取っておこう、と思った。

どの免許にするか

さぁ教習所行くか、となった時点で二輪の免許にも色々あるということを初めて知った。全七種類の免許の説明はバイク王のサイトがよくまとまっている。
検討したのは以下の2種類。

  • 小型二輪 AT限定: エンジン排気量125cc以下、クラッチのないバイク(要するにスクーターかスーパーカブ)に乗れる免許。

  • 普通二輪(中免): エンジン排気量400cc以下、クラッチのあるバイク、ないバイク両方に乗れる免許。

検討した当時に乗りたいと思っていたスーパーカブPCXは小型二輪AT限定で乗れるし、私は普通車の免許を持っているので最短二日で取れるのでこれでも良いか、と思っていたが、どうやら教習所に通う費用は中免と比べてちょっと安いくらいで期間の割にまぁまぁな費用がかかるのと、どうも私の自宅の近所の教習所ではこのタイプの教習をやっておらず、結構遠い教習所に行かないといけないということも判明した。

一方で中免は、というと、普通車の免許持ちだと理論上の最短は8日ではあるが、そう都合よく隙間なく技能教習を入れられるわけではなく、かつ勤め人なので仕事の後や週末しか教習所に通えないという制約を考えると、現実的には2-3ヶ月ほどは期間を見ないといけないっぽいということだった。

とはいえ小型AT限定で免許を取って、やっぱりステップアップしたいな、となったら二度手間+教習費用の二重払いになるので、最初から中免を取って、イケてる電動バイクが発売されるまではガソリンエンジンのバイクに乗ろう、内燃機関もいつまで手に入るかわからないし…という結論に至った。

寄る年波と残された時間

そして不惑という年齢…ここからは筋力も反応速度も五感も鈍っていく一方の中、二輪みたいな危ない乗り物にあえて乗るの?という反応は周りからも結構もらったが、事実として今日が一番若い日なわけで一年先延ばしにすれば先延ばしにした分だけフィジカルで不利になっていくばかり。それならやりたいことを楽しめる可能性が最大限に取れるのは一刻も早く行動をした場合であり、先延ばしに先延ばしを重ねた結果、どう足掻いてもスタートラインにすら立てない状態になって後悔するということはしたくなかった。なので周りがガタガタ言ったところで全くもって無意味、倒れるならば前のめり、ということで周囲の心配を振り切って教習所に向かったのでした。

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