赤とグレー
貴方は綺麗なハートを知らないから
磨いてあげようと思ってたんだけど
ヤスリはもうぺらぺらになってきて
私まで歪みはじめてしまったみたい
これ以上歪ませると私なにかを失う
だから諦めても貴方おこらないでよ
それとも鮮やかな血潮をみせようか
はじまるきっかけは貴方で おわるきっかけも貴方
私に振り回されるフリして 貴方がかき乱している
私とならシーソーを平行に維持できるとでも?
優雅にゆらゆらしているつもりだろうけどね
もう何度も叩きつけられて痛いよ
絆創膏も消毒液もなくなった頃よ
愛だの恋だのわからない私達に
神様が大きな宿題を与えたよう
死ぬときには提出期限も終わる
わからないままで死にたいから
もしかしたらバチが当たりそう
涙が透明だったのは あの時が最初で最後だな
その涙に灰色を混ぜてしまってごめんなさい
黒色をいれたのはあの子で私じゃないんだよ
空気に紛れる煙のように クールに逃げよう
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