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好きだけでも


好きな音は沢山あってね、



無限に語彙力が枝分かれしている歌「りんご」を「赤くて丸い果物」とか 「雨」を「空の涙」とか 「好きな人」を「僕の好きな君」とか回りくどいかもしれないけど その丁寧さと 直接的な言葉で伝わってこないじれったさが好きなの

感情の媒介となってる歌 ひと言では表せない感情を どうにかして伝えたり 恥ずかしくて言えない好きを どうしても伝えたかったり 魂がきこえる歌が好きなんだよな これはライブで聞きたいやつね 拳あげたくなるやつね

これは場面の話 大人数でカラオケに行って歌う空間より 二人でカラオケに行ってお互いの声しか嫌でも耳に入らない空間が好き 歌が上手いより 声がいい人が好き 本気で歌う人が好き 歌の意味をわかって歌ってる人が好き 感情をもつ歌声が好き カラオケ好き 弾き語り好き

踊り狂える曲が好き 踊ってない夜は気に入らないもん 普段は友達いなくて大人しいんだろうなって学生と 上司に圧力かけられてるんだろうなって社会人が 結託して頭のネジを外して踊っているライブハウスほど 尊いものはない

正直なんでも好き


好きな本は沢山あってね、


人間の真髄をグサグサついてくるような本 あなたの経験を1000円足らずの紙切れに 詰め込んでくれて どうもありがとう と言いたくなるような 秀才な本 自分の芯をぶらさずに 読むのがポイント 影響されまくるのは ださい

知らない世界に 連れ込んでくれる本 人を殺めたことがあるの? 政治家だったの? 弁護士だったの? みたいな 血眼で調べ尽くした情報を 披露してくれている感じ おもしろい

描写が細かい本 行動の段階や五感を細分化して 景色の美しさだったり 人と人の距離感だったり 文字だけで成り立つエロだったり キスはキスでも どっちが舌をいれて どっちの唇が上なのかとか どうでもいいようにみえて 我々の想像(妄想)にはすごく重要

歴史書と経済書は苦手



好きな人は沢山いてね、


感情の起伏が少ない人 「実はわたしの好きな人、あの子なんだよ」って言ったら きゃーとかぎゃーとか言わない 「おお〜いつから?」って同じ声のトーンで答えてくれる声もぎゃんぎゃんしてない人が好き イライラしてても 小声で「ふう〜だる」って終える人 ものとかに当たらない人 こうなんか 全体的に賢い人が好き

馬鹿みたいに子供っぽい人も好き 無邪気な目をして ご飯を頬張って 次はこれ食べたい!って 食べたくもないもの食べさせられて 行きたくもない店連れて行かれるくらいの ヘッドフォンつけてても 肩叩いておはよって言ってくるくらいの 誘ったら絶対来るだろくらいの 強引さをもった人が好き


いい匂いの人 香水でも柔軟剤でもいい 嫌いでもいい匂いなら少し好きになってしまう そしてクンクン嗅いでも嫌がらない人 嗅がせてくれる人がいい いい匂いっつってんだから嗅がせろ

受け入れてくれる人 空きれいだねって言っても なんかいま楽しいねって言っても 私たちって運命だねって言っても 月が綺麗だねって言っても バカにせずに そうだねって言ってくれる人 こんなnoteを書いてても 妄想癖を披露しても 弾き語りを聴かせても  いいねって言ってくれる そんな人

ちょろいなとか思っても言うな





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