テニスコートに遅れた時の空の文(間と数)

ギクシャクした航路の後ろで世界中泣いている

その落ちた涙に溺れてるつもりの明日やら昨日を

今日も泳ごうとナンシーを追いかけるジャンキーが

最後に乗ったタクシーを僕は探している

そこに規律が必要だったけれど

もう少ししたら踝も晴れてきっと飛べやしないから

縄跳のように進まない落下に回る

その途中の年にブランコバグとチャリの点滅を

宇宙に逃がしたら

まるで後ろ飛びで眠ってるようだって

記者に拘束されて王様に目を奪られた

彼は一つしかそれを持っていなかったから

同じような連続の練習

投げ捨てられた煙草が雪の中で自らの熱で消えるよう

少しずつけれど確かにボヤけていく

オアシスだと思って聴いてたらいつの間にかブラー

そんなよく朝帰りに使われるヤサを

薬の要らない疫病で誤魔化して空笑

もう飽いてしまったのかも知れない

時間をかけてイくことも

時間をかけて待つことも

オレの人生ではどれも初めての賭けだったから

ちょっと視線を下げるのを金曜日辺りに忘れてた

誰が奪い去るだろう(私かも知れない)

そいつも僕ならやっぱり謝らなきゃいけないけど

引潮にのって逃げていくのはまだ難しい

千の贄が無いと成り立たない

十五分だけのアトラクション

夢が終わると安いホテルに行き着くのか

ただ安いホテルで目を覚ましただけなのか

少なくとも過去と鏡はそこで止まっている

十一文字程度の埋合わせ

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