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人の値打ちと煙草の味は、煙になって判るもの

人の値打ちと煙草の味は、煙になって判るもの

永遠の一瞬にその一瞬の永遠
どちらにも未練だけがあるらしい
街の中で聞こえてくる微かな
その一つの中に私の全てがある
そこには私は居ないかも知れないし
僕は居るのかも知れないし
でも俺が居たのか行きたかったのかわからないから
手を伸ばさないと死んでしまうけれど
ピースカウンシルスキップで忘れて
逆行するペテロの葬列に
眠れる美女が公転でむすんで
私や自分だったら王様ゲームで
作られたその名前のない偽色に夜を渡す
だから私は鋏と眠るのを避け
文字の中で分かたれた言葉を回す
アリスも不思議の国から出た後
しっかりユーロトリップのような
ハイティーンのノスタルジアを用いて
自殺の雨での儀装を信徒達へ説きヘロデのように
今も巨大な一つの装置として私の今日さえ数えている
野生の逆理だったはずの僕の心臓は
すっかりハイヒールのリズムに浸食され
未来だと思った非対称のオメラスの理想郷は
俺の頭の中にしか存在していなかった
マハトの悪意にも似ている
ただ分からないことだけはっきりしてる
告白を知りたい訳ではなく
駒であることを放棄した木欠片が地獄へ落ちるように私には永遠の光が涙のように広がって洗われて
ピースカウンシルパラドックスや
オイサーストの規制法だったり
事象の地平みたいな術式反転だったり
寄生型のパラノイアの記憶を失くす為の装置が
産業革命的な捨て垢の裂傷で
例えばそれが時間の感覚が数秒ずれた人と
愛し合う日付けにスカートをめくるために
産まれた薄情者が世界とネカマを救うような
ヒビ割れた暴動
人差し指を並べて
権利や義務を止めて
俺じゃなきゃ見逃してしまう手刀を笑われて
暖炉に焚べる曼荼羅
そうしないとパンもサーカスもない
それが入り口が窓ガラスしか無い
安いラブホで見た黒子みたいな月末の私の雨

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