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マイルドな毒親


過去に両親のことを書いた。


現在の付き合い方について。

先日一緒に大型ショッピングモールに行った。

子どもたちの服を買ってあげたいと言われ
わたしも喜んだ。

両親は羽振りがいい。
安いお店は選ばないし、お店自体の趣味は合う。

しかし選択の端々に自己中心的だな、
わたしのことは考えていないのかな、と思うことがある。

わたしがこれは?これは?と言っても
うーんと言うばかりで
自分たちの選びたいものを買うし、
まだお店の全体をみていないのに
これにしようと言って足早にレジに向かう。


世間でいう毒親とは、
服すら買ってくれない親のことかもしれない。

過去の記事に
10段階で5と書いたけれど、

両親は服を買ってくれる。
わたしにも子どもたちにも

でも全て否定的で、
「地味だねー」
「悪くはないけどねー」などと連呼する。

わたしは心の中では
あなたたちより趣味はいいし、
わたしはわたしの趣味嗜好に自信をもっている!と思うのだけど、
口に出して言えない。


わたしの第一希望でも第二、第三希望でもないこどもの服を買ってもらい、
そのあとわたしの服も買ってあげると言われ
喜ぶが、
わたしは親が気に入りそうな服を選ぶ。

子どもの服同様
自分の趣味で選ぶと
シンプルすぎる、地味、うーーーん、悪くないけど、、、と言われるので

母が気に入りそうな花柄の服を打診した。

いいね!!!!と言われ安堵していると
白だね。と一言

わたしは黒が良かった。

花柄だとちょっと可愛すぎるから
黒はどうかな?と言うと

悪くないけどね。と一言

わたしはニコニコしながら
言葉が出なかった。

言われるがまま白を手に取り
母からお金をもらう。


わたしはなにしてるんだろうなーと思った。

お金を出してくれるからと自分の趣味ではないものを買ってもらって、嬉しいのかな
もうわからないな

両親は自分たちが着て欲しいものを買い与えて
満足げだった。


わたしは誓った、こどもたちの趣味が自分と違っていようとも、好きな服、好きなものに囲まれて生きて欲しい。反対はしない。


贅沢な悩みかもしれないけれど、
わたしはわたしの両親を
マイルドな毒親だと思っている。

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