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北海道ゼミ#3~フィールドワーク@八雲~

こんにちは!なんかとても久しぶりになってしまいました。
未だに書き出しに何を書いていいかわからないです笑

今回は北海道ゼミのフィールドワークで北海道の八雲町に行った時のことを書いていきます!
盛りだくさんで、北海道に関することから自分の人生に関わる事まで色々考えた二日間でした。あー戻りたい!!!

0.八雲って?

「そもそも八雲町ってどこだ?」
フィールドワークの土地の発表があった時、そもそも八雲っていう地名自体初耳でした。
八雲町は、道南にある北海道で唯一太平洋と日本海に面しているという意味の、二海郡というところにある町です。

前日に課題に追われており札幌のゲストハウスで夜更かしをした私は、朝寝坊をし生意気にも北斗に乗って八雲に向かいますが、なんと2.5時間かかりました。改めて北海道広いな!と内地の私は思ったわけです。

駅についてびっくり!北海道なのに(?)観光臭が全くしない!!
実は八雲は、第一次産業で潤っている地域で、第三次産業にはほとんど予算が割かれていないみたいです。
北海道でそのような土地に行ったことがなかったので、とても新鮮でした。この感じは失われてほしくない!と心から思います。

そんな感じでスタートを切ったフィールドワーク、何が始まるのかとてもわくわくして駅から集合場所に行ったのを思い出しました(笑)

1.八雲で体験したこと

・「ゲストハウスSENTŌ」で集合&解散前にご飯
昔銭湯だったところをリノベして、ゲストハウス+レストランにしているおしゃれな場所!ご飯も八雲で作られた食材をたくさん使っていて、とてもおいしかったです。

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そこで「旅するカフェnaocoffee」さんが、間借りカフェ(カフェやレストランに「間借り」をしながら色んな所で開催されているようです。すてき。)っていうのをやっていて、ご飯の後に一服いただきました。おいしいカフェラテとお菓子。


・梅村庭園、資料館で八雲の歴史を感じる
なんと八雲は尾張藩が開拓したそうで、愛知育ちの私は運命を感じました(笑) 八雲は木彫りの熊発祥の地でもあります。批判に耐えながら文化を受け継いできてくれて方がいて、そういう方がいるからこその今なのだと思うと、今があることは尊いことだなと思いました。ちなみに八雲の木彫りの熊は鮭をくわえていません!!

・ペコレラ学舎でリノベ体験&宿泊
元小学校をリノベして作ったキャンプ場+コワーキングスペース!
オープン前の製作段階に少しでも関わる事ができてとても幸せな気持ち。森も、建物も、星空もすべてが尊い、失ってはいけないものだった。オープンしたら友達連れていきたい!

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・焚火、テントサウナ
ペコレラ学舎の敷地内の庭(?)には焚火のスペースがあって、そこで焚火を囲んでお話しました!その後、テントサウナで整うという最高な夜でした。水風呂に入った後、満天の星空を見上げながら休憩する時間、贅沢すぎました。

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・酪農体験
早朝朝の4時くらいに起床し、酪農体験に連れて行ってもらいました。(起こしてくれたゼミ生の方には感謝です・・ありがとうございました!!)貴重な経験すぎました。こちらに関しては後述します!!

こんな感じのすべてが初めての体験を2日間に詰め込んだ贅沢パックのフィールドワークでした!
運営の皆様、こんなに素晴らしいフィールドワークを用意してくださって本当にありがとうございました!!

2.八雲で印象に残ったこと

私がこのフィールドワークで特に印象に残ったことが4つあります。

①星空
②酪農体験
③人の温かさ
④変えることの難しさ

これらを1つずつ掘り下げていきたいと思います。

①星空

夜ご飯を食べた後、外でテントサウナを体験させていただいて(これがまた最高)、整っているときに空を見たら満天の星空・・・。
東京にいると星はほとんど見えないし、そもそもゆっくり空を見上げるということすら忘れていて、あんなにたくさんの星を見たのは生まれて初めてでした。星ってあんなにあったのか!!!という衝撃 (笑)
北海道に住んでいないことを悔いることばかりだけど、星空を見てここまで衝撃を受けて感動できたのは東京に住んでいるからだと思うから、それもまた良かったのかなと思いました。

②酪農体験

ゼミのスタッフの人の人脈により実現した体験でした。本当にありがとうございました。
子牛にミルクをあげ、小屋の整備(?)、搾乳など貴重すぎる体験をさせていただきました。搾乳の時に生の牛の乳をなめさせてもらえたのもすごすぎませんか?!熱くてびっくりしたし、乳臭さとかもなく、優しい味がしました。
この時、小6の時に学校の先生に言われた「食卓の奥が見えるような人間になりなさい」と言われた言葉をふと思い出しました。
食卓に並ぶ食材には必ず生産者さんがいて、その方々のおかげで毎日食事をできているというのは当然知識としては分かっていました。でも、実際に現場を見させていただいて、体験させてもらって、完全ではないですが身をもって実感することができました。(数時間の体験ですべて理解できるとは言えません・・。)
その日から食材のみならず人への感謝というのがより一層深く持てるようになりました。

それからもう一つ、私が最近気にしていた酪農の持続可能性について。
最近SDGsの観点から酪農とかは環境に良くないからと、ビーガンが流行っていたりもします。(ビーガン生活している人がいたり、ビーガン専門店ができたり。)私はこの流れにちょっと違和感を感じていました。
『焼肉が大好きだし、牛乳は料理に必要不可欠だし、チーズも大好き。それでも環境が崩れていってしまうのも現実だし。』
という感じに。
今回の酪農体験をして、大変な仕事であるということを実感して、スーパーで陳列されている安い牛乳と高い牛乳を思い浮かべました。値段の差があるということは生産の段階で何らかの違いがあるはずです。
農家のバイトをしている友人が、「値段が高いものはいい環境で育つが、そうでないものはそれなりの環境で育っている」と教えてくれました。
安いものがすべて悪とは言わないし、今の自分の経済力では安いものは神です。でも、高いものにはそれに見合う価値があり、手間もかかっているはずです。安いものがもてはやされる現代では、生産者側もいかに安くするかを考え、持続可能性の低いものに頼らざるを得なくなってしまうのかなと思います。酪農や農業を持続可能にしていくためには、そういう価値を正当に理解できるような人間が増えることが必要だなと思いました。

③人の温かさ

もとから北海道の人の温かさというのは直感で感じていましたが、実際に北海道で活動している人と会って、確信に変わりました。
みんな心に余裕があり、とても穏やかで、自由でした。自分は自分と認めたうえで、他者を尊敬し尊重し感謝をして生きているんだと感じました。
私は自分から相手に何かを与えられる人材でないことに引け目を感じ、人と関わる事を苦手だなと思っていたんですが、それを克服したいとみんなに相談したところ、
「与えられたことに精いっぱい感謝し、それを次につなぐ」
というマインドを教えていただきました。ここの「感謝」っていうのが当たり前のようで、今の自分には足りなかったところだったのでとてもハッとさせられました。今までは与えられたことに対して感謝よりも、自分が何も返せない申し訳なさのが勝ってしまっていました。今となっては自分が何かを与えようなどおこがましくてしょうがないですよね(笑) これからは、将来的に与える人になっていられるように、与えられることを怖がらずどんどんいろんなことを受け取って、感謝していきたいと思いました。
「感謝」
結局これが人の温かさなんだなと思いました。

④「やりたいこと」を見つけることの難しさ

このゼミは北海道でやりたいことをみつけるために入るものだと思うのですが、これが一番難しいです。
今回のフィールドワークで出会った人はみんな「やりたいことがありすぎて困る!」みたいな人が多かったです。それは本当に私にとってはすごいことで、うらやましいことです。さらに、そういう人がやりたいことっていうのはとても壮大で、偉大で、おもしろくて、とてもとてもハードルが上がってしまいました。
先述したように、北海道ゼミはやりたいこと、やれることを見つけるためのゼミなので、最後にはそれを明言しなければなりません。私はこのフィールドワーク中、自分に何ができるか、自分が何をやりたいのかをぐるぐるぐるぐる考えていますが、なかなかパッとしないなぁーと思いながらここまで来てしまいました。
北海道は好きだし、地域と関わるようなことも好き、新しいことも好き、でも、自分がアウトプットするものとして何がいいんだろうか全く分からなかったです。

でも冷静に考えて、北海道に住んだこともない、人脈もほとんどないような人がその土地でやりたいことを見つけるのってほぼ無理だなと思いました。
だから、私はまず、その土地を「知る」ということから始めなければいけないなと思いました。
大学2年生、まだ遅くない!!!
ということで、「やりたいこと」が見つかるまで色んなことを吸収して、考えて、言語化して、共有してっていうのが改めて大事かもな、と感じました。

3.今回のまとめ

今回のフィールドワークでは、北海道を越えて、自分の生き方すら見つめる機会になりました。こんなに素晴らしい機会を与えてくださった運営の皆さんには本当に感謝しかありません。また八雲で出会った方にも感謝の気持ちでいっぱいです。ゼミ生のみんなとも全員ではなかったけど、初めてお会いできてとても嬉しかったです!みんなそれぞれが色んなことを考えながら参加していて、勉強にもなったし、刺激にもなりました。またみんなで北海道で集合できたら幸せすぎます。
全体を通して楽しすぎたけど、楽しいだけで終わらなかったこのフィールドワーク、最高でした!
八雲、絶対また行きます!!!!!

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