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フリードル「僕がチームの先頭に」


 マルコ・フリードルは今シーズンここまでブンデスリーガ全試合でフル出場している。フロリアン・コーフェルト監督の下、22歳のCBはチームの柱へと成長した。DeichStubeとのインタビューではブレーメンの守備的なスタイルへの批判が続いていることや、チームでの新しい立ち位置、スタメンを奪う形となったキャプテンについて語ってくれた。



フリードルさん、レバークーゼンでの1対1の引き分けの後、前々節よりも快適な週のスタートを切ったと思いますか?

フリードル「もちろん。ウニオンベルリン戦(0-2)の後、監督はコメントをしなかったが、我々選手たちはパフォーマンスが酷く悪かったと自覚していた。週末に物事がうまくいけば、多くのことが楽になるね。」

レバークーゼン戦の前に、フロリアン・コーフェルトはチームに反応を求めました。 その後、チームは応え強敵相手に引き分けました。 この1-1は、勝ち点1とは別に、他に何の価値がありますか?

フリードル「全員が限界まで頑張れば、強敵相手にも負けないことを改めて証明した。バイエルン戦やドルトムント戦で見せたようにね。ウニオン戦のような事が二度と起こらないように、90分間ベストを尽くさなければならない。」


フリードル「僕たちのゲームはファンにとって見ていて気持ちの良いものではないはずだ」


レヴァークーゼンのようなトップチームと1-1で引き分けた後に、ヴェルダーの守備的なプレーを批判する人がいるのは理解できますか?

フリードル「もちろんレバークーゼン戦では、守備に重点を置いていた。相手には攻撃的な選手が多く自由にプレーさせると、難しい戦いになることがわかっていたからだ。見ていて気持ちの良いものではないと言うファンが一定数いるのは理解できるが、それが勝ち点に繋がる。攻撃的なアクションもいくつかみられた。今僕たちは次の数試合で物事をより良くする為に多くの事に取り組んでいるよ。」

これまでは、良い結果が出た後に新たなスランプに陥り、すぐに勢いが無くなる事が良くありました。それを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?

フリードル「良い質問だが、簡単に答えられるものではないね(笑)。対戦相手ごとに新しい課題に取り組む必要がある。これまでのところ、今シーズンは対戦相手にプレーを許した時に苦労した。我々は常に良いプランを持っているが、それを常に実行出来るとは限らない。それは私たち選手自身に関わる事だ。後は、対戦相手の空いたスペースをうまく利用することを学ばなければならない。一夜にして変わることはできないので、我々は挑戦を続けていくよ。」

次節のアウクスブルク戦の前に、もう一つの難点があります。それは、ヴェーザーシュタディオンで行われるということです。チームがこれだけ長い間、ホームで苦戦を強いられている理由を説明できますか?

フリードル「僕がブレーメンに来た時には、数ヶ月間ホームゲームで負けなかった時期があった。今シーズンは、昨シーズンよりもアウェーでの得点数が格段に増えた。なぜそうなのかは自分たちでも分からない。しかし、このスタジアムにはどれだけのパワーがあるかを知っているので、ホームでより多くの勝ち点を獲得する必要があることは明らかだ。」


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フリードル「今は若い選手の面倒も見ている」


ゴールキーパーのジリ・パヴレンカ🐙、テオドル・ゲゲブレセラシエ、マクシミリアン・エッゲシュタインに加えて、今シーズンのブンデスリーガで一度も欠場していない4人の中の1人ですね。チーム内での立ち位置はどのように変化してきたのでしょうか?

フリードル「ピッチに立てばチーム内での立ち位置が上がるのはもちろんの事さ。毎週のようにプレーできることは幸せだよ。個人的にも成長できているし、チームに貢献できるようになっているからね。」

チーム内での立ち位置の変化は、どのように顕著に表れていますか?自分の発言に重みが出てきましたか?

フリードル「そうだね。僕はとにかくピッチ上で多くのことを発言する必要がある。今の私の役割は、若い選手たちの面倒を見ることで、例えばロマーノ・シュミットとはよく話をする。私もここに来た時は、彼と同じような状況だったからね。だから、彼らにアドバイスを与えるようにしている。」 



11月にあなたはインタビューでクリスマスまでに勝ち点20を目指すと言いました。

フリードル「今回は具体的な数字は言わない。全ての試合で集中し、限界を目指す必要がある。それができれば、十分な勝ち点が取れるはずだ。今重要なのは週末のアウクスブルク戦だ。レヴァークーゼン戦と同じような情熱とアグレッシブさを見せなければならない。」

今回もスタメンの可能性が高く、キャプテンのニクラス・モイサンデルはベンチを温める事となる。今季いつ頃から序列変更があると聞かされましたか?

フリードル「初戦の前に僕がスタメンでプレーするという事を監督が決めた。そしてその流れは続いた。それが明確になるような会話はなかったよ。他にもオメル・トプラク、ミロシュ・ヴェリコビッチ、クリスティアン・グロースという3人のCBがいるが、彼らと中央の2、3つのポジションを争っている。チームに留まる為に全力を尽くしているよ。」



フリードル「去年のようなシーズンを二度と経験したくない」


この展開には驚きましたか?何と言っても、ニクラス・モイサンデルはチームのキャプテンですからね。

フリードル「準備期間CBとしてトレーニングをし、親善試合ではそのポジションでプレーしたから、今年はこれが僕の役割だということははっきりしていた。僕は左利きなので、左CBというポジションを想定してたね。」


モイサンデルはどのように対処していますか?

フリードル「僕たちの関係は今でも変わらず、お互いを認め合っている。ニクラスはチームにとって非常に重要な存在であり、それは今シーズンのピッチ上でもすでに発揮されている。そして、キャプテンとしての彼の影響力はピッチ上をはるかに超えている。」


最後に、これからの課題を見てみましょう。アウクスブルク、ヘルタ、シャルケ、ビーレフェルトと、これから数週間のうちに残留を争う直接対決がある。

フリードル「直接対決は非常に重要だが、まだシーズンの前半戦すら終了していない。去年のようなシーズンは二度と経験したくないので、課題をこなすだけだよ」


https://www.deichstube.de/news/werder-bremen-marco-friedl-destruktiver-spielstil-koennen-plaene-nicht-umsetzen-florian-kohfeldt-fehler-interview-bundesliga-zr-90166580.html