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ヴェルダーブレーメン〜前半戦総括〜

ブンデスリーガ前半戦が終了しました、と同時にブレーメンも無事終了しました。

ヘルプストマイスターはライプツィヒ👏

グラードバッハやバイエルン、ドルトムントやシャルケと混戦で面白いらしいですね~。僕は面白くないです。



シーズン前のコーフェルト「われわれはヨーロッパを目指す」


そんな事も言っていたな~と思いながら順位表を確認するとなんとなんと降格圏に!!


ブレーメンはこの前半戦で数々の不名誉な記録を残してきました。

①前半戦、全試合失点(計41失点はブンデス最多)

②5大リーグで唯一クリーンシート無し(98クラブの頂点)

④怪我人は最大で13人超え

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苦しい前半戦でした。

キャプテンでありエースのクルーゼが抜け、チームはバラバラに。

    今季のブレーメンの特徴としては、攻撃ではトップの大迫を中心に攻めていくスタイルでほとんどは彼を経由し始まっていく。そこからラシツァが決めるというサッカー。逆に言えば、大迫が封じられたら何もできない。なのに中盤のサポートも少ない。今シーズンのブレーメンが劇的につまらない理由はそれなんです。


    そして、今季のブレーメンを語るには外せないのが守備について。ものすごいですよ。
信頼と実績を兼ね備えた自動ドア。ロングボールを放り込めばゴールが決まります。
     もう一つ。セットプレーからの失点が多い。平均身長が小さいというのもあるが、酷すぎる。上からのボールが怖いのか?
    全く改善が見られないこの守備をどうにかしない限り負の連鎖は続くでしょう。




ここから選手評価へ。
点数は分かりやすく1から5点で評価します。(5が最高)

まずはGK、DFから。

①パヴレンカ  (2点)

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可もなく不可もなく。41失点したが、多くのシュートを防ぎゴールを守ってきたし、セーブ面だけみたら悪い評価はできない。

逆に何度も言われていた足元の技術の酷さが目立った前半戦。彼のミスから失点は痛すぎた。足元の技術がない人たちの集まりなのに繋ごうとするから、ミスはつきものだが…。


②③ゲブレセラシエ (2点)

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最終ラインに怪我人が多く、初めの方はCBで出場していた。慣れないせいかミスも多く、アウクスブルク戦では簡単に裏を狙われ失点。得意の頭でゴールも決めたが、逆に相手のコーナーキック時には対応ミスが多く見られた。

⑤アウグスティンソン(3)

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不動の左サイドバックだが、今季は怪我に苦しみ出場したのは前半戦終盤のみ。彼の復帰はとても大きかった。迫力のある攻撃参加やサイドでの高い位置取りは彼にしかできない強み。後半戦ではさらに期待したい。

③②フリードル (2)

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アウグスティンソンの怪我により前半戦の多くは彼が左サイドを守った。だが、攻撃では迫力が無く守備では弱さをみせ期待に応えられなかった前半戦。ドルトムント戦ではブンデス初ゴールを決めた。

①⑧モイサンデル (2)

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キャプテンとして挑んだ今シーズンだが、彼も怪我で出場は6試合のみ。ひ弱な守備陣の中で違いを見せてほしかったのだが、安定感をもたらすことが出来なかった。この守備の立て直しはキャプテンにかかっている。

②①トプラク (1)

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ワールドクラスのCBが来た時、こんな状況になるなんて思っていなかった。出場しては怪我、復帰したと思えばまた怪我を繰り返し出場は4試合のみ。レヴァークーゼン戦ではオウンゴールも。残念。

③⑥グロース (2)

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今シーズン、ブンデスデビューしたベテランCB。
ブレーメン守備陣の中では結構積極的だが、リスクの高いプレーが多すぎた。だが、DFラインの裏に出すパスや、持ち運ぶドリブルは効果的だっただろう。

①⑤ラングカンプ (1)

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厳しい。
カメラが追いつかない間にボールをロストし失点は酷すぎた。


①③ヴェリコビッチ(2)

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今シーズンも守備対応はイマイチ。だが、縦パスの意識だけはピカイチ。狙いすぎてカットからのカウンターが一番やってはいけない。伸び代があるという意味では今後も使い続けられるだろう。

④ラング (1)

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アウクスブルク戦でみせた大迫のゴールに繋がったキープはお見事だったが、それ以外は並。ゲブレセラシエからスタメンを奪うことはできず、バックアップレベル。

③⓪クラーセン (1)

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キャプテンとして試合にも出たが、昨シーズンのような欠かせない存在である事を示すプレーは見せられなかった。
2度PKを外し、中盤での連携はイマイチ。

③⑤マキシミリアン エッゲシュタイン (1)

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素晴らしい活躍を見せた昨シーズンとは違って、これといった良いところがなかったエッゲシュタイン。守備に追われた、ゴール前で顔を出す回数が減ったと言うのが正解だろうが。低い位置、サイドでボールを受けても良さが出ない。得意のミドルシュートが恋しい。


①⑦シャヒン (2)

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精度の高いパスを何度も出してゲームを作っていたが、守備対応が悪すぎることから前半戦終盤はベンチが多かった。中盤のサポートが少なすぎて、組み立て時シャヒンが孤立することも。

④④バルクフレーデ (3)

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怪我もあったが、復帰してからは守備であれこれ言われていたシャヒンに変わって彼がスタメンに。失点が多いチームに守備職人である彼がいるのはとても大きい。心臓。

①⓪ビッテンコート(3)

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素晴らしい働きをしてくれただろう。よく走り、よく守備し献身的なプレーを見せた。グラードバッハ戦での終了間際のゴールは美しかった。
体調管理には気をつけて欲しい。

⑦ラシツァ (4)

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前半戦のベストプレイヤー。チーム最多の7ゴールをあげている。ドルトムント戦やバイエルン戦で見せたゴラッソは素晴らしく、スピードのあるドリブルやサボらない守備は相変わらず。夏にはドルトムント移籍の噂もあり今シーズンでお別れか。

⑧大迫勇也 (2)

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今シーズン、真ん中で出場をし欠かせない存在であった…、はず。怪我で離脱する前までは3ゴールと好調だったが、怪我明けの彼は体が重く序盤のような活躍が出来なかった。終いには、相手CBに厳しいマークをつかれ不発に終わる試合も多く。

②①ヨハネス エッゲシュタイン (1)

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開幕戦のゴールしか記憶にありません。
代表では活躍しているらしいが、ここでは消えている時間が多い。
エッゲシュタイン兄弟、後半戦爆発してくれ。

①④ピサーロ (1)

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ラストシーズン。
出場時間は少なく、ゴールもまだ無い(VARで取り消された😭)。
しかし髪の色は変わった。後半戦、このチームを救って欲しい。

①⑨ サージェント(2)

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大迫と素晴らしいコンビを見せていたが、怪我で離脱してしまった。ゴール前での彼は積極的で今一番必要な存在なのかもしれない。冬のキャンプで復帰可能とのこと。

①①フュルクルグ(3)

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ブレーメンにはなかった大きな武器「高さ」を持つ選手。怪我で長期離脱してしまったが、出場した試合では活躍してくれた。周りを生かすプレーもうまくアウクスブルク戦では大迫のゴールに繋がるパスを出した。昨シーズンの大迫を感じる。


コーフェルト監督

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他のクラブなら解任されているだろう。選手やスタッフ、ファンからの信頼も厚く後半戦も指揮するはずだ。冬の間で修正してほしい。






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後半戦巻き返せると信じましょう。


おわり。