サバイバルクラフトゲー厶のススメ

この記事はみすてむずアドベントカレンダー2023(2) 21日目です。


はじめに

みなさんゲームはお好きですか?
私は高校まではゲームはたまーにしかやらなかったんですが、大学進学を期にひとり暮らしをはじめたときに暇つぶしにとはじめてから幾年、気がつけば立派なゲーマーになっていました。

これまでにFPS、アドベンチャー、アクション、ホラー、シミュレーション等、さまざまなゲームジャンルをプレイしてきましたが、その中でも私の時間を奪い続ける「サバイバルクラフト」というゲームジャンルについて、その魅力をお話しようと思います。

サバイバルクラフトとは?


サバイバルクラフトゲー厶の主たる目的、そして醍醐味は「ゼロから生活基盤を整え、生き延び、開拓・発展すること」だと思っています。人間の歴史をぎゅっと圧縮して追体験したり、「もし世界が滅びたらどうやって生き延びるか?」という妄想を実際にゲームで遊べる楽しさがあります。

サバイバルクラフトゲー厶では、プレイヤーは野ざらしでなにも持たずに世界に生まれ落ちます。雨風しのげる家屋もなく、衣服も食べ物もありません。


まず手近なもの(木の枝とか石とか草とか)を拾って、少しずつ活動範囲を広げながら生活に必要なものを揃えていくわけです。


この不安定な状況から、道具や資源を手に入れて環境を整え徐々に暮らしが充実していくところが、自分の生存本能的なところが刺激されて満足感を得ることができるのです。


暗く明かりのない荒野から命からがら拠点に付近に帰り着き、焚き火の明るさを見たときのホッとした気持ちはなんとも言えません。


原始時代、人間は洞窟に住み着き、時代が下るとともに家屋を作るようになるわけですが、囲まれた安全な空間や安定した食料供給を確立する喜びはこれはもう本能だと思うんですよね。


そして誰かとマルチプレイしていると、徐々に「狩りが得意な人」「料理をいっぱい作ってくれる人」「家を建てるのが得意な人」のように、プレイヤーの個性が見えてきます。「原始時代に知り合ってたらこういう役割分担だったのかな〜」なんて想像ができて、それも楽しいものです。友だちとおしゃべりしながらプレイすれば、小規模なムラ文化の成り立ちのエッセンスを味わうことができるでしょう。

サバイバルクラフトゲー厶の目的

本質的には「目的がない」のがサバイバルクラフトゲー厶です。これをしたらクリア、という明確な終わりがありません。ですので漫然と生活するだけでも問題ありません。
でも「それじゃ何したら良いかわからないよ」となる人もいますよね。そのため大体のサバイバルクラフトゲームには、討伐すべきボスが存在しています。それによってボスを倒すために必要なものを準備するという行動の指針ができ、すべきことがわかりやすくなっています。
とはいえ、サバイバルクラフトゲー厶は自由なゲーム。ボスなど無視してひたすら農業してもいいし、かっこいい要塞を建てるでも良いのです。

  • 衣食住を安定させる

  • 技術文明の発展、開拓、効率化

  • マルチプレイでの共同生活

  • 大きな目標の達成(ボス討伐)

これらがサバイバルクラフトゲームの基本的な要素ですが、これに各ゲームタイトルの個性となる要素が追加されゲーム体験のバリエーションはとても豊かです。


おすすめサバイバルクラフトゲー厶の紹介

Minecraft

説明不要かもしれませんが、ブロックベースのサバイバルクラフトゲー厶です。歴史が長くプレイヤーも多い分、MODなどの拡張性の高さが売りかなと思います。MinecraftをやっているとSEの重要性を感じますね。

Valheim


ヴァルキリーの力によりプレイヤーの魂は野生動物やモンスターが蔓延るValheimの世界に降り立つ。オーディンの宿敵を討ち、Valheimに秩序をもたらす宿命を負うことになった…という、北欧神話をベースにした世界設定。

地形はプロシージャル生成なので、既プレイでも新しい世界を生み出せば新鮮にプレイができます。1〜10人用と少なめのマルチ設定ではありますが、マルチはとても楽しいです。

ゲームボリュームのわりにデータサイズが比較的軽量で、小さめのサーバでも快適にプレイできます。ヘッドレスサーバー対応なので、自宅サーバーやVPSでホストすることができます。
建材はさほど多くないのに建築がかなり面白く、ストレスなく直感的に拠点を建てることができます。マップはそこそこ広いので船旅で遠出するのも楽しいです。
敵の強さや物資の採れる量などプレイヤーへの負荷がちょうどよく、プレイフィールを損なう不便さが少ないのでやりたいことに集中でき、長く遊べるゲームになっています。UIがシンプルな割にわかりやすいところも秀逸です。
2024年上半期に新しいバイオーム追加のアップデートが来るので楽しみです!


Core Keeper


2Dドット絵の地底探索サンドボックス。Terrariaと違って斜め見下ろし視点です。各種バイオームのコンセプトも面白く、BGMのクオリティが高いのも良い点。
地底世界をピッケルで掘り進み、地底世界の謎を解き明かしながら行動範囲を拡げていきます。
できることが開放されていくペースや探索の雰囲気がなかなか秀逸で、UIも世界観もシンプルでわかりやすいので、はじめての人にもおすすめ。ボリューム感もそこそこあるのでやりこみ好きな人も楽しめます。


Astroneer -アストロニーア- 

宇宙に浮かぶさまざまな惑星を探索するコンセプトのサバイバルクラフトゲーです。プレイヤーはデフォルトで掃除機みたいなツールを装備しているのですが、このツールを使って地面を掘ったり、資源を採掘したりできます。最初は基本的な性能ですが、集めた資源を使ってアタッチメントを作り装着することで機能を拡張できます。複数の惑星で資源を集めながら、ロケットやコンテナ、風力発電機や車など多くのものをつくることができるようになります。
宇宙空間なので酸素供給の配線を設置しながら探索するのですが、それも命綱のような程よい緊張がありこのゲームの面白さになっています。また惑星の奥深くまで掘り進めると不思議な体験があり…。
ボリューム的にはそれほど大きくはないので、サクッと少人数で短期間プレイしたい人向け。

RAFT

いかだで漂流しているところから始まる異色の世界観。漂着する資源物資を集めたり、時々見える建造物にいかだを停泊させて物資を探したりしながら、いかだを大きく拡張して設備を整えていきます。しかし喉もかわき、お腹も減る。時々サメがいかだを壊しにくる。序盤がわりと過酷なのですが、海上というのが他のサバイバルクラフトゲーとは違った味付けで不思議とゆったりした癒される感覚があり面白いゲームです。

7 Days to Die

なんとも珍しいゾンビパニック系です。核戦争後のポストアポカリプスな世界なので、普通のサバイバルクラフトゲーが原始的環境で自然素材(?)を集めるのに対して、廃墟から缶詰やクルマの部品などを集めて設備を整えていくのが特徴です(そのへんの草もむしるけど)。
そしてこのゲームに彩りを与えるのはやはりゾンビ。
ゾンビは普段からそこら辺をのろのろと徘徊していますが、夜になると全力疾走しはじめ攻撃力も上がります。

そしてタイトルの"7days"が指すもの。
7の倍数日の夜は、月が真っ赤になり大量のゾンビが拠点に襲いかかる「ブラッドムーンホード(襲撃)」が発生します。
ブラッドムーンホードは回を重ねるごとに苛烈になっていくので、ホードを生き残るために武器や迎撃要塞の建築などの準備を間の6日間で行うことになります。そういったタワーディフェンス要素もあって、他のサバイバルクラフトゲーとは一線を画す緊張感が魅力です。「ええい癒やしなど不要!戦闘だ!」な方にも楽しめる内容です。

RUST

こちらもポストアポカリプスな世界で生き延びるサバイバルクラフトゲー厶。このゲームの特徴はレイド(プレイヤーがプレイヤーの拠点を襲い簒奪する)上等なところ。お気軽に人の家を荒らそう!サツバツ!!
マップはシード値でカスタム可能で、広大な島が舞台になっています(めっちゃ狭くもできる)。最大100人まで同じゲームに参加でき、それぞれが拠点を構えて他プレイヤーに荒らされないよう防犯を施します。もちろんプレイヤー同士でチームを組むことも可能で、チーム同士の抗争も勃発します。PVP要素が好きな人におすすめです。

Omega Crafter


最近オープンβが終わったところで、まだ未発売のゲームなのですが紹介させてください。
このゲームの大きな特徴は、行動をプログラミングできる可愛らしい相棒、そして拠点でさまざまな労働をお手伝いをしてくれるキャラ「グラミー」がいることです。
エンジニアがだいすきなプログラミング(諸説)をゲームの中でできて、かわいらしいキャラクターがプログラムにしたがって動く。どうですか、魅力的ですよね。

プログラミングが楽しい


「もし木が生えていたら、木を切り倒す。切れる木がなくなったら落ちている木材を拾って、箱にしまう。拾い終わったら種を植える。」
「箱から木材をふたつ取って、加工台に入れて、アイテムを作成して、完成品をとって、箱にしまう」
このような行動をプログラムに書くことができます。

このゲームはValheimにインスパイアされていてプレイしていると随所にValheimのDNAを感じてニヤッとしてしまいます。
2024年3月にアーリー版リリース予定とのことなのでぜひチェックしてみてください。



他にも素晴らしいサバイバルクラフトゲーはたくさんあるのですが、直近プレイしたものを最後に紹介しました。
どのゲームも、いろいろな世界観・操作性で作られているので「自分に合うかも!」というものがあればぜひお試しくださいね!

この記事きっかけに、仲の良い友達と、もしくはこれから仲良くなりたい人と、ぜひ誘い合って一緒にプレイしてくれたら嬉しいです。
ぼくもわたしもサバイバルクラフト大好きだよ〜!って方は、おすすめのサバイバルクラフトゲームを教えてくれたらとっっても嬉しいです。

よいサバイバルクラフトゲームライフを!
ばいばい!


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