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10倍がゆから始めない離乳食

こんにちは!前回離乳食の話をしたので、今回も離乳食の話題で行きます



タイトル通り
10倍がゆから始めない離乳食



なぜ今も10倍がゆが、今もまかり通っているのか
おそらく2昔前の名残だろうと思われます

今の子育て世代の、親より上か祖母世代の方だと聞いたことあるかもしれない



生後2か月でうすめた果汁・重湯を始める



これが昔の常識でした
そもそも重湯ってご存知ですか?(お粥を作った時の上澄みのことです)
形状的には10倍がゆのに近いものです



▶なぜ、2か月から離乳食の話?



早くから離乳を進めていき、乳離れし女性が働きやすくするためともいわれています。祖母の上世代だと、乳汁より食べ物のほうが栄養があるとか、すでに他界していますが私の祖母も言っておりました。戦争などで食べ物が貴重だった時代だからかもしれません

今の時代は5~6カ月からが主流

5~6か月ころには赤ちゃんの活動量も増えてきて、不足する栄養素も出てきます



代表的なものは
エネルギー・鉄・カルシウム・亜鉛などです



かといって、母乳・ミルクに栄養がないわけではありません。ここで勘違いしてはいけないものは、離乳食とは完了食に向かうまでの準備期間だということです



多少なり足りないことがご理解いただけるのであれば、わざわざお粥の上澄みの重湯や、10倍がゆよりもう少し栄養価の高めのものを与え始めるのが最善になってくるのです



離乳食など乳幼児・妊産婦に必要そうなことを、厚生労働省がまとめてくれています。下記をご参照ください

10倍がゆじゃなければ何倍?

10倍がゆそのものも離乳食の本何冊も持っているんですが、


米1に対して水10=10倍がゆ


そう呼ばれていますが、実際は五分がゆなんです
おっしゃりたいことわかります
米1に水5が五分がゆ?でしょって



△分粥を、米から作る時の水の割合
3分がゆ → 米1:水20
5分がゆ → 米1:水10
7分がゆ → 米1:水7
全粥  → 米1:水5



わかります、わかります。何それですよね
「倍がゆ」と「分かゆ」言葉が違うんです
揃えていないのがめんどくさいところ



そしてもうお気づきですよね

10倍粥は5分がゆです

10倍粥という言葉を先に忘れましょう



そして決定的なものは

離乳食支援ガイドでは
10倍粥の定義も指定もありません


そうなれば、粥であればよいのです
粥からとも書いてはなかったりします



作り方に捉われると、こんなしょうもないことも起こりえるんですけど

何より大事なのは
赤ちゃんが食べやすい
それだけでよし



もっと、ざっくばらんな話になりました
そもそも、そこにこだわること自体がアホらしくなってきます


そんなところ気にせんと
楽しく食べるを目指すだけでいいんじゃないでしょうか



あとは食べやすい与え方
これは離乳食初期から
気を付けていただきたいところです




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助産師・栄養士・保育士の国家資格をもつ
大阪出身の2児のオカンです

はじめは我が子のスキンシップを学びたいから始めたベビーマッサージ

進化に進化を遂げて「赤ちゃんの行動発達」「3年先を見込んだ離乳食」を運営しています

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