出産直後〜産後1ヶ月の記録
産後の生活について、記憶がどんどん無くなっていってしまうため、覚えているうちに残します。
夫が3ヶ月育休を取得してくれたため、里帰りなしで育児がスタート。
夫婦共に実家は近くなく、頼れる身内は都内近郊にほぼいません。
出産直後
出産当日は興奮していたものの、とてもよく眠れました。
深夜、安静解除となりトイレに行くために起き上がったのですが、貧血と疲労でフラフラのボロボロ。身体が自分のものじゃないみたいでした。
頭の中でずっと、ボロボロの~ボロ雑巾〜♪という謎の唄が流れていました(作詞作曲・まるぴよ)
そして、分娩中に2回と分娩後に1回の計3回導尿をしてもらっていたため、安静解除後の排尿がとても怖かったです(排尿時に尿道がピリリと痛むため)。
そしてそして、悪露がすごい。産褥パッドの一番大きいサイズがヒタヒタになるくらい。
こんなに血が出るのね…と言うくらい、大惨事でした。
産後1日目
たくさん寝たため、疲労はある程度回復。
シャワーも浴びることができ、サッパリしました。
しかし、未経験で初めてスノボを経験した後のような身体の疲労感とバキバキ感にギシギシ感。兎に角、全身の筋肉痛が酷かったです。
妊娠中に腹筋が衰えていたため、起き上がるという行為がとても苦痛でした。
そして、鏡に映る自分自身のお腹をみたところ、まだ1人いる…?というくらいのポッコリ感。
子宮は出産したからといってすぐには小さくならないのだと初めて知りました。
会陰の痛みについては切開と縫合をしているので痛むのは勿論のこと、骨盤周囲が本当に大丈夫?というくらい痛み、そして軋んでいました。
まるで、オイルが足りない機械になったような感覚。起き上がる時、恥骨周囲もいちいち痛みました。
真っ直ぐ歩くなんて到底無理で、可能であれば手摺とか歩行器とかの支えが欲しいくらいでした。腰を押さえてえっちらおっちら。
でも、下膳の時やトイレの時はヨロヨロしながらも意地で歩きました。笑
産後1日目から母子同室だったのですが、
「まだ母乳も出ないよね。」ということで、夜間は助産師さんに預かってもらい、しっかり睡眠時間を確保しました。
産後2日目
少し元気になったため病棟内を徘徊していたところ、体重計を発見!!!
計測してみると、体重は出産前から3kg減くらい。
…ん?
赤ちゃん(約3kg)+羊水・胎盤(約1kg)は少なくとも身体の外に出たはずで、出血も結構しているのに、ん…???
想定では最低5kgは落ちているはずだったため、ちょっとよく理解できませんでした。
とはいえ、お腹のポッコリは前日よりは凹んだ感覚。
お腹がポヨポヨのホワホワで、赤ちゃんはもう居ないのについ最近まで居たんだなぁ、頑張ったんだなぁと愛おしく感じました。
授乳時は後陣痛が辛く、肛門痛と背骨をギュッと絞られる痛みがありました。
そして、産後2日目にしてようやく口まずが無くなり逆食も改善傾向に。ご飯の美味しさを噛み締めました(総合病院のため食事は質素でしたが、栄養満点でとっても美味しかったです)。
この日も夜間の深夜帯は預かってもらい、しっかり寝ました。
産後3日目
ジワジワと胸が張るようになってきました。
助産師さんに乳頭マッサージをしてもらうと、開通し始めてるねとのこと。
脇に近いところに固くなる部分が出来てきて、なんとなく熱を持っているような感覚がありました。
昼夜通しでの母子同室開始。
赤ちゃんが何故泣いているのか分からず、泣いたら取り敢えず、
「オムツ確認→汚れてたら交換→授乳」
の繰り返し。
3時間毎の頻回授乳を推奨されていましたが、新生児がきっちり3時間寝てくれる訳もなく、あやしているうちに30分…1時間…と過ぎ、気付けばまた次の授乳に…という夜でした。辛かった…。
産後4日目
退院前診察がありました。内診時に縫合部を見てもらい、経過良好のため吸収糸でしたが抜糸をしていただきました。
縫合部の突っ張りがなくなり、すごく快適に。
血液検査の結果、Hbが9.0ギリギリだったため、鉄剤の内服を開始しました。
そして、沐浴指導がありました。小児科での経験を生かせることができ、難なく終了。
退院前日ということで、乳頭の痛みについて助産師さんに相談し、medelaのニップルシールド、搾乳器(電動・手動)を使わせてもらいました。
電動搾乳器とシールドは、medelaのものをその日のうちにポチポチ手配。
夜間、赤ちゃんが全然寝てくれず疲労困憊だったのですが、私のベッドで添い寝をしたところ少し長めに寝てくれて、すごく幸せを感じました。
(※本来は転落や怪我防止のため大人のベッドに寝かせることや添い寝は禁止です)。
ずっと見守り(見張り?)ながら、こんなに可愛い生き物を産んだのか〜と夢を見ているようでした。
入院中、産後3.4日目が1番辛い夜だったかも知れません。
産後5日目
退院の日。
お支払いは健保からの出産一時金50万を差引いて、手出しで約40万でした。無痛の割には安い…かな?
夫にお迎えに来てもらい、子育てタクシーで帰宅。
夫と二人三脚の育児のスタート!!!
自宅に我が子がいることが信じられず、ジーッと眺めてみたりツンツンしてみたり。
帰宅初日は私がそばで見守りながら、夫メイン•私サブで沐浴を実施しました(以降は1日ごとに交代)。
しどろもどろでしたが、初めてなのにとても丁寧で安心して任せられました。
★お七夜(命名式)
退院の翌日、産後6日目がお七夜でした。色々準備しておらず、てんやわんや。
命名書をcanvaで即席で作成し、夫に印刷を依頼。ついでに手足型のスタンプを残したくてインクを買ってきてもらいました。
そして、合わせて1weekの撮影も。即席だったけど、意外と様になりました。笑
産後1w
家事は夫に全部任せ、私は子供の世話をするのみ。
意外と元気かも!?と思い、近所のスーパーに息抜きに出掛けてみたところ、あまりにもフラフラで倒れるかと思いました。貧血と身体の不安定さが酷く、小さな段差さえも乗り越えるのがしんどかったです。
家の中では元気であっても、下界は家とは違い過酷なことを忘れてはいけません。笑
産褥期の1-2週間は絶対安静だなと、改めて感じました。
産後2w
ロキソニンがなくても痛みがコントロール出来るようになりました。
悪露も少しずつ減って、昼用の生理用ナプキンやおりものシートで事足りるように。
退院してから毎日体重を測っていたのですが、この頃ようやく妊娠時から約6kg弱減。
妊娠前からは残り約1.5kgとなりましたが、ベスト体重までは残り5kgほど。道のりは長い…!
トイレで用を足していたところ、縫合糸が2本取れました。退院前診察で全て抜糸済みと勝手に思っていたため、びっくり。結局、計3本取れました。
縫合部周辺の違和感がなくなり、更に快適になりました。傷の浮腫も無くなりましたが、流せるウェットティッシュは継続して使っていました。
☆2週間健診
子供の2週間健診がありました。
体重の増加は良好、黄疸も問題なしとのことで凄くホッとしました。
授乳についてもみてもらい、母乳の開通具合と分泌量を確認。
まだまだ全然で、授乳後に子供の体重を測定したところ、体重が8g程しか増えてしませんでした。
混合栄養なので、仕方ない仕方ない…!焦らない焦らない…!!
産後3・4w
毎日のルーティンが板に付いてきました。元気になってきて、外出したくてウズウズ。。。
風呂上がり、身体が痒いと思ったら下着の締め付け周囲に発赤と膨隆疹が10ヶ所程出来ていました。突然の蕁麻疹…!
精神的には元気なのだけど、やはり夜間の頻回授乳と慣れない生活に身体は悲鳴を上げていたようでした。
手持ちの薬は授乳時に使えないものだったため、痒みに耐えて過ごすことに。
また、右手首に痛みが出てしまったため、妊娠発覚時にお世話になった整形外科へ行き、ブロック注射をしてもらいました。
子供は少し前から、夕方になるとギャン泣きするように。黄昏泣きかなと夫と話しつつ、夫が目に見えて疲弊していきました。
夜間も寝られない日が続いたところ、夫から産後ケア使わない?と提案があり、1ヶ月健診時に予約について相談することに。
☆1ヶ月健診
AMに私の産後の健診、PMに子供の健診がありました。
私自身の医師の診察では、悪露は落ち着いており傷の回復は良好。
身体所見、尿検査も問題なし。
蕁麻疹について相談したところ、繰り返すようであれば皮膚科の受診を勧められ、産科は終診となりました。
助産師外来では、胸の状態を確認してもらい、授乳の相談と産後ケアの利用希望について伝えました。
産後ケアはその場で予約確認をしていただき、希望日に利用できる手続きをしてきました。
子供の健診では、身長•体重•頭胸囲を測定し、順調に成長を確認。
小児科医の診察で発達も問題なしとのことでした。
舌の汚れについてカンジダか相談したところ、ミルクかすかなぁとのこと。
様子見しつつ、哺乳力が落ちるようであれば受診してくださいと指示がありました。
★お宮参り(初宮詣)
安産祈願をした神社へお宮参りに行きました。
ご祈祷中は寝ていてとっても良い子にしてくれ、初めての親子3人での遠出でしたが、無事に終えることができホッとしました。
可愛い我が子よ、すくすく健康に育ってね。
おわりに
毎日同じことの繰り返しなのだけど、成長していく姿に新鮮さと驚きと喜びをもらう日々です。
疲れるし逃げ出せないし初めてのことで分からないことだらけだけど、夫と二人三脚で駆け抜けた1ヶ月でした。
子供の泣き声に面食らったり、夜中に私が仮眠を取る間に子供を見守っていたり、慣れない毎日に夫の負担は相当だったと思います。
毎日本当にありがとうね。
イライラしてしまうこともあるけれど、今後も支え合っていけたら嬉しいな。
これからもどうぞよろしくね。
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