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【雑談】自律神経失調症はだいたい不便

 私は、自律神経失調症だと高校生の時に発覚した。しかし、症状が出ていたのはもっと前、小学生の頃からだったようだ。

 自覚はなかったが、5年生くらいから雨が降る日は何となく元気がなかったと母は言う。

 本格的に症状を自覚したのは中学1年の1学期中間テスト過ぎくらいだった。季節の変わり目ともいえる梅雨頃、目が覚めると吐き気が強く、起き上がるのもつらかった。無理やり起き上がってもトイレにこもって吐けもしないのに何かを必死に吐き出そうとしていた。

 あきらめてリビングに行っても体はふらふらしている。最初こそ母も心配したが、何日も繰り返すと学校に行きたくなくてわざと具合の悪いフリをしていると思われるようになる。

 しかし、真夏や真冬など気圧が安定しているとちょうど長期休みに入った時と被り、余計に信用してもらえなかった。

 そんな状態が何年も続き、ようやく父に連れられた総合診療所で自律神経失調症と診断された。初めて聞いた言葉、知識も全くなくて自分自身も家族もきちんと理解したのは大学生になってから。

 さらには別の病院から紹介されたメンタルクリニックで、アスペルガーという発達障害の発覚。特に問題はないが、毎年健康診断に引っかかる心電図。私はやはりどこかおかしいのだと思った。

 母の職場の人でもたまに調子を悪くする人がいて、その人も自律神経失調症だという。それでも月に1日休む程度らしく、私のことも少しは理解してくれたがどこか甘えだと思われている気がする。

 理解しようとしない人にはちょっと不調なだけなのに大げさだ、仮病だ、甘えだと未だに思われているが、症状の酷さはそれこそ人によってかなり違う。軽度のアレルギーと重度のアレルギーをどっちも同じで、しかも甘えだと言っているのと近いものである。

 もし甘えていれば元気なら、私はなんだというのだろう。仕事もしないで生活費や病院代は親に出してもらい、ほんのちょっとの家事手伝いだけでご飯もお風呂も一人部屋もある。ネット環境もゲームも充実している。

 なのにやはり季節の変わり目は体調が急に悪くなってベッドに横になる時間が多い。

 体調がこんなでなければ、せめてバイトくらいはもっと頑張りたかった。

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