見出し画像

零錆戦線 ヒル・トータス無限破壊編 ~数値調整実践~

始動

鉄壁機『ヒル・トータス』【 HP:4000 零:12 耐:30 迎撃:8 重量:中 】
[重装甲][術導防壁][異常反射][多脚装備]
【捕捉時】自機:耐久(+8)→30T以降条件→敵機:破壊(-8)→敵機:攻撃(560dmg)
【被攻撃時】敵機:遅延(-4)→敵機:攻撃(320dmg)
【被撃墜時】10T以内条件→自機:復活

 10T以内ならいくらでも蘇る敵を倒し続けることで累積ダメージ・一撃最大ダメージ・撃墜数等のランキングを破壊する試み。
 この時点では既に演習回数を使い切っていたため推定のみだったが、面白そうだったので実際にやってみたくなった。
 「6桁後半」というのもこの時点での話で、考える余地はまだまだありそうだったし。

 プレイヤーとしての自己紹介はENo.80、ソロ絶滅戦場の引きこもりだ。
 今回の自分の戦場における敵構成は以下の通りだった。

キャプチャ162

 特定期間無限に敵を倒し続けることが目的なので、

1:開幕からすぐ使用でき、
2:捕捉・反撃・回避時のすべてで攻撃でき、
3:回避されない

 の3点を満たす攻撃手段が理想となる。
 その上で、【撃墜時】効果を鍵とするためHP600のシャーリー・テンプルと霙雪を一撃で撃墜できる程度の火力がほしい。
 そんな都合のいいものが……あった。

残響投射擬砲《アネンスファリ》
┗種別:ポルターガイスト [連射聖魔格闘火器]
零力1 耐久4
[高耐久][重装化][高消費]
【共鳴時】敵機:遅延(-4)→敵機:攻撃(320dmg)

 これに逆関節脚部で2倍補正をかければ640ダメージ、連射火器なので外れず、重量中の格闘火器で初期直撃上限が4。
 640*(1+(0.2*4))=1152ダメージまでは初期状態で出せる。
 さらに主兵装に必殺枠を持つアイアンソウルで+15%の補正をかけ、最高1248ダメージ
 これが捕捉ごとにレーダーを積んだ数だけ出るので、絶滅戦場のストレイキャット・フレームにレーダー5つを積んだ上でフレーム効果で共鳴回数を倍化し、1捕捉につき計10回が最高値。
 共鳴時効果なので被攻撃時・回避時にも同様に発動する。ヒル・トータスは復活後律儀にも反撃してくれるので、最高攻撃数は1分に30発
 格闘火器なので、主兵装に据えておけば弾切れの心配もない。
 副兵装には術導呪界鎌を装備し、敵撃墜ごとの加圧と捕捉時の追加攻撃を行う。
 連射火器ではないがこちらも重量中の格闘の上、捕捉・敵撃墜ごとに加圧が+5される。12回発動で加圧合計が60を超え高圧火力で与ダメージに+100%、24回発動で120を超え超圧臨界で+200%
 ここから逆関節脚部の【撃墜時】直撃上限+1が相手を倒せる限り重なり、ダメージが伸び続ける。
 ただしストレイキャット・フレームは共鳴回数2倍の代わりに与ダメージ-10%の枷を背負うため、この分の補填用に攻勢(与ダメージ/被ダメージとも+10%)のついたパーツを用意する。

 与ダメージばかりを考えているとヒル・トータスと10T殴り合う前にシャーリー・テンプルにより爆死するので、開幕で爆発しても大丈夫な体勢を整える。
 シャーリー・テンプルのスペックは以下の通り。

自爆ドローン『シャーリー・テンプル』【 HP:600 零:12 耐:12 重量:軽 】
[共鳴可能]
[低火力]
【捕捉時】自機:出力低下(+4)
【被撃墜時】自機:充填(+18)→充填条件→敵機:攻撃(2160dmg)

 無策で受ければ2回で被撃墜死するこの自爆を生存可能な一撃1499以下のラインへ持っていく。
 まず素直に耐久値のダメージ軽減で耐えることを考えよう。
 耐久のルールは以下の通り。

耐久15~29 の場合、20%ダメージ軽減
耐久30~44 の場合、40%ダメージ軽減
耐久45~59 の場合、60%ダメージ軽減
耐久60~74 の場合、80%ダメージ軽減
耐久75以上 の場合、100%ダメージ軽減

 初期状態で耐久30を確保しダメージ-40%ラインを超えておけば、ダメージは2160*0.6=1296まで落ちる。しかし攻勢の被ダメージ+10%を加味すると1512で、目標値には惜しくも届かない。
 しかし、攻で採用を決めた術導呪界鎌のHP回復効果がある。
 このゲームは【撃墜時】と【被撃墜時】が同時に発生した際「被攻撃側の【被撃墜時】→攻撃側の【撃墜時】」という出方をする
 そのためシャーリー・テンプルを初手で撃墜しても自爆の後に術導呪界鎌のHP+500が入り、差し引きで一撃辺り796/1012となり必要ラインをクリアできる。これでシャーリー・テンプル対策はOK。

 ここからようやくヒル・トータスの反撃に耐えるための耐久値を考える。
 生きている限り無限に反撃されるので初期値30からさらに耐久を加算し、できる限り早くダメージ-100%ラインの耐久75を目指す。
 上のルールから考えれば、耐久増効果が発動するたび15刻みで上がるようにすれば最も効率がいい。
 耐久増効果で一度に+15はかなり高い値だが、実現不可能ではない。

レックス
┗種別:逆関節 零力4 耐久2
[積載量:重]
[迎撃]
【敵撃墜時】自機:耐久(+12)→自機:加速(+12)→自機:追加捕捉→自機:遅延(-10)→自機:直撃上限(+1)

 このレックスの撃墜時効果に、アイアンソウルの覚醒枠による効果増量を組み合わせる。
 低質化で覚醒しやすくしたものでも増加量は+30%。
 12*1.3=15.6、切り捨てて丁度15撃墜3回耐久75を確保できる。

 これを実用するために、戦闘開始直後に覚醒できる零力を確保しておく。零力1の低質化アイアンソウルが覚醒するのに必要な零力は25
 ここから必要な値は初期零力25以上、初期耐久30以上となる。

 可能なら毎分行動して毎分10発のポルターガイストを放ちたいので、加速やロックタイム増加が必須。更に言えばそれらに頼らず絶対に行動できる手番がほしい。そんな都合のいいものが……やっぱりある。
 DL解禁されたばかりの広域レーダーによる先制共鳴、および共鳴時のロックタイム増加を利用する。
 積載量重のレックスに広域レーダーを2つ載せれば戦闘開始時に先制共鳴4回。この際に発動するポルターガイスト4発でいずれかの敵を撃墜し、追加捕捉を発動させれば1分目の戦闘機動が確定する
 攻の時点で少なくとも600ダメージ出せる火力を求めたのはこのため。

 1共鳴につき増加するロックタイムは(軽量広域レーダー4+広域レーダー5)×逆関節補正2、計18。
 18×4=72で先制共鳴からの即捕捉には足りないが、通常捕捉なら18×10=180。余裕で毎分行動でき、最低10発のポルターガイストと反撃・回避分が確定する。

最終構成

フレーム:ストレイキャット
頭:ハイパレーダー
腕:軽量化マンティス
操縦棺:低質化アイアンソウル
脚:レックス
エンジン:軽量化エンシェントロア
主兵装:重装化ポルターガイスト
副兵装:攻勢術導呪界鎌
索敵:軽量化広域レーダー
索敵:広域レーダー
機動補助:高耐久緊急推進器
自由:重装化リコンキトゥン×2
初期零力41、初期耐久30
使用制御識:傷跡希望

 広域レーダー×2+ポルターガイスト、高消費の3パーツを運用するためのエンシェントロアにより目標零力25は余裕でクリアできる。
 問題は耐久30の達成で、自由枠に据えた重装化リコンキトゥンの耐久5がなければ危なかった。1分に少なくとも20回発動する破壊-8は与ダメージにも寄与する。これだけ入れると間違いなく効力が頭打ちに至るのはご愛敬。
 頭にアーマーレドームでも載せれば耐久面は楽になったのだが、作製枠と相談した結果見送られた。上で耐久をあれだけ計算した主目的は作製枠を空けるためと言っても過言でない。

上までで解説していない要素としては、
マンティス:高圧火力/超圧臨界を一手でも早くする。軽量化の有無は問わない。
緊急推進器:重装化小型推進器と迷ったが、回避までする前提なら緊急推進器の方が発動機会が多い。
レーダー5基の配分:連射火器は必中だが回避の次第でダメージが下降するため、遅延できるハイパレーダーが1基欲しかった。軽量化広域レーダーと通常の広域レーダーが混在しているのはこの上での耐久30確保のため。

結果

キャプチャ164

キャプチャ163

 ざっくり計算して総計ヒル・トータス18000機ほどだろうか。
 最大ダメージだけでもしめてヒル・トータス50機分。
 この最高ダメージ時の直撃数は20回。ヒル・トータスは総計で398回復活した。