意外と素人の方が核心をつく、時と場合によるけど。

読書会、またの名をアイデアのバーゲンセール。時々地下格闘技となったり、値踏みのオークションと姿を変える。

読書会のパターンとして、一冊の本について皆が寄ってたかって意見を言い合うものと、各々が好きな本を持ち寄って紹介しあうものの2つがあげられる、多分。

どの読書会も自分の思ったこと感じたことを発表する時間が設けられるはず。かつて私が参加した読書会でもそれは同じく、みんなに等しく発表する機会があったのだ。私が物語を読んでいて素直に感じたこと、そしてそれから何が言えるか、足りないおつむで苦しみながら考え、調べて、まとめたものを発表したのだが、それを同じ読書会に参加してた自称研究者が上手に盗んで、自分のアイデアかのように論文に盛り込ませていたのを、ネットという大海原で発見しました。さっき何気なくググったら論文出てきたわよ。

その読書会は素人からアカデミックな人まで玉石混交で、最初の頃は楽しく参加していたけれど、だんだんとアカデミックなリベラルたちの知識マウントが鼻につくようになって離れてたのである。体感、研究者より素人の方が本質を付いたアイデアを出すので玉。石はリベラル。

論文の名前が一致し、研究所も大体一致し、そして当時彼が何を言っていたのか、私のメモ癖と地獄の記憶力のおかげで、すぐに答え合わせをすることができた。アタイのアイデアがパクられていることに。


そのアイデアを行動に移すつもりは毛頭なかったから、盗られたところで損はないけれど、あのエセリベラル男の業績になってるのがま〜〜〜〜腹立たしい。そう思って盗用についてググったら「天才は模倣する」的なアドバイスがビジネス自己啓発系のサイトに跋扈してた。できる人は上手にアイデアをパクるらしい。盗られた方はたまったもんじゃないよねぇ。SHINE。頭も後退ぎみだったの思い出した。


アイデア、パクる人はびっくりするくらいナチュラルにパクるの、あれなんなん?育ち?お国柄?

嫌悪感から離れた読書会だけど、それが正解だった自分の危機管理能力を褒めたい。本能よねきっと。