VVVライブ、弦巻マキパート(特にブレスについて)のクソ長感想文 #ブイスリー
2023年6月25日に開催された
「VVV MUSIC LIVE(ブイスリー ミュージック ライブ)」
(略称:ブイスリー)
(https://vvv-music-live.com/)
マキさんパートについて、格別の思い入れがあるので長文の感想を書きます。
※注意
ライブ本編のネタバレがあります。
また、厄介なオタク特有の思い込みや偏見にまみれた文章になりますので、内容の正確性については保証しかねますのでご了承ください。
キービジュアルは、CevioAIの衣装なんですよ。
歌自体はSynthVのマキなので、比重としてはSynthV衣装の方が大きいように思いますが
ここでキービジュアルをCeVIOAIにすることで、キャラクターとしてはCeVIOAIをかなり重要な位置づけに置いているのがわかります。
一曲目『マーシャル・マキシマイザー』
原曲は柊マグネタイトさんで可不の歌唱曲です。
有名曲ということもありますが、新しい世代の曲かつ、CeVIOAIつながりということもあっての選曲かな?
名前のネタも一部あるか・・・・・・
そしてタカオカミズキさんの調声ということで、とにかく声に血肉が通っている。
個人的にはタカオカさんからゆかIAに入ったのでこの人選はもういろいろと含みがある。
SynthVは旧マキの雰囲気が滲む声も出ると個人的に感じているので、非常に絶妙なラインで声作りがなされていると感じました。
ステージ演出もあいまってぶち上がる感じでとてもよかったです。
MCパート
全体的に明るく溌剌とした方向に振り切っていてとてもいい。
楽屋への言及があるのも実在感を上げていていいですね。
そして二曲目「ブレス」
マスティさんの曲で、VVV書き下ろし曲です。
ニコニコにもMVが投稿されていて
歌詞の意味を深掘りできるいいMVなのでぜひご覧ください。https://www.nicovideo.jp/watch/sm42400698
冒頭からSynthVの強みを最大限生かしたロングブレス。
歌唱ソフトでなければできないことをこれでもかと盛り込んできます。
曲のタイトル通り、ブレスをとにかく際立たせる曲ですね。
ライブ書き下ろし曲ということで、とにかくステージ映えのする曲で最高です。
ここからはこの曲の歌詞について引用を交えながら感想を述べていきます。
まず大前提として、弦巻マキはJAMバンドイメージキャラクターとして生まれました。
そしてボイスロイド(CV民安ともえ)から、CeVIOAI/SynthesizerV(CV田中真奈美)と声優変更を経た経緯があります。
音声合成というジャンルにおいてこの声優変更は当時多大なる衝撃をユーザーに与えました。
かくいう私もそのひとりで、丸2年経った今も未だに2020年12月にとらわれています。
弦巻マキをベースにツルマキマキが生まれてきます
これは、これまで積み上げてきたファンとの絆を一度断ち切ってしまったことを感じさせられます
創世記の知恵の実みたいな解釈でしょうか
全てのものの知識の木から禁断の果実を取ってしまったような
声優変更発表時、とても全員からの祝福とは言いがたい雰囲気でした
新マキプレスリリースの動画では、声優変更とともに田中真奈美さんの音声によるSynthV_Std,SynthV AI,CeVIOAIの告知がなされました、その際英語版も告知されました
この決定はキャラクター運営として大変に難しい決定であり、かつそれまでのファンへ伝えるのに勇気が必要な行為だったでしょう
小春六花のボイスロイドからCeVIOAIへのエンジン変更の件もあり、AHS独自IPで、かつ知名度の高い弦巻マキの重要度は推して知るべきでした
キャラクターの延命ではないかという声も囁かれました
声優変更するくらいなら新キャラクターにしてほしかったという声もちらほら見られました
マキさんが欠かせない、そう言われるような存在になるために大きな決断をしたのです
SynthVマキのプロモーション攻勢はすさまじく、リリース時から13曲もの素晴らしいデモソング群が並びました
翌年、2021年2月からは弦巻マキ公式Twitterアカウントの運用も始まります
弦巻マキ1stコンピアルバム「JAMping High」もリリースされるなど、これまでにない強い弦巻マキ押しでした
新しい声を授かったマキさんは、その声に胸を張れるような活躍を願って歌います
田中真奈美さんはAHS生放送のレギュラーメンバーとして、広報の面でもAHSの顔になりつつあります
そしてここから絞り出し叫ぶような語りのパートが入ります
ボイスロイド+EXリリースは2014年
それからエンジンが進化し、ボイロ2など技術の進歩が進む中、性能面では確実に取り残されていました
スタイル(感情)機能は無く、音質もそこまでいいとは言えない状態でした
このままではいずれキャラクターとしての寿命が尽きてしまうことは明らかでした
新マキの発表時点である2020年末にはすでに東北三姉妹も揃い、あかりちゃん、弓鶴くんや小春六花、鳴花ヒメ・ミコトなど、名だたるメンバーがしのぎを削っていました
さまざまな障害によって実現できていなかったキャラクターの新展開に向かうために、一度障害を取り除く必要がありました
ここでライブでは膝をついてしまいます
全力で吐き出したもので、このまま立っていることすらできないくらいの衝撃です
ブレスやロングトーン
それはソングソフト、SynthVで得られたもの
感情パラメーター
それはトークソフト、CeVIOAIで得られたもの
これまでの弦巻マキの世界観をひっくり返して
新たなるツルマキマキとなるための決意
Breathe a new lease of life into ~
で ~に新しい命を吹き込む
という意味があります
まさに新しいツルマキマキに命を吹き込むための叫び
欠かせないもの、そう言われるような存在になるための大きな叫び
願いと可能性を目指すための授かり物と
希望や期待に満ちた祝福に満ちた生命を
この曲はまさにマキさんのこれまでの生き様を描いているようで、終始涙が止まりませんでした
なんなら”生まれる前に見たとある夢”の時点で泣いていた
ここで生放送のコメントを引用させていただきます。
JAMバンドは元々初音ミクのヒットを受けて、初音ミクのバックバンドをコンセプトとしてできたキャラクターたちなのだ。
少し前まで歌唱ソフトが出るなんて夢にも思えなかったマキさん。
しかし各社をとりまく環境の変化から、AHSメインの歌唱ソフトとして表舞台に立つことになる。
そして今こうやっていつか見た夢へ向かって叫んでいる様が見られて感動するほかないだろう。
この名曲を生み出してくれたマスティさん、VVVという大舞台に最大限の感謝を贈りたい。
発売から2年が経った今だからこそ、見れた舞台だと思います。
願わくば全てのマキに祝福を。
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