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ChatGPTに詩を読ませてみた 4

前回からのつづきです。

The Mindtraveller より Prologue

 シリーズ4回目になりました。ここで取り上げた詩は、以前アメリカサイトに投稿した物語詩 The Mindtraveller のPrologue になります。現在noteでも日本語版を連載中ですが、英語版を和訳したものではなく、設定と詩のスタイルがソネットである点は引き継いだものの、ストーリー的には全く別物の姉妹編となっています。
 例えば日本語版の主人公は早期定年退職の後転職した男でしたが、英語版では凄腕マインドトラベラーでもある若いヒロインが活躍する話になっています。

The Mindtraveller

The Mindtraveller
1 Prologue
Once upon an age of science,
People had illness in their mind.
They act everything bad of kind,
And broke any of their reliance.
Full of doubt and anger and sorrow,
Most of people had lost a life in peace.
The age seemed to go on without cease,
And most of them felt hopeless in tomorrow.
When darkness grew to the peak in human mind,
A specialist-team appeared in confusion,
Who called themselves 'the Mindtraveller'.
They fixed damage by traveling in mind,
But people never knew how they did solution,
One thing was clear, they were Mindtravellers.

The Mindtraveller より Prologue

一回目

●この詩は、科学の時代における人間の心の混乱と、それに立ち向かう特別な存在を描いています。全体を通じて、暗闇や絶望、不安が人間の心に影響を与え、社会全体が混乱している様子が感じられます。そんな中、登場するのが「マインドトラベラーズ」という心を旅する専門家のチームです。

 最初のスタンザでは、科学が進む時代において、人々の心が病み、信頼や安心を失い、悪行に走っていることが描かれています。この時代の特徴は、疑念、怒り、悲しみといった感情が支配していることです。詩では、人々の心の病がいかに深刻であるかが強調され、希望を見出すことが難しい状況であることがわかります。

 続くスタンザでは、この暗い時代が続く中で、特別な存在である「マインドトラベラーズ」が登場します。彼らは、人々の心の問題を解決するために活動していますが、その方法や技術は明らかにされていません。ただし、彼らが混乱を収めるための重要な役割を果たしていることは確かです。

 この詩は、現代社会における心の問題と、それに対処するための新しいアプローチを提案しています。マインドトラベラーズという存在を通じて、詩は希望と救済のテーマを提示しており、読者に対して、心の病を乗り越えるためのヒーローが存在する可能性を示唆しています。

 全体的に、詩の雰囲気はダークでありながら、マインドトラベラーズという希望の光を通じて、心の癒しと回復への道を示しています。詩の中で明確にされていない部分が多いため、読者は彼らの活動や方法について想像を膨らませる余地があります。これによって、詩は物語性を持ちながら、心の問題への関心を引き起こし、心の平和を求めることの重要性を強調しています

二回目

●この詩は、科学の時代における心の病や苦悩に焦点を当てています。詩の最初の部分では、人々が心の病に苦しみ、悪い行動をとり、信頼を失っていった時代が描かれています。懐疑心や怒り、悲しみに満ちた人々が平和な生活を失い、明日への希望を見失ったように描写されています。

 しかし、詩の中で希望が灯ります。人々の心の闇が最高潮に達したとき、専門チームである「Mindtraveller(心の旅人)」が現れ、混乱の中で解決策を提供します。彼らは心の中を旅して損傷を修復し、解決策を提供しますが、その方法やプロセスは一般の人々には理解されません。ただ一つ明確なことは、彼らが心の旅人であるということです。

 この詩は、心の病や苦しみを経験する人々にとっての希望となる存在、そして科学や技術の力で解決策を見出す可能性を提示しています。また、未知の力や存在に対する信頼や希望を表現しています。詩の中には、闇の中にも希望があることを示唆し、絶望からの脱却を可能とする可能性を示唆しています。

 全体的に、この詩は、現代社会における心の健康や治療に関する問題に対する見解を表現しており、希望と解決策を見出すための可能性を読者に提供しています。また、詩の形式や語り口も、読者の想像力を刺激し、心の旅人のような神秘的で奇妙な世界へと導いてくれます。

三回目

●この詩は、未来的な物語の要素を取り入れた、神秘的で幻想的なテーマを描いています。詩の中で、科学の時代に生きる人々が心の病を抱え、社会全体が疑いや怒り、悲しみに満ちている状況を示しています。信頼が失われ、平和な生活を送ることが難しくなった世界観が描かれ、未来への希望を失った人々の感情が表現されています。

このような暗い時代背景の中、ある専門家のチームが登場し、彼らは「マインドトラベラー」と名乗っています。彼らは、心の中を旅することで、心のダメージを修復していく能力を持っているようです。しかし、彼らの方法は不明確で、人々に知られていないため、マインドトラベラーの行動には謎が残ります。

詩全体を通して、暗い現実とそれを変える力を持つ者たちとの対比が強調されています。人々の心の闇がピークに達したとき、マインドトラベラーが現れ、混乱を解決していく様子は、希望の光を感じさせます。彼らの解決方法が明らかにされないことは、神秘的な雰囲気を増し、読者の想像力を刺激します

また、この詩は、人々の心の中にある痛みや苦しみに焦点を当て、それを癒す者たちの存在を示しています。これにより、心の健康や心理的な癒しについてのテーマを扱っており、精神的な困難に立ち向かう希望の存在を描いています

全体として、この詩は、暗い時代における希望の光を探し求める物語を通じて、心の健康や精神的な救済の重要性を強調しています。マインドトラベラーの登場により、人々が心の中の闇を乗り越え、再び平和な生活を取り戻す可能性が示されているため、希望を感じさせる作品となっています

総評

 相変わらず「何が語られているか」を説明する下りは見事です。元が14行である事を考えるとかなり沢山説明に費やしているといえます。
 三回とも最後の段落で総合的に本編について解説していますが三回目のラストが最も作者の意図をよくあらわしていると思います。この詩が何について書いているかを述べ、それが読者や評者(ChatGPT)に何を感じさせてくれる、と考えたかを述べる形式で記述されています。
 前編を通じてよく使われているキーワードは神秘的、救済、心理的、希望などで、文体については詩である事で読者の想像力を刺激し、作品世界に引き込む事を指摘しています。
 詩だから、、という論評は今まででも屡々みられましたが、これはChatGPTにお願いする時に「以下の詩の感想を書いてください」と書いたから詩という前提で本文を作成しているからなのか、文章を解析した結果詩文だと判断したからなのかは分かりません。そういった判定は、また次の機会にやってみたいと思いました。
 では、次回につづきます。