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【カスタム】ハンドル 難易度:★☆☆

1番簡単にビジュアルや性能が変わる費用対効果の高いカスタムがハンドルかと思います。

ご存じの通りハンドルの形には何種類かありますがド定番は次の3つだと思います。

①ドロップハンドル
ザ・スポーツバイクといったハンドルでロードバイクに取り付けられてるのをよく見るかと思います。ハンドルの下部分を握ればより前傾姿勢になりスピードも出しやすいですが、街乗りでは下を握って走ることはあまりないかもしれません。

②ロングライザーバー
ピスト界隈で流行っているのがロングライザーバーです。
幅広で握れば安定感も出ますし、中央部分を握ればスピードも出しやすく万能で、何よりもストリートな感じがしてカッコいいですね。ただハンドル幅が広いので混んでる街中や道路を走る時には割とヒヤヒヤします。


③ブルホーンハンドル
前に突き出した攻撃的なルックスですが、いろんな握り方ができるので意外と使いやすいハンドルです。前荷重にしやすいのでスキッドというトリックは1番やりやすいと思いますが、ハンドル幅が狭いモノが多いので慣れないうちは不安定で怖いかもしれません。


これ以外にもショートライザーバーやBMXハンドル、ムスタッシュなどほんとにいろいろあるのですがまずはこの3つから選べば間違いないと思います。ぶっちゃけ最初は好きなデザインで決めればよいと思います。ブランド気にしなければ中古で1,000円~3,000円くらいで買えるので。

個人的にオススメはロングライザーバーです。幅広で握るととにかく安定感があるので、慣れない固定ギアでもハンドルが切りやすいと思います。
またスキッドの練習もやりやすいです。

で、ハンドルを買う時に1つだけ気をつけることがありまして、クランプ径
を確認してください。


クランプ径というのは”ステム”という部品でハンドルを固定する部分の径のサイズ(太さ)です。このクランプ径ですが、31.8mm25.4mmの2種類が主流です。

こんな感じで自転車のスペックを調べるとクランプ径が記載されているので確認してみましょう。ざっくりですが、31.8mmはフランクフルト、25.4mmはウインナーくらいの太さです 笑

で、どっちのサイズがいいの?と思うかと思いますが、やはり太い方が固定力が高いので31.8mmが主流です。一方25.4mmはシュッとしててスタイリッシュなので、細身のパイプのクラシックなフレームにマッチすると思います。

ただ1つのハンドルでクランプ径が2種類用意されていることはほとんどなく、気に入ったハンドルのクランプ径を調べたら31.8mm or 25.4mmだった、という感じです。

自分のピストに今装着しているハンドルのクランプ径が25.4mmの場合は31.8mmのハンドルはつけられません。クランプ径が太くなるのでステムの固定部分に入りませんからね・・・
その場合はステムという部品自体を交換することをおススメします。
(次の記事でステムについて紹介します。)

逆に今のハンドルのクランプ径が31.8mmで、欲しいハンドルが25.4mmの場合は”シム”という隙間を埋めるアダプタを買えば装着できます。
(あまりないケースだと思いますが・・・)

で交換方法ですが、ハンドルのクランプ部分が4本(なかには2本タイプもある)のボルトでとまっているので・・・

緩めます。基本的にアーレンボルトという六角穴のボルトになっています。
100円ショップでいろんなサイズがまとまったものが売っているので買っておきましょう。いい工具買うのはもっと後で良いです。

ボルトを4本外すとこんな感じでハンドルを固定している部分が外せます。
お好みのハンドルに変えてボルトを締めるだけです。

ちゃんと締まってないと走行時ホントに危ないのでしっかり締めましょう。

本当はトルクレンチという一定の締め付け具合にできる工具があるのですが高いのでまだ買わなくてもいいかなと思います。軽い力でボルトが回らなくなったら、力入れて半周回すくらいでいいと思います。

100均の六角レンチさえあればできるカスタムなので最初のカスタムにはピッタリだと思います。クランプ径だけしっかり確認してお好みのハンドルを買ってみましょう!

※ブレーキを装着されている方はブレーキの移設もお忘れなく。

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