【中華の闇】AC版北斗の拳、ROMデータ入りのエミュ機が出回っている件【違法ROM】
以前、北斗勢の中である記事が話題になった。
北斗を携帯機でやってる???どゆこと???
結論から言うとこれは、エミュレーターでアーケード版の北斗の拳を動作させているものだ。アーケード版はアトミスウェイブで動作するものだが、基板からROMデータを吸い出すことでPCのエミュレーターで動作させることが出来る。
*北斗の拳アーケード版は値上がりが著しい。
だが、アーケード基板からゲームのデータを吸い出すのは大変な作業となる。ゲームのROMチップセット、半田付けされているものをヒートガンなどで剥がし、ROM Programmerを使いデータを抽出する。
これを基板に乗っているチップすべてに対して行う。4枚だったり8枚だったり12枚だったり。想像するだけでも地獄の作業となる。
じゃあ、海外のこういう怪しいエミュ機商品紹介してる全員が基板から頑張って吸い出したゲームROMを使っているのか、という話。
答えは残念ながら、No。何故なら中華が販売しているものには、SDカード内にあらかじめゲームを内蔵しておく形式が多いため。(日本販売用に、何もゲームデータを入れてないバージョンを売っていたりはするが)
しかし、日本でも当たり前のように違法コピーゲームROM入りSDカード付きがAmazonでも売られているあたり、もう止めようがないのだろう。
ゲームリストが公開されているタイプのエミュ機:スーパーコンソールXの例
ATOMISWAVE欄にはあたりまえのように日本でしか発売していない北斗(英名:Fist of the north star)が記載されている。
つまり、SDカード内蔵ゲームに日本のアーケード版北斗が普通に収録されているのだ…。真っ黒すぎて、やばい。Amazonで売ってるんだよ???
これ経由でROMデータを取得している人は、当然アーケード版基板なんて持ってない。しかし、エミュ機を買って付属のSDカードでそのまま遊べてしまう。かなりの闇である。
何が入ってるか分からん中華SDカード、あまりにも恐ろしい。爆発しない???
海外ニキはYoutubeやTwitchのコメントで私にエミュ機でのアケ版動作について質問しないでほしい、わかるわけない
エミュレーター、そのもの自体は悪ではない。しかし、違法なROMダウンロードを助長してしまう原因にもなる。
「こんなにゲームが入っていてお得!」みたいな紹介をしている日本人がYoutubeに居るのが怖いところである。・・・流石に違法ROM付きのものを買わないでほしい。
エミュレーター機自体はいろいろと面白い試みのものではある。例えばレトロフリークなんかは手持ちのレトロゲームソフトを簡単に管理できる。
しかし、当然ながら変なゲームは付いていない。当たり前である。なお、ゲーム機を改造してゲームソフトを不正に入れたものを日本で販売するのは違法であり、ちゃんと捕まる。
もし、合法的に北斗を携帯機で遊ぶなら-UMPC(ポータブルPC)
北斗はアーケード版とPS2移植版があるが、簡単に手に入るのはPS2版。
動作させるにはPS2のエミュレーターを動かす必要がある。最近はポータブルゲーミングPC(UMPC)が流行り、当たり前のようにsteamのスト6やCyberpunk 2077が動作するものが増えているのでスペックの問題はない。
*steamdeckはsteamのために最適化している、LinuxのカスタムOSなので今回の目的には適さない。
おそらくはROG Allyあたりが一番良いだろう。(持ってないので、調べた限りでは)
なお、アーケード版は海外でも人気商品になりつつある
しかし、その影響か違法コピー品が蔓延るらしい…すーぐ海賊版出すんだから
チップの見た目や、表面のシールで判断できるそうな。中古の高騰したゲームはどれも海賊版との闘いになるね…。
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