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HOLY GRAIL

もはや、だいぶ前の事になってしまいますが、今年の3月にCANYONのグラベルバイクのアルミフレームモデルであるGRAIL AL7.0を購入しました。

2013年にシクロクロスバイクである、RIDLEY X-FIREを購入して早7年が経ちました。

その間、自分の理想とするサイクリングスタイルを構築するため日々輪界の情報をSNSで漁り続ける毎日でした。

2013年あたりから、ロードバイクにもディスクブレーキが搭載され始めており、より太いタイヤが履けるようなクリアランスのフレームモデルが登場し始めておりました。

自分としては、ロードバイクの細いタイヤとCXレースを走る太めのブロックタイヤのホイールを路面の状況に合わせて選択できるCXバイクはとても魅力的な存在でした。

普通のロングライドやヒルクライムに加えてCXレースまでもこなし更にはグラベルライドまでも走れてしまうオールラウンダーぶりは自分の理想とするスタイルを具現化してくれるタフな存在でした。


しかし、こんな使い方してたら長くは持たなさそうと言う思いもありました。

そこで、グラベルライドをこなす役割をもう一台のサブバイクに任せようかと言う結論に達しました。

そこからは色々な選択肢を探る毎日でした。

その間の輪界はグラベルバイクと言うカテゴリーで日々様々な進化を遂げておりました。

キャノンデールの特徴的なレフティフォークを搭載したSLATE

CANYONのトリッキーな2段式ハンドルを搭載したGRAIL CF

FUJIのアルミフレームモデルのグラベルバイクJARI

新しいグラベルバイクのモデルが発表される度にコレも良いアレも良いと目移りする毎日でした。

更には、日本国内におけるグラベルライド熱の高まりも相まって、遂にはあのGRINDUROが日本国内でも開催されるとなり、自分のグラベルバイク熱も最高潮に達しました。

しかし、その時点でもまだどのモデルを購入すれば良いか決めかねておりました。

結局GRINDUROには間に合わず、CXバイクに35cタイヤを履かせて挑む事になりました(結果的には台風の影響で参加出来ずDNS)

ちょうどその年末にCANYONの2020モデルが発表となりました。

GRAILのエントリーモデルであるGRAIL ALもニューモデルが発表されました。

そのカラーリングを見て直感しました。

「あ、コレにしよう!」

このオリーブカラーはここ数年のグラベルバイクシーンの象徴的なカラーだと自分的には思うのです。

名付けて、苔むしグリーン(笑)

更には、CX界のスーパースター、マチュー・ファンデルポールが駆るCANYONのブランドイメージも後押しをしてくれたと言っても過言ではありません(笑)

2013年にRIDLEYのCXバイクを買った時もフレームのデザインを見て直感的に選んだ記憶があります。

その時はベルギーのシクロクロスシーンに強い憧れを抱いており、黄色と黒がモチーフのフランドリアンカラーが自分的にはどストライクでした。

19年年末にCANYONのwebシステムがサイバー攻撃を受けて一時受注が停止されておりましたが、年明けの20年1月下旬にCANYONから受注再開のメールが届いて速攻でオーダーしました。

受注から出荷まで2〜3ヶ月との事でしたが、2月の下旬に出荷が早まりそうと言う嬉しい知らせ届き、3月の初旬に無事ドイツから出荷されました。

奇しくもコロナウィルスがヨーロッパで猛威をふるい始めるタイミングでした。

そこから一週間ほどで無事に到着。

実は3日ほど上海辺りで荷物が足止めを喰らっておりましたが、今思えばコロナの影響だってのでしょう。

おそらく、出荷があと一週間遅れていたら、日本国内に荷物が入って来るのが大幅に遅れていたかも知れません。

そんな海外のコロナ騒動の混乱を乗り越えてやって来たGRAIL AL

乗ってみると、はやりCXバイクとの違いに驚かされます。

ホリゾンタルなジオメトリーフレームのCXバイクと違い、ややスローピングなジオメトリーのGRAIL ALは適度にアップライトなポジションでグラベルを走れます。

CANYONのGRAILはXSサイズから下のモデルは全て650bのホイールとなっております。

実はこれ、オーダーしてから知りました(笑)

しかし、いざ乗ってみると650bホイールでも軽快に走れます。

グラベルの深い轍も難なく乗り越えてくれる安定感

更に特筆すべきはシマノGRXのコンポーネントの秀逸さ。
グラベル使用に特化したリアメカのカセット
油圧ディスクブレーキの安定した制動力
デカくて深い握りのブラケット

これなら安心して下りでもスピードを出せます。

残念ながら、今年前半の国内サイクリングイベントは全て中止となってしまいました。
まぁ世界中がこの様な状況なので仕方の無い事なのですが。

自分も、東北のとあるグラベルイベントに参戦予定でしたが、4月末に中止が決定しました。

なので、このGRAIL ALを駆ってグラベルイベントに参戦するのは来年以降に持ち越しとなりました。

その分、今からしっかりと乗り込んで人馬一体ならぬ、人輪一体となって来年以降の日本国内のグラベルシーンを楽しみたいと思います。

幸い、近隣のエリアでの新たなるグラベルコースの開拓も期待出来そうな予感があります。

このGRAIL ALに秘めた更なるポテンシャルを引き出せる様、日々走り込んで行きたいと思います。

ちなみに、余談ですがGRAILと言うネーミングはHOLY GRAIL(聖杯)から来ているとの事です。

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