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オーディオマニアの最たる沼。シールド沼。

どうも。リーマンコントラバシストです。本稿では魅惑のシールドについて触れたいと思います。

シールドケーブル。バンド業界ではシールドと呼んでます。なぜ意味が通りそうなケーブルではなくシールドなんでしょうね。昔の業界用語としてパッと聞いてもわからないようにした隠語風の略語なのかもしれません。

シールドは電気干渉の多いスタジオで電気干渉(ノイズ)を避けることができる構造をしています。私の場合はライブでウッドベースを弾く場合に、ウッドベースにつけたピックアップからアンプに信号を送る際に使用します。

このシールド。オカルティックな商品が散見され、オーディオ好きが変な目で見られる温床の一つだと思ってます。事実としてシールドを変えると音は変わります。理由は材質や線の太さが変われば抵抗値も変わるので減衰する音の帯域も影響を受けるからと考えられます。だからと言っていわゆる「いい音」というのは人の耳の構造が個々に異なる、もっと言えば鼓膜から脳に伝わって情報に変換される際の処理の仕方で違うはずなので、万人向けのいい音というのはないはずです。なので数十万とかのシールドが売っていてもそれが万人にいいかどうかは別の話です。

ではどんなシールドがいいのかというと、それはやはり広く一般に普及しているシールドで十分でしょう。楽器屋さんで適正な値段で売っているシールドです。品質と価格のナッシュ均衡。安過ぎず高すぎないシールドを買えば十分でこだわる必要はないです。

さて、こだわる必要はありませんが、こだわりたいのであればそれは趣味の世界。好みで遊べばいいと思います。本稿では私のシールドの楽しみかたをご紹介します。

シールドは3種の必須パーツと主に2種の補助材から構成されています。必須パーツ:①プラグ、②シールド、③ハンダ。補助材①メッシュチューブ、②熱収縮チューブ。

音にこだわりたい場合は必須パーツ①②③が大事です。①については有名なプラグであれば形状でわかりますし、②はシールドそのものに型番が印刷されていることがあります。③は仮に解体してもただの銀色の塊で全くわかりませんが。。既製品の評価は結果としてブランドイメージやレビューに頼らざるを得ません。

シールド自体を面白がりたければ自作派が一番です。なにせ組み合わせで遊べますし性能評価も自分でできます。オシロスコープでされる方もいらっしゃいますね。まさに沼。私も既製品派(エリクサー)だったのですが、最近は自作派で既製品を買うことは殆どありません。はんだ付けもままならない素人ですが、それなりに楽しめます。

自作シールドのなにがいいか。私にとってはそれは補助材がカスタムできることです。メインのシールドやプラグも楽しいのですが、主たる目的は補助材の選定。見た目を劇的に変えるのが好きです。思慮浅いミーハーなので。メッシュチューブは様々な種類が販売されており、そのそれぞれ特徴的です。熱収縮チューブは差し色になります。必須パーツはサウンドハウスが便利。ディープな補助材を含めると秋葉原のオヤイデがいいですね。ネットで買えて便利です。

まずは本体のシールドから。私はモガミ2524派。剛性が使いやすい。

次はプラグ。見た目で選ぶけどノイトリックかな。アンプ電源入ったまま抜けても大丈夫なNEUTRIKのNP2RX-AU-SILENTがスマート。L字型はコントラバスとも相性がいい。FRUTECHはごつさがいいけど重すぎる。

次にハンダ。鉛フリーがいいとかなんとか。こちらははんだ付けの技術のほうが大事だそうです。通電はベリンガーのケーブルチェッカーに挿して確認するとよいですね。

お次は補助材。見た目の派手なメッシュチューブはコチラ。私はエヴァ好きな人にアスカ仕様のシールドを作ってプレゼントしたことがあります。バンドマンの友人向けのプレゼントにお勧め。もらったら嬉しいですし。

熱収縮チューブ。メッシュチューブを使うとメッシュがずれるのであった方が便利。

以上、ケーブルの話でした。

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シールドを挿すコントラバスのピックアップの話はこちら。

コントラバスの音を出すアンプの話はこちら。



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