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猫も杓子もBluetoothレシーバー。Olasonicってご存じです?

先日ミキサーのお話をしました。その入力ソースとしてBluetoothレシーバーを挙げましたので、本稿ではそちらに触れたいと思います。

青歯と揶揄されることもあるBluetooth。最初聞いた時はなんのことかと思いましたよね。話を聞いたら通信規格とか。青歯って!wと笑っていたらいつの間にか主要規格にのし上がりました。すごいぜ青歯。そもそもBluetoothって何?っていうと2.4GHz帯を使った最大3Mbpsの無線通信だそうで、なんだか単位がGとかMとかすごい。エリクソン社技術者が「乱立する無線通信規格を統合したい」という願いが込めてつけたものだそうで。ノルウェーとデンマークを交渉により無血統合したデンマーク王の歯が青黒い灰色(死歯)だったので「青歯王」と呼ばれたことに由来しているそうな。なんてオシャンティな名づけ方でしょう。

昔はBluetooth発信器は数少なかったのですが、最近は猫も杓子もBluetooth。スマホの設定画面でBluetooth接続を見ると見知らぬ英数字が列挙。果たしてどれが何なのか。こんなに多くなっては本末転倒。Bluetooth断捨離をする方も多いのでは。そんな中で私はiPhoneとミキサーを繋げるためにBluetoothレシーバー(以下BTレシーバー)を使っています。

このBTレシーバー。沢山の製品が発売されています。私もどれほど購入してきたことか。初期のものはかなり音切れが発生し、何度か買い替えを余儀なくされました。機種選びの最優先は音飛びしない機種!

音質の違いはデジタル信号なら原則ないと思うのですが、BTレシーバーはデジタル信号をアナログに変換するDAC(D/A変換回路:digital to analog converter)を内蔵するのでこの辺が各社の音質違いのポイントではないでしょうか。このDACはオカルティックな温床ともなりえますが、気になるところです。旭化成エレクトロニクス「AK4191・AK4498」なんかは記事読むと激アツです。内容はさっぱり理解できませんが、開発者のアツさが伝わります。ただし、本稿のようなミキサー入力用としては適当でいいんじゃないかな。そんな聴き方しないし。

ところでこのBTレシーバー。チップがものすごく小型化しているせいか製品がとにかく小型な製品が多いです。小型は便利なんですが、雑然としたミキサー・楽器周りに置くには置きにくいんですよね。ケーブル動かすとすぐ本体が動くし。なんという尻軽。これはいけません。

そんな中で私が愛用しているのはOlasonicの NA-BTR1。Olasonic!DACプリメインアンプのNANO-UA1aで一気に有名になりましたね。茨城県ひたちなか市の東和電子さんで開発されたブランドです。って今調べたら2017年にOlasonic事業がインターアクションという会社に譲渡されてました。なんてことだ。

このOlasonicの NA-BTR1のDACチップには従来、ここまで強力なスペックのBluetoothレシーバーはこの世に存在していなかったといわれるTI社製384kHz/32bit対応DAC「PCM5012A」が採用されているそうです。うん、わかりません。けど、すごいんでしょう。

音切れもないですし音質も満足なのですが、個人的に満足しているのはそのサイズ感と重量。BTレシーバーとは思えぬほどの大きさ(それでも十分小さいけど)のおかげで勝手に動いたりしません。なので部屋のレイアウトがしっくり落ち着きます。

本稿の最後にこの製品の販売リンクを貼ろうとしたのですが、なんということでしょう。さっぱり見つかりません。廃番なんでしょうか。メーカーサイトでは新商品!と書いているのですが。すごく杜撰ですね。とても哀しい気分で本稿を閉めます。

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BTレシーバーを繋げるミキサーの話はこちら。

入力した音源と併せて自宅で弾くためのミュートの方法論はこちら。



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