ローかい?ロー海?老獪な戦場サバイバルガイド
第8弾発売から2つのエリア予選が終わりました。
広島ではトップ4のうち3席がロー。愛知ではすべての席を彼が押さえました。
今日はロー環境を一緒に勉強していきましょう。
ローのすごさ~冷蔵庫理論
ロー歴半年ほどの筆者がローのすごさを説明します。
☆特定のキーカードに頼らなくていい
ローのもっともすごいところを1つだけあげるならばこれです!
・黒いデッキなら8ドンあったらモリア
・黄色いデッキの10ドンならエースかリンリン
・緑のデッキの10ドンならドフラミンゴ
こんな感じで他のデッキには特定のドンで必殺技があります。
ローにももちろん必殺技はありますが、そこまで依存度はありません。
家の冷蔵庫に入っている食材で高級料亭クラスの食事が出てくる。これがローのイメージです。
他のデッキでは冷蔵庫に高級料亭の食材が入っていない限りその味には達せません。
「ローはサーチもないから縦引きデッキ」というのは実は誤りです。
昨日の夜ご飯に食べた味を再現することはできないけど、同じくらいおいしい味付けは今日も明日もできる。
つまり、ローは常に出力が安定して高いデッキなのです。
他のデッキでは特定のキーカードを特定のターンまでに引けていないと一気に出力がダウンします。
モリアなり、10エースなり、大事なカード抜きでは昔のまずい非常食レベルまで味が落ちてしまいかねません。
「じゃあなんでローは冷蔵庫の食材で毎回おいしい料理になるの?」
という疑問にも答えます。
それは、同じような役割のカードが手厚く入っているからです。
下げ札ならゴードン、お玉、レイズマックスで12枚。
ブロッカーならロー、クイーン、キング、サンジで16枚。
2000カウンターならマリア、シャチペン、お玉、サンジで16枚。
ドン補填ならプリン、マリア、シャチペン、キッド。アインまで入れれば20枚。
ドローもクイーンとレイジュで8枚。
ゲーム中でやりたいことに絞ってみれば、十分な枚数が確保されています。
他のデッキの冷蔵庫は特定の食材に絞って入っているのに対し、ローの冷蔵庫はお肉も魚も野菜もすべてが充実した内容になっているのです!
その他tier1たちはなぜ勝ちきれないのか?
8弾環境が始まる前。7弾環境には6人のtier1がいました。
ロー、ルフィ、モリア、ルッチ、ボニー、エネル。
ローは当時から強力でしたが、ドン管理が難しく職人向けのデッキでした。
8弾ではプリンとマリアがローに加入したことで、ドン管理の手間暇が省略されることになりました。
8弾でモリアとルッチにはジャックやカイドウなど百獣海賊団が加入。ボニーにはエレクトリカルルナやキャロットなどミンク族が。エネルにはナミやボニーなどエッグヘッドが新戦力と加入しました。
新環境になりモリアがtier1から脱落しました。ルッチやルフィ相手が厳しいからです。ルッチやルフィが使う必殺の8モリアはとてつもない破壊力があるのに対し、モリアは「8モリアをもっとも弱く使うデッキ」と化してしまったからです。
前環境からローを苦手としていたボニーは先手ならローに一矢報いるようになりました。しかし、先手を取られた場合の劣勢を覆すには至っていません。
使用者数ならtier1なのはエネル。人気と裏腹にルッチが頭を押さえつけてきます。エッグヘッドをもりもりにすることで対ローを手厚く見ることができますが、代償としてルフィやルッチ相手の性能が低下しています。
広島、愛知ともにtop16に駒を進められませんでした。
ルフィとルッチはなんとか上位の席を堅持します。しかし、top4の席を奪取するには至りませんでした。
ロー、ルフィ、モリア、ルッチ、ボニー、エネル。
リーダーの名前を並べて気づくことがあります。
ローだけはこの中に天敵がいません。他の5人には当たりたくない天敵が存在します。
エリア予選では9回戦と長丁場のため、当たった瞬間不利なマッチアップを避けきることが難しいです。不利マッチを仮に避けれたとしても、その場合にはローが待ち構えます。
ローだけが純粋に対戦相手との腕比べに専念していたのです。
つまり、tier1リーダーの中で、ローだけは当たり運を考えなくていいゲームをしていたのです。
対ロー専用機戦法
「上位席はローしかいないから、ローをぶち抜いていくぞ!」
火拳を連打するエースやマルコ、物量で押し潰す緑ウタなどはロー相手に戦いやすいリーダーと言えます。
ですが、大型大会と言っても序盤からローばかりに当たるわけではありません。使用率で言うと25%前後と推測されます。
ローが強いのにも関わらずローに世界が染まらない。
「ローミラーでローを倒すよりも、他のデッキの方がまだ倒しやすい」
プレイスタイルは人それぞれです。ローではローを倒す確率は基本的に50%になります。
自分だけのローミラーの倒し方を見つけられない限り、腕比べで優位を取ることができません。
それよりかは他のリーダーでローをぶち抜きに行く方が、合理的な選択ではあります。
「ローに勝てる!」対ロー専用機を編み出した場合、鬼門になるのはロー以外の75%です。ここを乗り越えさえすれば、新たな世界を生み出せることでしょう。
冷蔵庫のぶつけ合い~ローミラー
ローを握るとしても、猛者たちのローをぶち抜くのは難儀です。ローミラーはあまりにも難易度が高く、人類にはちょっと早すぎるパズルかもしれません。
相手の冷蔵庫からどんな料理が出てくるのかはわからないけど、おいしいことだけは間違いない。
そんなローミラー界隈に一石を投じる革命的レシピが現れました。
筆者の友人でもあるやまびこ選手が持ち込んだバクバク食型です!
ミラーマッチならトリガーからめくれてもよし。手から打てばゴードンにオマケが付いています。6000ブロッカーを除去しながら確実にライフ1点をもぎ取ってくれます。
環境はまだ始まったばかり。ローを握るにせよローを倒す側にせよ、どこもかしこも茨の道だらけです。最強のデッキとプレイングを目指す僕ら海賊の旅はこれからです。
一緒に極めていきましょう!
NG集~オマケ編
ここからは筆者が研究して諦めたデッキたちのお話です。こんなデッキは研究しちゃダメだという時間節約になれば幸いです。
香港映画のエンディングと同じ!
緑紫ドフラ
鳥かごからホーディで縛って無敵!そんなコンセプトで組み上げたものの、まずルッチに大型がすべて処理されるから勝てない。
エネル相手に鳥かごが完全に置物。
倒すはずのロー相手も鳥かご気にせず殴ってこられるとあっさり陥落する。
養鶏場カイドウ
タマゴ男爵たちが黒ルッチへの耐性を持っていて素晴らしい!そう思って組み上げたものの、ロー相手にはあまりも無力。
鬼ヶ島から大型連打がカイドウの強いところだしね。
ケンタッキーフライドチキンに行きたくなるデッキでした。
坊主めくりマルコ
火拳や9サンジからのレイリーでローをぶちのめす。3プリンなんてアトモスやビスタで絶対に許さない。
例の如くルッチには手も足も出ない。
ロー相手も相手の二面展開を繰り返されているうちに差が開いていく。ローはクイーンやレイジュで手札を補充しているので、マルコ側だけが先細っていく。
エキシビジョン
ここからは投げ銭ゾーンです。たわいもない独り言をつらつらと。
投げ銭されることそのものに大喜びします!
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