【観戦記事】山川杯第11陣~10ドフラ研究会
店舗予選が終わり、月末公式3on3まで束の間の平和なひと時。
海賊たちも日常に戻る。
が、戦いの場を求めた猛者12人が相模大野ブックオフに集結しました。
山川杯第11陣の様子をお届けします。
「12人中8人が決勝進出」
勝って当たり前。そう思う大会ほど難易度は高い。勝てると思って来ている猛者たちを相手に五分五分以上の成績を残さないと上には行けません。
32人の大会で勢いよくトップ8に進出するのとはまた違う戦略が求められます。
デッキ分布
サカズキ 4
紫ルフィ 2
緑紫ドフラ 2
ゾロ
赤緑ルフィ
ゼット
クイーン
サカズキが最多勢力となりました。横並び戦法にはルッチ。高コストキャラには優秀なバウンス。盤面をコントロールしながら着実に勝利に近づくスタイルが猛者たちの心をつかみました。
二番手は紫ルフィ。トップメタとして対策を施され、数は減ったものの強さは健在です。
同じく二番人気は懐かしの緑紫ドフラミンゴ。町田組からの秘密兵器です。
赤緑ルフィは筆者。エキシビジョンで解説します。
データワンピ
サカズキ対紫ルフィ 1-1
サカズキ対ドフラ 2-2
紫ルフィ対ドフラ 2-0
対戦数が少ないので、今回は2人以上同士の対戦データを。
概ねの互角。誤差の範囲です。
町田組秘密兵器ドフラミンゴはルフィ相手に苦戦することに。
トップ8分布
サカズキ2
紫ルフィ2
緑紫ドフラ2
ゾロ
赤緑ルフィ
最大勢力を誇ったサカズキが4人から2人へ。リーダー選択としては一敗地にまみれることに。
ルフィとドフラは無傷で全員進出。
ここから猛者たちの戦いぶりを見に行きましょう!
準決勝 アサヒ(緑紫ドフラ)VS びぎ(サカズキ)
「観戦記事を書かれたい」
普段は観戦記事を書く側のアサヒだが、準々決勝で筆者を斬ったことで念願の観戦記事席へ。
「サカズキのルッチがあまりにも厳しい」
握り続けたローから町田組秘密兵器緑紫ドフラミンゴに持ち変えることに。
この決断が当たり、予選ラウンドではサカズキ相手に2勝1敗。ドフラミンゴはサカズキ相手が厳しそうに見えるが、ドン加速から高コストキャラを連打することで押し切れるのだ。
では、サカズキに喫した1敗とは・・・?
アサヒの前に座るびぎは、独創的な構築で予選ラウンドで土をつけている。
氷河時代で高コストキャラを一気に下げ、うるてぃなどで討ち取るのだ。
リベンジマッチとなるか。返り討ちとなるか。
___番組の途中ですが、ここでCMのお知らせです___
「ワンピはメンタルゲー」
負けてもメンタルを病んじゃダメ。エンジョイワンピカード!
___CMはここまで____
先手のびぎはうるティスタート。アサヒはリーダー9000パンチで返す。適当にキャラを出してもうるティで討ち取られるのを嫌ったか。
びぎはたしぎを追加。相手がキャラを出そうものなら容赦しない構えだ。
アサヒも盤面にキャラを出さないことには勝機がない。とりあえずディアマンテを出す。
たしぎの能力からゼフでディアマンテは手札に返される。びぎの盤面が着々と構築されていく。
アサヒはレストされたたしぎを討ち取り、緑の方の7キッドを繰り出す。
「なるほど」
びぎは一言つぶやく。緑紫ドフラミンゴにとって7キッドはいい味がするキャラだ。攻撃でも防御でも重要な起点となる。
もっともこのキッドはミホークの前に何も仕事をさせてもらうことはなかった。
10ドンにたどり着いたアサヒはドフラミンゴを叩きつけるか思案する。びぎはドフラミンゴを警戒して、先のターンにアタックしたのはゼフのみ。リーダーがレストになっていないため、ドフラミンゴを討ち取られる可能性も高い。
ドフラミンゴが真価を発揮できないと見て、クイーンを2体並べることに。
「何を捨てたらいいんだか・・・?」
ディアマンテやテゾーロを捨て、手札は11枚まで膨らむことに。
びぎはゼフとリーダーで8000パンチ。膨大な手札に阻まれる。
ミホークの攻撃にはクイーンが差し出される。
「諸説ある・・・」
びぎはゼフを追加する。攻撃に向けたキャラがドフラミンゴで縛られたとしても、追撃できる構えだ。
びぎの見立て通り、アサヒは10ドフラでアタッカーたちを封じる。
そのドフラミンゴに対して、びぎは秘密兵器「氷河時代」をぶち当てる。そして、ミホークで事なきを得る。
攻め手を失ったアサヒは苦しい。ニカルフィから止めを狙うプランも考えるが、びぎの手札は豊富。一か八かのプランではなく、ベビー5から巣がきを加え、ディアマンテとブロッカーロシナンテを並べる。
びぎは冷静にリーサルを計算する。ずっと立ちっぱなしだったうるティが攻撃時にロシナンテを吹き飛ばす。リーダーの攻撃後にルッチがブロッカーをKOすると、アサヒに残りの攻撃を止める術は残されていなかった。
デッキリスト
決勝戦 びぎ(サカズキ)VS black(ゾロ)
「何を握っても強い」
ワンピカードをやっているとごくまれにオールマイティなプレイヤーに出くわす。
そのうちの一人がblackである。店舗予選を一発で突破。筆者の壁役にも。エネルを握ってもらい、筆者がキッド。全力ばちこんモードが全く歯に立たなかった。
「今日はデッキ間違えたかもしれない」
ゾロを持ち込んだものの、環境はサカズキの海。ルッチがゾロに突き刺さってしまう。
そんな苦しい世界のはずだったが、決勝戦まで全勝で駒を進めてきた。筆者も予選ラウンドで斬られている。
blackはイゾウから速攻ゾロと順調な立ち上がり。
びぎはうるティで返す。
小型キャラを討ち取られては話にならない。ジェットピストルで早々に退場させる。
びぎはリーダー8000パンチで速攻ゾロを倒し、2体目のうるティを登場させる。
先手3ターン目。blackは予定通りマルコを着地。
これに対してびぎはリーダーのアタック時効果とつるでマルコをコスト2へ下げ、うるティの攻撃で吹き飛ばす。さらにブロッカーボルサリーノを加え、うるティへの守りも固める。
blackはリーダー6000パンチでうるティを狙う。これはボルサリーノと1000カウンターで守られる。速攻ゾロを手札から走らせて狙うも、次はカウンター2枚がかりで。うるティ勝負の肝と両者見たようだ。
5マルコを再度登場させる。
うるティを守ったことでびぎの手札は4枚まで減っている。長期戦は避けたいところ。リーダーとボルサリーノの攻撃で手札を剥がし、うるティの攻撃でゾロを吹き飛ばす。
そして、ミホークがマルコも飛ばし盤面に大差をつける。
blackはバギーでラディカルビームを加え、リーダー7000パンチでライフを1まで追い詰める。ここでトリガーから氷河時代がめくれ、イゾウがKOされてしまう。
ブロッカーマルコを立たせ、2ドン構えることに。
びぎはリーダー攻撃時効果とつるでマルコを対象にとる。うるティがこのマルコを吹き飛ばす。
ミホークの攻撃でライフは0へ。ルッチが小型キャラをせん滅する。着実に反撃の芽を摘んだ。
blackは9ニューゲートを出すも、返しにミホークの全力パンチが飛んでくる。
びぎ、優勝!
エキシビジョン~10ドフラミンゴを極めろ
ルフィ、サカズキ、エネル。環境が固まってきました。今月末は公式3on3もあります。
筆者を始め、町田組の面々はことごとく抽選に落ち、壊滅しました。
握りつぶす予定だった秘密兵器の解説です。
ルフィ、サカズキ、エネル全部に勝ちたい!そんな欲張りを叶えるのが10ドフラです。
・ルフィ相手なら浦島やカイドウ
・サカズキ相手ならリーダーやボルサリーノ
・エネル相手なら速攻エネルやカタクリ
10ドフラで縛り上げたい対象には事欠きません。
では、どのように構築すればいいのか。
しっかり守ってから10ドフラを着地させる。この方向が向いているのは準決勝でも取り上げた緑紫ドフラです。
優秀なブロッカーやイベントで相手の攻撃を耐えしのぎ、ライフ1か2から10ドフラ連打。そして、ニカルフィも絡めることで相手に反撃の機会を与えません。
次は攻めながら10ドフラを着地させればいいという方向性です。
筆者の赤緑ルフィ。
序盤から2ルフィで攻め込み、速攻キャラたちをリーダー能力も駆使して猛攻を仕掛けます。自分がキャラを失う頃には10ドンに到達。いったんドフラミンゴで相手の攻めを封じ込み、一息つきます。
そして、10ドフラを始め、速攻キャラを手から出して一気にとどめを刺します。
とは言え、10ドフラを運用する上で注意点もあります。
10ドフラの返しにブロッカーを複数立たされると非常に辛いです。
相手にとどめを刺せないと、せっかく寝かせていたキャラたちが目覚めてしまいます。そのまま逆襲されて敗戦。非常によくあるパターンです。
相手に反撃させないために、緑紫ドフラならニカルフィ、赤緑ルフィなら速攻キャラの連続攻撃。
こういった工夫を盛り込むのがポイントになります。
ちなみに、赤緑ルフィにはびっくりどっきりが仕込まれています。
ナミ+マキノ+ディアブルジャンブ。終盤これらが揃っていると、9000&10000パンチを叩きこめます。もしマキノが2体いたら、11000&12000に跳ね上がります。
今日のエキシビジョンはここまでです。10ドフラで縛り上げるワンピをぜひ楽しんでみてください!
投げ銭コーナー
今回は有料エキシビジョンで書く内容が思いつきませんでした。赤緑ルフィで他に大会出てないし、ドヤレるイベントもなかったからです。
なので、投げ銭コーナーを設けることにしました。
投げ銭してくれた方向けに、緑紫ドフラミンゴを組むならこんな感じにするかってレシピを置いておきます。10ドフラをどかーんと叩きつけたい!
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