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【フラッグシップ優勝】ふらみどり【岡山&沖縄制覇】

こんにちは。ロボ猫ふらみーです。
デッキをシェアしたチームメイトが先日の沖縄に続き、岡山で優勝しました!

ふらみどり。チーム内では、環境開始早々に調整が続けられ、フラッグシップで獲得したシリアルルフィは2枚、チョッパーは8枚。時価総額140万円。使用者は全員入賞(ただし、筆者を除く)。
デッキ名の由来は、ふらみーが作った緑のデッキということから。

妙チキリンなデッキを使って勝つのも醍醐味ですが、王者のデッキを普通に強く使って勝つのも勝負事の鉄則です。強いなら正面突破で堂々と勝つのも王者の定めです。奇襲やわからん殺しはあくまでも弱者の必殺技。リスクも承知で行くものです。
あなたが練習と勉強を積み重ねて、真に強いと確信があるなら、王道のど真ん中を歩めます。というわけで、今日はチーム内で君臨し続けたふらみどりの流れを一緒に勉強しましょう。

早く最新の優勝レシピが見たい!

そんな焦ることはありません。雑談や前置きや茶番で長いことに定評がある筆者の記事でもじっくり読んだってほんの数分です。優勝レシピを見るのが10分遅れたってあなたの勝率に影響はありません。それよりも、何を考えて、どうレシピが変化していったのかを追っていくことで、来週の緑キッドやチャンピオンシップでの未来が見えるようになるでしょう。
所詮優勝したレシピはもう過去のものです。あなたが勝ちたい未来の大会で勝つものとは限らないのです。

1 ふらみどり黎明期

いっぱいカードを引いて、全力で8コスキッド守ればまず負けない!
相手の攻撃は喜んで受けてライフ0にする。ノーガード。まぐろ!
そんなコンセプトから開発が進みました。最初に戦果を挙げたのは地元での交流会でした。

ボニー、モモの助、雷ぞう。カードを引けるカードをありったけ組み込んでいます。8キッドと大量の2000カウンターとブロッカー。これらが揃えば早々相手は勝利にたどり着くことができません。相手のドン乗せ乗せ攻撃はブロッカーで守り、8000や10000パンチは大量に集めた2000カウンターを掃き出す。そうやって守っている間に8キッドやリーダーキッドで殴り倒せばいい。
2コストのイベントカードは最初から不採用でした。なぜなら、8キッドを出したターンに何一つ仕事をしないからです。8キッドが撃ち落される危険が大きいのは出したターンです。ブロッカーをどかされ、全力パンチを叩きこまれるのは守れない恐怖もあります。8キッドを出して、生きて次のターンが来たなら、もう安心してボニー達が2000カウンターやブロッカーを調達してきて、守りを盤石なものにします。
8キッドを出したターンさえ守ればいい
そんなわけで、場に絶対出すことのないベポが開発当初から採用されました。

2 天敵赤緑ロー

各地の交流会に参加し、目立たないようにしながら勝ち星を積み重ね続けたふらみどり。
・赤相手にはキラーやドレイクが突き刺さる
・紫相手はキッドの顔面パンチや7コスキッドが突き刺さる
・青相手はライフ0からの大量ハンドでキッドを全力ガード
・緑相手はそもそも自分の方が重たい構築で負けようがない
理論上全対面有利な無双状態で、ワンピカードの研究が早々に終了しました。解析完了。もうこのゲームでやることはない。

そんな驕りは天敵の出現によって打ち砕かれます。
それが赤緑ローです。
ふらみどりの設計思想は、
最後の1点さえ防げば絶対に負けない
そのため、8キッドを探すため、8コスキッドを守るカードを増やすために、相手の攻撃を喜んで受け止めます。あまりにも無抵抗に相手の攻撃を受け続けるので、ほとんどの対戦相手から「初心者っぽいな」と思わせる副効果もあったと推察されました。
赤緑ローの5コスルフィはキッドの鉄壁をものともしませんでした。ブロッカーを回避し、全力でパンチを叩きこみます。しかも、スターターの方のトラファルガーローでもう一回アタックとされると、目も当てられません。

天敵の出現によって、研究が再開されました。そして、再構築されたレシピがこちらです。

ネコマムシで相手のキャラを寝かせて殴り倒していく。赤緑ローに5体並べさせなければどうってことはない。これが秘策として編み出されました。このマッチアップではどうせ8コスキッドが撃墜されるので、手札を増やすことを諦め、ネコマムシ&イゾウで相手の妨害を優先します。その間に7キッドを着地させ、どんどん殴って圧力をかけていく。
防御全振りモードから、妨害&7キッドビートモードに変わることで、苦手を克服しようとしたのでした。

3 新たなる天敵バジルホーキンス

また交流会では無双する日が始まり、意気揚々とフラッグシップにも参戦することになります。ふらみどりを使うチームメイトが優勝まであと一歩というところで負ける報を受け、自分がまずはシリアルルフィを取ってこよう。
この目論見は、ミラーマッチのバジルホーキンスに打ち砕かれることになりました。
8キッドを2回叩く彼は悪夢でした。
得意なはずのミラーマッチでの敗戦で意気消沈し、最終戦では赤緑ロー相手に消耗戦の果てに力尽きる。
こうして最初のフラッグシップは終わりました。

4 沖縄制圧

天敵バジルホーキンスや、トラファルガーローでぐるぐる展開されたりといった動きにどう対抗するか。チーム内では活発な議論が繰り広げられていました。
そこで出された答えは、「自分たちも使えばいい」という至極真っ当なものでした。筆者は「降魔の相で一掃する」と考えていました

ふらみどり沖縄優勝型

ボニーや雷ぞうがいるから、1枚しか入っていなくてもご都合主義で引けることあります。優勝するときはそんなものです。カードがきちんと駆けつけてくれるのです。
筆者が苦手とする赤緑ローをはじめ、ミラーマッチも赤ゾロなども制してチーム内最初のシリアルルフィがもたらされたのです。

5 相撲部を乗り越えて~岡山制圧

8/21には冒頭で述べたように、チームメイトが岡山を制圧しました。
当たりはミラーマッチ1回、新星どすこいレッド3回でした。
この前日にはどすこいレッドにひき殺されて優勝の夢が潰えたので、リベンジとも言えます。

ふらみどり岡山優勝型

チームメイトがたどり着いた構築は、エース8キッドを3枚に減らし、バジルホーキンスも3枚投入したものになります。あとは初期のころからのパーツがそのまま引き継がれています。
バジルホーキンスはミラーマッチとどすこいルフィを見たものになります。どすこいの設計思想は「5ルフィをブロッカーで守ってる間に殴り倒す」。
だったらブロッカーもろとも殴り倒してしまえ!」とふらみどり側も進化を遂げていたのです。
ジェットピストルのいい的ではありますが、バジルホーキンスに飛んできたのであれば、7キッドや8キッドはお玉ピストルにそこまでおびえなくてすみます。

6 ふらみどり基本操作

ここからはざっくりと回し方を説明します。
「見たらすぐわかるよ!」という方は、早速作って回してみましょう。
「もうちょっと話に付き合うか」という方は、ぜひ一緒に勉強しましょう。

初手
だいたいなんでもキープ。
・8キッドがある(ゴールが見える)。
・7キッドがある(対赤&緑に優勢)
・ボニーかモモの助がいる(ドローできるからOK)
このあたりのどれか一つでも満たされていればうれしい初手になります。

キープしたらいけない手札、引き直し後に来たら困るのは、2000カウンターだらけ。これくらいです。
チームメイトが毎回あいさつ代わりにチョッパーを獲得してきたのは、この抜群の安定感にあります。だいたいどこから5枚引いてもちゃんと戦える手札になる。
ワンピカードの性質上、引き直し後にゴミハンドが来てしまうと、相当厳しくなります。ふらみどりでは、8キッドさえ出せればだいたい大丈夫。道中もほとんどライフで受けてOK。確率論の下振れにも頑丈なのです。弱い手札ならリーダーキッドで投げ捨てていけばいいというのもポイントです。

序盤から中盤~8キッドを出すまで
先手なら相手の攻撃を喜んでライフで受け止めていきます。後手だと8キッドが能力を発揮する前に殴り倒される可能性があるので、1回はガードするか、ボニーやモモの助を起動して相手の攻撃を受け止めてもらいましょう。
ライフを0か1まで削ってもらえれば、手札も4-5枚追加で確保していることになります。約5000点分のカウンターです。これで8キッドの守りも盤石になります。
相手が赤や赤緑ローの時だけは序盤からライフを守りましょう。これらのマッチアップでは7キッドで殴り倒していく意識を持ちます。特に5ルフィは全力で倒したい存在です。最近ではブロッカーや2000カウンターで守る構築が流行っているので、どうしても倒せないケースが増えています。そういうときに逆転できるのが7キッドになります。

終盤~8キッド着地後
8キッド着地後はボニーもモモの助も殴られなくなります。雷ぞうですら安全に殴れます。どんどん増えていく手札で相手の心をへし折りましょう。パワーをあげてもブロッカーが邪魔をする。8000や10000程度では潤沢な手札から簡単にお支払いされる。
こういう状態になれば、もうちょっとやそこらミスったくらいでは試合に負けるのが難しい状態になります。

イージーワンピ

どんなミスも許容してくれる。これが目指す姿です。

エキシビジョン

ここまで一緒にふらみどりを勉強してきました。安定した勝利を積み重ねたい人にオススメなデッキです。基本的な考え方も、「手札を集めて、8キッドを全力で守る」。これだけなので、大会でミスをしにくい。しかも、引き直しでひどい手札になるリスクも少ない。
初心者でも十分強く使えるけど、リスクを少なくして勝ちに行きたい玄人向けというベクトルなのです。

ここからのオタクトーク専門家向けの議論は、ふらみどりの発展事項になります。今週末に向けてどんな変更を加えるべきか。ミラーマッチを盤石にするプレイングや、新たな挑戦者どすこいレッドにひき殺されないような交通安全立ち回りについて掘り下げていきます。
もうちょっと勉強したい意欲的なあなたは、ぜひ一緒にこの先に進みましょう。

☆今週末勝ちに行くなら

まずは現実に目を向けるところから。

圧倒的なグリーンオーシャン。石を投げればキッド使いに当たることでしょう。
注目すべきは青ドフラミンゴ。もう「青なんて死滅した」。油断は禁物です。そして上位入賞者には一定のシェアがあるどすこいレッド。
こうした環境を踏まえて構築を見直します。

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