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「わたし」から「私」へ

わたし、とは感情のわたしであり、ハイアーセルフのわたしである。

私、とは思考の私であり、日々グルグルと目まぐるしく動く頭の活動に悩み苦しみ喜び笑う私。

たまに起こる、どん底に落ちていく気持ちがまたここのところ顔を出してきて苦しい。

この苦しみって、今までの人生でいつあったっけ。

ふりかえるとあの時あの時と思い出されてくる。どんなことが起こりどんな感情がわきどう苦しくなっていったのだろう。

今回はちょっと腰をすえて考えてみることにした。というのもそろそろ学ばなきゃなという思いになったから。しんどいし。

毎日毎日考え感じ、自分自身にダイブしていく。テレビを消し音楽を消し、部屋の外から聞こえる川の流れやボートの音、車のエンジン音。朝も昼も夜も考えた。

そして行きついた場所は、今ここだった。ただ認めるだけだった。「わたし」が「私」であったこと。ひとつであるものが分離していたのだと。まったく声を無視していた。信頼していなかった。安心していなかった。頭でっかちの暴走であった。

私はひとりぼっちではなかった。いつもそばにいて誰よりも私を知る存在、一番大切にすべき存在を一番乱暴に扱っていた。責めて責めてぺしゃんこにしていた。あぁ、だから苦しかったんだ。

それならば、連れていってやらねばならない。素晴らしい景色をわたしから私へ。そのための人生であったと気付けるところまで。

これからも苦しいことや大変なことは起こるだろう。それでももう一人ではないのだからともに乗り越えていこう。経験していこう。

迷ったら耳を澄ませ、足を一歩踏み出す。その先にきっと新しい地図が広がる。

そう思っている。






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