自分にうそをつきたくない

 最近大学が忙しかったり、漠然とした将来への不安と、理想と現実のギャップに悩んだりして自分の思ってることを文字に起こすのがしんどくなってnoteから遠ざかっていた。けど、やっぱり自分の外に自分の思ってることを出さないとすっきりしないのと、どこかで同じようなこと考えてる人に自分の想いが届いてほしいし、はたまた、全然考えが違う人にもこんなこと考えてる人がいるんだーってことを知ってほしいから久しぶりにnoteを投稿する。

 おれは自分にうそをつきたくない。正直でいたい。だって、自分を偽って生きてたら絶対死ぬときに後悔するじゃん。もっと自分に素直でいればよかった、もっと素直に感情表現できてたらよかった、もっと自分を大切にすればよあった、って。だからおれはどんなに小さなことでも自分を偽りたくない。人の話がつまらなければ愛想笑いしたくないし、本当に自然に笑っちゃうときだけ笑っていたい。人が話した意見にあまり賛成できなかったらその人にあまり賛成してないことをそのまま伝えたい。

 けど、素直になってみると傷つくこともあるんだ、、お前はただむやみに人を傷つけているだけだ、人としてどうかしている、常識がない、必要なウソだってある、そんなんじゃ人が離れていっちゃうよ、という感じに人から思われてるんじゃないかって不安で怖くなる。実際に言われたこともある。だから、素直になっている自分に対して自己嫌悪に陥る。あなたいま人を傷つけてるよ、最低だね、って。別に人を傷つけたくて素直になってるわけじゃないのに。

 おれは相手に対して素直でいることがその人に対するリスペクトだと思ってるし、愛だと思っている。自分が素直でいることが相手に対して安心感を与えることだと思っている。あ、私に対して信頼してくれてるんだ、正直に話してくれるんだ、うれしい、私も素直になってみようかな、という感じ、自分が素直になるということは相手も素直になってその人らしくなれるってことだから。

 けど、この素直な自分で社会を生きていける自信がなくてすごい不安だ。いま、自分は大学3年生だけど社会人になったら会社とかでウソつきながら生活しなきゃ生きていけないのかなって思うし、会社とか組織で素直な自分でいたら絶対めんどくさい奴だって迷惑がられて除け者にされるんだろうなあっていう絶望感を感じる。あと、仮に自分が素直になって相手も素直になったときに、相手の素直を自分に対する攻撃だと勘違いしそうなのも怖い。例えばその人が自分に対して素直に”お前の話面白くないよな”とか”お前見てるとなんかイライラする”とか言われたら”あ、おれこの人に嫌われてるんかな?”っておもって悲しくなってその人から離れていっちゃうかもしれない。お互いが素直でいることが一番その人と繋がる方法で、一番お互いが楽しくいられる方法だと思ってるから、お互いが素直になってつながりが消えちゃうことは悲しい。たとえどんなにつながりが薄い人でも、すでにつながってる人とのつながりが消えるのは悲しい。

 だけど、素直になることで起こる衝突や軋轢による傷はしょうがないものだと思ってる。だって、もし素直になることによって生まれる傷が否定されちゃったらそれは素直になることも否定されちゃうってことじゃないか。素直じゃなくなったらその生まれるはずだった傷が全部自分に向かってきて自分が傷ついちゃうから。自分がよくわからなくなって無力になったり、自分って駄目だなあって自分を傷つけたりしちゃうから。結局素直になっても素直になっても傷は消えないと思う。ただその傷を相手と分け合うか自分がすべての傷を負うかの違いだけで素直になってもならなくても傷は生まれる。だったら絶対素直になった方がいいじゃんって思う。素直によって生まれる衝突や傷はしょうがないのだ。

 自分に正直でいたい。仕事をするならこの素直や正直が価値になるような仕事をしたい。たがいに素直でいて、おれもお前も素直でいいな~っていう世界をつくりたい。

 嘘はキレイだけど美しくなく、素直はキレイではないが美しい。

 

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