セトリ解説(2022/4/7ヒコクさんDJ講習会成果発表会)

こんばんは。

noteの方も少しずつ充実させていきたいと思っています。
まずは7日に行われた雷神DJ公開練習に関する記事からです。
ヒコクさんのDJ講習会を経て、最近セトリ組む時に気を付けていることが色々増えました。
文章化している下書きがあるのですが、それはまた別の機会に(デカマクラPart.5のセトリ解説記事に添えます)


イベントプロフィール

イベント:ヒコクさんDJ講習会の発表会
日時:  2022年4月7日(木)20:00~
場所:  秋葉原雷神 3階
使用機材:CDJ-2000NXS DJM-900
持ち時間:30分
打順:  あきひろさん→自分(トリ)
特記事項:無銭イベ

セトリ↓

ヒコク講習会発表会セトリ


再現mix↓

全体として考えていたこと

打順についてはヒコクさんが考えたものになりますが、テクノ系のあきひろさんを真ん中にして、おがさんと私をサラとトリに据えた形。どっちがトリでもうまくやれると思いますが、講習会を受けていた時の曲選などで私をトリに選んだのかなと思っています。
正直2021年秋に復帰以降の私のセトリは、苦手ジャンル克服の意味も込めて火力強めのmixを意図的に多く作っているので、ヒコクさんには必要以上にそういうDJに映ってしまっているのかなとも思いますが、この流れで逆行してラウンジ向け低速やるほどチャレンジングなことはしませんw

想定としてはテクノ寄りのあきひろさんからもらって、しっかり王道向きのトリを締める形です。
セトリ全体として、講習会で教わったことを自分なりに理解してプレイに落とし込んだものをお見せできたかなと思います。
今度もう少し詳しく書きますが、教わった内容として、約5分毎に曲の雰囲気や流れを変えていくのが飽きさせないDJであるということから、曲の順番をつなぎやすさ意識ではなく流れ意識にシフトさせたのが以前のmixとの大きな相違点であると思っています。
アニソンDJだと5分は3曲くらいなのでだいたい3曲で変えるようにしています。私の場合まだ楽曲理解が甘いのと、前セクションと次セクションの両面を持つような曲で橋渡しすることを考えるので、厳密解でやれてるかどうかは分かりません。ある意味、7日はお客さんが想定通りの解釈で聞いてくれるかどうかのキャリブレーションを行う場でもありました。


セトリの詳細

アブノーマルガール~fantastic dreamer~共鳴のTrue Force

つかみの部分です。後々上げていくことを考えてあまりガツンと入らないように気を付けつつ、アニソンとか流していきますよっていう意思表示を出す感じの3曲です。自分の守備範囲は平成後期~令和です。この3曲で想定の方向性を出しています。


Majesty~コワレヤスキ~Let's do the 'Big-Bang!'

私がこの辺りのBPM帯をプレイする時によくやる「重低音ゴリッゴリパート」です。
素直に入った最初の3曲と比較して少しお腹に響くような音が続くことで、展開を変えつつ勢いをつけています。


Honey Come!!~キラメキラリ~虹色Sunrise

ここで少しポップな曲調に変えています。ハニカムからキラメキラリ、曲的にはいいんですけどCIでしか繋げなかったのがちょっと不満です。音楽的にも切れてる感じがする。虹色Sunriseのボーカルだけ先に入れる手法はここの講習会で学んだ技術です。ボーカルが途切れないことで流れを切らせないというのが理由で、前曲間奏ー次曲歌いだし前を音だけで繋ぐことが多い私には新しい発想でした。

エクストラ・マジック・アワー~イプシロン進化論~アオノショウドウ

いわゆるピーク設定です。アンセムラッシュで場を盛り上げます。イプシロン進化論~アオノショウドウはDDJ-400だときれいにつなぐ方法を知っているのですがこの日の機材がnexus2じゃなくてnexusだったので(3階なのにどうして…)対応できず次善の方法を取っています。


名前のない怪物(バンドリ)~さよならアンドロメダ~秋いろツイード

ここが今回の講習を活かしたこだわりポイントです。
ラス前に一度しっかり落とす。起承転結の「転」に当たる部分を作りました。
それでいて前後無理のないように落とすために、名前のない怪物の1A歌い出しのところでほぼボーカルとベース音のみの部分があることを利用して淀みなく落としています。
さよならアンドロメダ~秋いろツイードは、マッシュアップができることで有名なラインが似てる2曲。別のイベントでこれを流そうとして断念したので、自分のとっておきをここで使いました。


星の海の記憶~僕らは青空になる~シャイノグラフィ

そして、最後をきっちり締めるパートです。
星の海の記憶はまだエモへの立ち上がりという一曲ですが、ここで明確に1/2速の落とし込みから脱却することで次の助走へつなげています。また、講習を受けるまで私の発想になかった、次曲の歌い出しボーカルだけを先に入れて流れを途切れさせない技術を使っています。
ラスト2曲の感情破壊力は言うまでもないでしょう。
個人的に終盤のBPM帯が決まったあたりでラストはシャイノグラフィ一択でした。この曲は旧中野時代に初めて雷神でプレイした時に流した曲だったので、同じ曲をこういう使い方するようになって成長しましたよっていうアピールです。まあ誰も気づけるわけないので完全に自己満ですwww


会場の反応

客層が来るまで全く読めなかったのでいつも通り守備範囲広めに取りました。
今回はヒコクさんの講評があるので失敗も経験値と思い、セトリを直前で変えることはしませんでした。
実際私目的で来てくれていた人には受けが良かったのですが、雷神の常連さんである年配の方とかにはちょっと厳しいセトリだったかもしれません。まだ自分はその場で客層を見て流すセトリを変えるほどの腕がないので、しばらくはイベントに来る客読みがとても大切だと思いました。

そして、音を二度止める

今までのDJプレイ人生で一度も起きなかった事件がなんと二度も起きました。
この前にCDJを使ってプレイしたデカマクラPart.5では、曲かけながら暴れていたらパソコンに手が触れてレコボを操作してしまって波形を止めてしまいました。この反省を込めてステージングは気を付けていたのですが

ま さ か の ブ ル ス ク 強 制 シ ャ ッ ト ダ ウ ン

こんなタイミングでパソコンが二度も落ちました。しかもさっき書いた一番の見せポイント(落とすところ)とシャイノグラフィのラスサビwwwwwwww

さすがに焦りましたが、なんとかマイクパフォーマンスで繋ぎました。ここは終演後にいろんな方に褒められましたが、これよりひどい修羅場はいくらでもくぐってきたのでね!!!!(あまりいい話ではないらしい)
あと乗り切れた理由として適度な飲酒があったと思います。DJ前にお酒飲むのはパフォーマンス落ちるのでちょっと…という考えだったのですが、勢いで乗り切れたのと緊張が解けるので結構大切なことかもなあと思いました。

その後パソコンはブルスクを一度も吐いていませんし、結局この時何が起きたのかは原因不明です。パソコンを買い替えるべきかもしれませんが、結局パソコンが原因なのかすらも分からないのでそのまま使い続けることにします。本番では信じられないことが起きるからもっと頑張れという神のお告げだったということにします。

さて、大事なことはトラブルシューティングと次に反省を活かすことなので対策を考えました。USBのバックアップです。
PCDJはそもそもドライバ接続がうまくいかなくなるという心配な要素があります。USBは即興に対応しづらかったりそれはそれで弱点があるので自分のフォーマットを身につける上でもPCDJに専念していましたが、一番罪なのは音を止めて空気を冷やすことなので、PCの再起動に時間がかかる間だけでもUSBで繋いでおくとか、そもそも固定セトリならUSBに仕込んどいてどっちでもできるようにするとか色々やり方ありましたね。

何かあった時にどうリカバリーするかがDJの真骨頂と昔誰かから言われたことがあるのですが、今回痛いほど味わいました。失敗してもギリ許される場所でいい経験をさせてもらいました。

あとトリだったんでギリセーフですけど、音止めて時間押した場合曲を削るという考えが一切なかったのでこれも目から鱗でした。削れるように逃げれるポイントを用意しとかないといけないですね。


ヒコクさんからの講評

金取っても良かったほどいいレベルだったという講評をいただきました。実際私がどうかは分かりませんが、おがさんもあきひろさんも凄かった。

あとはお客さんにも聞いてもらいながら細かいところのフィードバックを公開してもらいました。こういう場はなかなかないので(普通の現場だとどうしても綺麗ごとしか言わないですからね)力がつきます。

セトリを組んだ段階から個人的にちょっと気にしていた、1曲目を斜に構えすぎたかもしれないといところをすぐに指摘してもらったのですごく納得できました。これは気を付けたいと同時に、教えてもらったことが少し自分の中に落とし込めてきてるのかなと思いました。
曲のアンセム度合いを5段階評価してどのラインで組むか考えるといいですよということを講習で教えてもらったのですが、☆3(オタクの中でも少しニッチ寄り)の曲がちょっと多すぎたかもしれないですね。私のこのスタイルなら☆5(大アンセム)ももう少し入れたほうがお客さん全体を取り込めるいいDJになるのかなと思いました。

あとシャイノグラフィフルがけは確かに冗長でした。でもフル尺かけても全然聞けるmixもあるんだけどこの差は何なんだろうか…改めて最後の曲をフル尺で書けることの難しさを思い知らされました。


反省と感想

大きな収穫があった1日でした。概ね満足ですし、失敗したところは次以降に活かせることがたくさんあるので、この講習前に悩んでいた自分のDJの伸び悩みみたいなのが解消されたと思います。


このイベントの今後について

一度きりのイベントではなく、次にすごいイベントがあります!
次回は6月18日(土)の夜に雷神で開催します!!!

いやこのメンバーが雷神に揃うってもう二度とないのでは?
例えて言うと、受講生は駆け出しの地下アイドルなのになぜかメジャーアイドル複数組と対バンしてるような感覚ですよ、わけがわからん

会場ではゲストDJが発表されるたびに悲鳴にも近い歓声が上がりました。
とはいっても緊張ばかりしてるわけにもいかないので、結局は自分が自分の力を出し切れるかですし、パワーアップした姿を見せれるように頑張ります。

デカマクラPart.M前に同等かそれ以上に緊張する現場でやれるのもいい経験になるでしょう。流れは追い風です。2022年の私はとにかく面白いことをやっていきますよ。


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