期待だけではなくて

やはり湿ってますね、巨人打線が。
まあ、先週よりはマシですが...

今週から新打線が組まれ、少し打線に繋がりが戻ってきたようにも見えますが、今日のような試合を見てしまうと、まだまだ全然ダメですね。相手の大野雄大が良かったのもありますが、2週連続で完投勝利を献上。屈辱です。喝!

まあ、ここ最近の試合については色々と語りたいこともたくさんありますが、ここではある2人の選手に対する個人的な考えについて語りたいと思います。

ある2人の選手とは、吉川尚輝と大城卓三の2選手です。

2人とも最近ではスタメンにお馴染みの選手となり、見ない日は珍しい、そんな存在になっています。間違いなく一軍に欠かせない選手です。

しかし、この2人が首脳陣やファンの期待にしっかりと応えられているかと言えば、答えはNoです。彼らの成績がどこか今ひとつ、いや今ふたつ物足りないのも事実です。

去年までだったら、今の成績や状態でも許容範囲だったでしょう。でも、彼らが置かれている立場は去年とは違う。彼らの成績がチームの浮き沈みを左右するといっても過言ではない、そんな立場にあると言ってもいいでしょう。

去年は、「吉川尚輝が1番打者として1年間頑張ってくれればいいな」とか、「大城が正捕手争いに加わってくれればいいな」というような期待が彼らに向けて寄せられていましたが、今年は、「1番セカンドでレギュラーとして、怪我なく1年間働いてもらわないと困る」であったり、「正捕手の座を掴んで、打撃面でも守備面でも結果を残してもらわないと困る」という、どこか使命や義務のようなものに変わっています。

要するに、吉川尚輝と大城は、「結果を出してほしいな」という期待の若手から、今年からは「結果を出してもらわなければ困る」という、期待だけではなく責任ある立場の選手になったということです。野手陣でいえば、坂本、丸、岡本に次いで、結果を出さなければならない立場だと言っても過言ではないと僕は思います(ベテランや助っ人外国人は置いといて)。

だからこそ、この2人にとっても、我々ファンにとっても、今シーズンはかなり重要です。今だけでなく、近い将来のジャイアンツを支える選手がいかに立派に育つか。そんな意味を持つシーズンだと僕は思っています。

しかし、蓋を開けてみれば、吉川尚輝は1番打者どころか、セカンドのレギュラーも微妙な現状(勿論、北村の台頭は嬉しいですが)。大城は、小林誠司が怪我で離脱中にも関わらず、先発投手との相性などもあり、未だに炭谷との併用状態。これでは去年と大きく変わりません。

それに、2人ともチャンスに弱すぎます。ランナーなしの時とチャンスの時のバッティングが悪い意味でほぼ一緒なんですよね。頭を使っていないというか、センスに頼っているというか。効果的な一本を打てないが故に、成績以上に印象が悪くなってしまいます(吉川尚輝はそもそもの打率が低すぎますが...)。

ただ、2人とも他の選手にはない大きな魅力や武器を持っていることも事実であり、それが彼らに期待を抱かせる大きな要因でもあります。だからこそ、これから結果を出し続けて、今持っている魅力以上に大きな選手になってもらいたいですね。

結局、2人への期待になってしまいますが、またまだこんなもんではないと僕は信じています。まだやれると、もっとできるだろうと。2人を信じて、僕はこれからも期待だけではなく、ハッパをかけていきたいと思います。

吉川尚輝、大城卓三。
君たちの力、活躍が今、そしてこれからのジャイアンツには必要不可欠なんだ。