改名

突然ですが、僕は欅坂46が好きです。
白状しましょう、オタクです。

なので、先日の突然の改名発表には驚きましたし、正直なところショックを受けました。

オンラインライブの開催が発表され、メンバーから重要なメッセージがあると聞かされ、何かソワソワした気持ちでライブ当日を迎え、そして改名発表。どこか受け止めきれない、整理できない部分もありますし、やはり「欅坂46」という名前がなくなってしまうというのは、ライブからしばらく経った今でも寂しいです。

メンバーや曲、パフォーマンスが好きなのであって、決して欅坂46という名前に惹かれてファンになったわけではないのに、いざその名前が変わるとなると戸惑ってしまう。自分は欅坂46という名前、イメージ、ブランドを追いかけていたのだなと痛感しました。親に名付けてもらった自分の名前が大事なように、色んなことにおいて“名前”の価値、存在って大きいんだなと、改めてそう思わせる出来事でした。

だからこそ、当事者のメンバーからしたらとても大きな決断だったことは言うまでもないし、多くの時間を重ねて話し合われたことだと思います。メンバーのブログやメッセージを見ても決して簡単な決断ではなかったことがわかります。

でも彼女たちは決断をした。ここだけは事実であり、尊重しなければならないことだと思います。

今まで築き上げてきたものや、知名度の高い名前を一度捨てて、新たな名前、カタチでスタートする。ライブでキャプテンの菅井様も言ってましたが、これから彼女たちが進む道は茨の道になるんだと思います。それでも前に進もうと決断をした彼女たちの勇気、決意を僕はリスペクトしたい、頑張れと応援することしかできませんが、ファンとしてこれからもその姿を見届けたい、今はそんな気持ちです。

語り出すと長くなってしまうので、簡単に説明すると、僕が欅坂46を好きになったきっかけは大学受験の際に浪人生活を送った経験にあります。元々、中学時代にAKB48にハマっていた僕は、アイドルを好きになること自体にあまり抵抗がなく、浪人時代に同じ予備校に通っていた友達に欅坂46を勧められ、すんなり欅坂にハマってしまいました。僕が浪人生活を送ったのが2016年なので、丁度彼女たちがデビューした年で、僕はデビュー曲のサイレントマジョリティーがリリースされたすぐ後にハマりました。欅坂をきっかけとしてお姉さんグループの乃木坂46にもハマり、気付けば再びアイドルオタクになっている自分がいました。

志望校合格のために大好きなプロ野球を封印し、試合の結果はスポナビの一球速報だけで受け取っていた当時の自分にとって欅坂は癒しの存在というか、大きなモチベーションになっていました。辛い浪人時代を乗り越えて、今の自分があるのは欅坂46のおかげと言っても過言ではありません。

だから、欅坂46とそのメンバーには恩義があります。最近は人気メンバーの卒業や脱退など、衝撃的なことが欅坂には続きました。欅坂に向けられた心ない言葉の数々をSNS上で目にすることもあります。でも僕はメディアやライブを通して、欅坂46の素晴らしさ、凄さを知っていますし、彼女たちのパフォーマンスは心を動かしてくれます。

これは僕の持論なのですが、本当にいいライブって、終わった後も観た人の生活のモチベーションになるライブだと思うんです。例えば、来週〇〇のライブがあるから頑張ろうと思い、それまで仕事や勉強を頑張る。そしてライブ当日を迎え、ライブを楽しんだ後、現実が辛くなり、ロスに陥る。これが普通にいいライブの形なんだと思いますが、本当にいいライブというのは、ロスに陥るのではなく、このライブをモチベーションに明日から頑張ろうって思える、観た人の背中を押してくれる、そんなライブだと僕は思ってます。

そして、今まで何度も欅坂のライブに足を運びましたが、そう思えるライブを欅坂46は毎回届けてくれます。欅坂46のライブと、ジャンルは違いますが、僕が中学時代から大好きなONE OK ROCKのライブがそう思えたライブでした。楽しいだけじゃない、心から感動できるライブ、パフォーマンス。欅坂46には間違いなくそれがあります。そんなライブ、姿を目にした自分は、彼女たちの欅坂46としての残りの活動、そして新グループになってからの活動、この2つをこれからも応援していきたいと思います。

とりあえず、10月の欅坂46ラストライブを楽しみにしています。こんなご時世なので、どのような形になるかはわかりませんが、会場で見届けられる日が来ることを信じて、今は待つのみです。
ただ、最後に言わせてください。

いつもありがとう欅坂46。