日常にあふれてる新たな気付きを拾っては捨てて、拾っては捨てていた。

私はほぼ毎日夢を見る。


どんな夢だったか教えてって言われても言語化できないくらい日常とかけ離れていて、言葉にして伝えようとすると、私が見た夢とは違ったものになっちゃう。

だからたいがい私はこういう。

忘れちゃった！

本当は覚えてるんだけど。

そして夕方くらいには本気で忘れてる。
なんかいい夢を見たような気がするんだけど
なんだったっけ。


本を読むとたくさんの気付きを得られる。
読んだ直後は、

この本で得られた気付きを忘れまい！

と心に誓うのだけど、
たぶん3日もたたずに忘れてる。

この間も、地下鉄から降りて地上へと上がる階段を登ってる時に、しんどそうに登っているおじさまサラリーマンを見て、私は新たな気付きを得た。自分の中の思い込みがパカん！とはずれた瞬間があった。

この気付きを忘れまい！

そう思ったことは覚えてる。

でも、どんな気付きを得てどんな思い込みがはずれたのか全く思い出せない。

あのよたよた階段を登るおじさんの背中を見て私はなぜ心が震えたのか。

夢を見たことは覚えてるんだけど、
どんな夢だったか全く思い出せない。

そんな感じ。

だから、忘れたくない気付きや、
忘れたくない日々の瞬間を残しとこ。