「同情」だけで財布の口は開かない。応援するには訳がある 。 (2020年3月4日メルマガ掲載)
マスクやトイレットペーパー、ティッシュペーパーなど非常時に必要なものが、
あっという間に店頭から消えてしまいした。
一部、誤った情報が拡散されているようですね。
この混乱に乗じて、高値の転売や効果が定かではないいかがわしい商品がでてきています。
「売れるならなんでもよい!」
人の弱みにつけこんで、節操なく一時の利益を得ることも、ビジネスとしては間違っていないのかもしれません。
なぜなら、売上げが上がり、儲かるんですから。
倫理的に、良心と照らし合わせてどうなんだろう?
そのビジネスは末永く続いていくのか?
それで得た利益で幸せになれるのか?
私、個人としては、自分がやるならそういうビジネスは続けていけないです。
以前、こんなことを言われました。
「人の良心に訴えかけて商品を買わせるのはおかしいんじゃない?」
多分、障がいの辛さを延々と訴えて、同情を誘わせ、 良心に訴えかけて商品を買ってもらうことはおかしい!と言いたかったんだと思います。
障がい者福祉に携わる方とお話していると
「福祉だからという理由で買ってほしくない」
「障がいをかわいそうと思って買ってほしくない」
「同情されたくない」
そういわれる方が多いです。
まだ数年ですが、商品の販売をお手伝いしてきて
「かわいそうだから買ってあげてる」
といって、買っていく人はいませんでした。
ほとんどの人が商品を気に入り、
そして、
「応援したい!」という気持ちで買ってくださいます。
「応援したい」という気持ちには、
「同情」が少し入っているかもしれません。
でもそれは、単純に良心からではないでしょうか?
誰かを卑下したり、否定したいという気持ちではなくて。
人は、良心が満たされると喜びや幸せを得られます。
でも、それを無下にされたり、悪意で返されたりするととても悲しくなります。
私自身が、
「同情して買ってると思われているのかな?」
と思い、複雑な気持ちになったことがあります。
そもそも、薄っぺらい「同情」程度の気持ちで商品を買い続けてくれる人はいません。
一部のこころない人のネガティブな言葉に惑わされず、 施設を、作り手を、商品をこころから応援してくださる方に目を向けてほしいなと思っています。
こんなご時世だからこそ、本当に応援してくれるお客様が誰なのかが、はっきりわかってくるのではないでしょうか。
地道にコツコツ、商品を作り続け、努力してきた人には必ずエールを送ってくれる人がいます。
今回、ブレーメンフェアリーテイル(レジネス)さんの告知をして3日経ちました。
次々と注文が入っています。
新規のお客様が買ってくださるというより、
今までも買ってくださっていた方
そして、レジネスさんの活動を応援されていた方が
ほとんどだったのではないでしょうか。
これまでレジネスさんが続けてきた活動・商品が評価され、
多くの方に共感されていたから
多くの方からご支援いただけたのだと思います。
ピンチのときにこそ、大切な人のありがたみがしみるんだなぁとここ数日感じています。
素晴らしいショップ様に恵まれて、本当にこころから嬉しいです。
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